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草加東高校演劇部「十三畳の修学旅行」2019年埼玉県高等学校演劇中央発表会


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おつかれさまです。

生真面目?こだわり?校風?

埼玉県立草加東高等学校さんサイトのアクセスのページにある最寄りのバス停「草加東高校」下車、徒歩157歩ってあるのよね。え?!徒歩157歩?!

sokahigashi-h.spec.ed.jp

これ、なにか拘りというか開校の由来と関係あるのかしらねぇ。そんな歩数表記までしないようなwユーモアセンスの違いなのかしらね。あまり深入りしちゃいけないところなのかもしれないわ。。

今回の舞台の魅力は

これはもう「等身大」という言葉に尽きます。手垢に塗れた言葉ですけどそれ以外にないと思います。そういう意味では生徒さんたちも演技の部分で比較的やりやすかったんじゃないかしらね。ただそれだけに日常を演じる、リアリティを求められる部分もあるわよね。

そこはキャラクターをディフォルメできない分、大変なところでもあると思うのだけれど草加東高校演劇部のみなさんは、演劇部の生徒役なんてまさにそのまんまの役wもふくめて、ハードルを軽やかに飛び越えた舞台を見せてくれたわね。

今回の物語は

物語は修学旅行途中でのディズニー行きが突然の豪雨で中止になりホテルに閉じ込められた生徒たちのお話。まぁホテルに閉じ込められたっていってもホラー的なそれじゃなくて天候不順のため予定を変更しホテルから外出禁止状態っていうことね。

で、閉鎖された世界で同室になったクラスメートがこれを機会にお互いのことを知ろうとする。同級生っていってもお互いの関係、距離感はさまざまでふだんはそのまま踏み込まずにいることに何の疑問もなく毎日が過ぎていくのだけれど、修学旅行という特別なシチュエーションのなかでまぁ探り探りではあるけれどお互いの人となり、自分以外の誰か=別の価値観を理解すること、受け入れることを学んでいくまさに修学旅行っていう。

今回の関心したことは

あたくしとっても関心したのが生徒さんたちの演技。わざとらしさっていうのがまったくない。わざとらしいっていうと語弊がある言い方になってしまうのだけれど「これは舞台、演劇です」っていう見せ方となるべくそういうところから離れようとする見せ方があって今回の舞台は「演技なんだけど地続き」というのかな。「ふだんもそういう感じなんだろうな」と思わせてくれるというのかしらね。「やってます感」がないっていうとおかしいんだけどwナチュラルっていうよりも「盛ってない感じ」というのかしらん。

劇場の舞台で違和感ない日常を感じさせるってなかなか凄いことだと思うのよねぇ。で、とりわけ文芸部の生徒さんの演技が本当にうまい。実際の文芸部の生徒さん云々というよりも誰もがイメージする文芸部の生徒さんの像を見事に演じ切っている。演じているんだろうけどやっぱり「やってます感」がまったくなくて正直何か憑依していたのではないかしらと思うほど。

物語の描く彼女たちのこれからは

今までそうだと思っていたクラスメートの姿。それはあくまで他者から見たイメージであって本音を吐露する姿、実像とは異なるものであるけれど人間というのは「見える部分」と「見えない部分」、「演じている部分」と「素である部分」がある。それを理解することが徳永英明先生居仰るところの「思春期に少年から大人に変わる道を探していた」ってことになっていくと思うのよね。

徳永英明先生流石です 

オチも爽やか

で、うまいこと作中でも翌日は雨が止み何処へ行こうかという話になる。まさに雨降って地固まるっていうオチも爽やか。彼女たちが向かう「何処か」はもちろん観光名所とこれからの人生をかけているわけよね。まさしく十三畳の部屋のなかでの修学旅行だったというわけね。

おまけ アニメ「あかねさす少女」EDでも「壊れかけのレディオ」あったわね。でもあたくしのなかでは「コレジャナイ感」が。。。w

 

 

siro-touch.hatenablog.com

 


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