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映画『バブル』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

バブルといえば

まぁバブルといえば世代的に原ヘルス工業財津一郎先生のTVCMを思い出すような先輩諸兄の為に、”映画”『バブル』というね表記をオフィシャルでもしていると思う今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。

 

この映画は、バブルといえばやっぱり「WON'T BE LONG」だろっていう層からするとまったくピンとこないというか主人公ナイーブ過ぎるだろうと。そんな性格じゃ生きるのしんどいだろうと。まぁ実際大変だったみたいだけどw

 

そんなヒビキくんの人生とこの街の崩壊と再生がクロスオーバーする物語。って感じかな。


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バブルといえばこっちだろ。。。

 

客入りが全てじゃないけどね 

Netflix (ネットフリックス)で先行配信していたせいなのかしらん、初日なのに映画館貸し切り状態かと思って焦ったわね。上映時間になったらボチボチお客さんも増えてきてあたくし含めて4人。ありがとうございます。

 

映画館で『バブル』を観たい方は早めに行った方が良いかもしれませんわね。いつの間にか上映終了しているパターンかも。まぁもともと配信が先行している時点で劇場での展開ってのはあんまり期待していないのかもしれない。

観るならどっち? 

Netflix (ネットフリックス)で観るか劇場で観るかって話なんですけども、ぶっちゃけパルクールのアクションがね、予告編だとけっこう盛っている(失礼!)というかスクリーンで観るとそんなでもない(失礼!)。少なくとも鳥肌が立つような感じではない(失礼!)。映像体験っていうようなもんでもない(失礼!)。


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ちょっと物足りないのよね。

 

まぁあんまりぐりぐり視点回すと大画面で酔っちゃうからね。そういうところ配慮してくれているんだわね、きっと。ありがとうございます。

 

酔うほど揺れてないから安心して劇場でご覧ください。。。

 

映画『バブル』はストーリー重視だからね。アクションシーンとか実はおまけです、はい。いや、おまけレベルってことじゃなくて最重要ポイントではないってことね。そこが肝じゃねぇってことよ。

で、肝心のストーリー 

あぁ、これがね、まぁちょっと大風呂敷を拡げちゃった的な。悪気はないと思うんだけど(何が?!)。

 

球を投げるだけ投げておいて、後片付けしないで帰っちゃうみたいな

 

「大人としてこれはどうなんだ」

 

ってのは正直なくはない。なくはないんだけれどもね。

 

まぁ日常というか人の生きる道というのは、それでも進んでいる、時の流れとともに止まることなく進んでいってしまう。流されるか、流れにのるか。で、それがどの方向に進んでいるのかって話。

 

主人公ヒビキくんはウタと出会ったことで確実に新たな一歩を踏み出すことになる。全てが始まりから終わりまで定められた出来事だったとしても、その波を華麗に乗り越える姿が、この映画でのパルクールだったりするんだろうね(何が?!)。

 

映画的にマッチさん仰るところの「ケジメなさい」って意味では全然ケジメがついてないですけども、この作品の作り手が描きたかったことはきちんと描いているんでしょう。自己採点だと高得点タイプ。そんなわけで不思議と鑑賞後に

 

「で、これ。なんだったの?!」

 

って感想はないのです。寧ろ

 

「まぁそうなんだろうな」

 

とブツブツ言いながら納得すらしてしまう。

まとめ?!

ヒビキくんにとってのウタちゃん、ウタちゃんにとってのヒビキくん。誰の人生にもそういう瞬間があり、そういう人がいただろうと。

 

そしてそれが儚く消えていく運命だとしても確実にそこにあった、その奇跡。泡沫の存在こそがタイトルの意味する『バブル』なのだと。

 

いきなりまとめてみました。ありがとうございます。

忘れていましたけど 

あぁ忘れていましたけども音楽ね、澤野弘之さんが担当なんですけど今回はあまりグッとくる”らしさ”溢れる曲があまりなくてそのあたりはちょっと残念でしたね。

 

他の映画だと澤野さんの楽曲って「キタ―!!」みたいな場面で流れるじゃない、歌ものとかさ。まぁそういう意味では盛り上がりに欠ける演出だったわね。

で、来場者プレゼント 

ミニ色紙風カード頂戴しました。ありがとうございます。

引用元https://natalie.mu/comic/gallery/news/476489/1814654

え~総評 

劇中、顔がドアップになるところだけ描きこみのレベルがとてつもなく高密度になるのを観て

 

ファイブスター物語

 

かよ的なwまぁいいいんだけどいいんだけどいいんだけど。

 

本作のヒロインであるマコト姉さん。

引用元https://wwws.warnerbros.co.jp/bubble-moviejp/characters/

物語の語り手というか世界の観察者である彼女の仕事ってのは完結していなくて、まぁそのあたりはいやらしい言い方するといつでも続編を始められる仕様になっておりますです、はい。

 

キャラクターボイスを担当しているのは女優の広瀬アリスさん。単純に声がね、良いんですよ。「姉貴」と「お姉ちゃん」の間のちょうどいいところにコンコン響いてくるのよね(なんのこっちゃ)。

 

いやヒロインはウタちゃんだろって話なんだけど、あんまり喋らないし好き嫌いがハッキリわかれるタイプだからね。

引用元https://wwws.warnerbros.co.jp/bubble-moviejp/characters/

彼女あっての映画『バブル』なんだけどもね。これじゃコスプレ需要とかもないでしょw

 

 

 

 

というか映画のオフィシャルサイトでネタバレするの辞めろや!!

wwws.warnerbros.co.jp

 

武田綾乃先生の小説版おすすめ

あまりに今更ながら『劇場版 呪術廻戦 0』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

あまりに今更ながら 

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/news/2022_0510.html

なのです。ショックだわ。そんなわけで劇場に足を運んだ次第です、はい。

 

いや本当はもっと前に観たんですけども正直こういう映画って特には話すことがないじゃないですか(何が?!)。

 

好きな人はめっちゃ好きなんだろうし、これだけロングラン上映を続けているわけだから人気もあるんだろうけど、どうもね。健康的過ぎてね。

 

どうもこうもないっすよ。ね?ハギティ?!

 

どうもこうもない事情で ある意味

 

「平凡で尖った ぅところもない」

 

作品。こういう映画が支持される、興行収入的に成功しているってのはまだまだ世の中「弾けようもないじゃない」というのかしら。まだまだ大丈夫といいますかね。


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で、肝心な物語についてですが

主人公及び周辺のメンバーが何処かしら心に傷を追っているように見せかけて(見せかけて?!)いるわけだけども、勧善懲悪であるから結局のところ、てめぇらが完全正義なわけで全然誰も何も困っていない。

 

呪術高専なんてところで半グレ気取ってるだけやんけ、と(ナマ言ってすいません)。まぁ陰気なドラゴンボールって感じかな(本当に観てきたのかよ。。。)。

Password is 0 


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うわっ。ワンフォーなついね。タイアップもついていたしこの当時の勢いとして

 

「ぶっちゃけ糞曲」

 

とかやっぱり言い難かったと思うんですよ。これ2014年リリースで、じゃあ今も有難がるような楽曲かっていったら、ねぇ。

 

10年後に「今でも聴いてます」とか「今聴いてもカッコいい」とか、とてもそんなアレじゃないですよ、いやほんと。

 

あ、だいぶ話それましたが、この作品のパスワードとしてはゼロってことだと思いますけども、原作?の漫画の方も未読のあたくしが何を言ってやがるって話でございます。

 

時系列としては前日譚でいいのかな。

乙骨ファミリーいい加減にしろ!

作中グダグダ言っている乙骨一味ですが、特殊な能力なり血筋なりと

 

「結局いいところの子やんけ!」

 

っていうね。なるべくしてヒーロー、ヒロインだったり。なんだよそれっていう。

 

そういう隠れ貴種流離譚みたいなの今も昔もエブリバディが大好物なのわかるんだけど、結局南極もとから持っているかいないか。生まれながらに与えられているかどうかでしかないじゃない?それって。

 

昨今流行りの親ガチャなんかと同じで

 

「俺が、あたしが、自分が、どうしたか」

 

じゃないんだよね。初めから他人様より優れた能力なり環境なりを与えられた連中が自称で

 

「俺っちたち苦労しちゃってますんで、てぃひw」

 

みたいな話。本当に大変なのは「何も与えられず」「何も得ることもできず」な「きっと何者にもなれない(あれ、ピングド〇ムみたいな)」まま、百鬼夜行で死んでいく、その他大勢のモブなんだよ。

 

呪い合うも何も既に「無」という呪いにかかっているんだわ。まぁそんな方々をフィーチャーしても勧善懲悪にならないのはわかるけどさ、乙骨ファミリーとかイ〇ンで万引きして警備員に捕まってから出直して来いよって感じで。

 

とりあえず禪院真希は女子ロッカー室で他の子の財布から現金を抜き取ってくるところから始めろよな。苦悩はそれからにしろ。クレジットカードには手をつけるな、現金だけにしておけよ。坊ちゃん嬢ちゃんの道楽で正義やってんじゃねぇよ(禪院真希ちゃんのファンの方すいません)。まぁ正義やってるつもりすらねぇんだけどね。

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/character/

眼鏡を外すとツンデレ美少女とかよ、どうなってんだよ。与えられすぎだろ!

なんだかんだアンタも好きよね 

祈本里香ちゃんと禪院真希ちゃん。肝いりのキモい美少女ヲタとしてはどっちを選んだらいいの?!って話です、はい。ヒロインとしてね。

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/character/

で、どっちも神と乙骨に選ばれた存在なんですよ。

 

ほんと何やってんだおまえら。スクリーンのこちら側にいる冴えないモブにも目線をくれよ目線をさ。ゼロズレだよゼロズレ。

 

こちとら心の底まで冷え切っているんだからよ。乙骨ばっかりチヤホヤしやがって。おまえらがそんな調子だと、この間違った世の中を壊し(あれ、ピングド〇ムみたいな)云々。

夏油 VS 五条 

さぁそんな舐め切ったヒロインたちは放っておいて腐女子のみなさまはこちらで楽しんでいきましょう。逝っちゃいましょう!

 

それにしてもなんだ、この二人もまた特別な選ばれし存在だったりするわけだけどね。。。とにかく盛りすぎだろ、と。

 

え~総評 

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/#index

なんだろうな、

 

「生まれてきてすいません」

 

的な物語なのかと思っていたんですけども案外健康的な話で吃驚しました。タイトルとか台詞とか絵柄で一杯食わされそうになりますけど安心して鑑賞できますよ。王道だよ王道。もっと

 

「変態さん、いらっしゃい」

 

でもよかったと思うけどね。

 

ゼロは1の前の数字、全ての物語の始まりの意なんかな。どっちかというと持たざるもの=ゼロをあざ笑う上級の物語って感じで、ルサンチマン原理主義のみなさまにとってはあまりに憤怒限界ギリギリっていうところかしらね。いや呪術廻戦本編はね、全然違うかもしれないけどw


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イイハナシダナー。

 

 

 

 

 

 

ってか曲解しすぎわろたw本当に観てきたのかよ、上映中寝てたんじゃないのかw

 

本屋さんで買ってきましたよ。まだ読んでねぇけどなw

 

女性キャラより男性キャラのフィギュアが多いのも、この作品ならでは。

【輪るピングドラム】劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

10周年おめでとうございます。 

いや~もう10年なんですか。あっという間。時の流れは本当にあっという間でございます。そんなわけであたくしのゴールデンウイークことルサンチマン週間にもっとも相応しい作品。恨み言だらけの運命日記を書き換えに劇場に行ってまいりました。

 

北宇治高校第6回定期演奏会のついで、あ、いや翌日に、大都会川崎はチネチッタでの鑑賞でございます。ついでといか拙宅の近所じゃやってねぇんだよね。。。

引用元https://penguindrum-movie.jp/

そんなわけで10周年といえば 

引用元https://amzn.to/3PebFZR

いやだから氷菓の話は他所でやってくれよ。ここは輪るピングドラムの話がしたいんだよ。

10年待ったぜ 

なんてねたまには言ってみたい。いや書いてみたい。またしても例によって例のごとく、原作というかTVシリーズ未視聴なので全くの新作気分での鑑賞となりますこと、ご了承ください。

 

まぁホンモノはいつも Brandnew style だからね(MOTSU先生すいません)。そんなわけで 今回、前編を観てまいりましたが、これ、総集編なの?新作なの?状態。でもね、そんなこと関係ないんですよ。あたくしにとってはこれが【輪るピングドラム】だから。REかどうかは大下勇次曰く「関係ないね」ってやつなんです。


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まぁ結末を知っていて「10年待った」方からするとREかどうかは、それが全てってなくらいだろうけどね。

そんなわけでーその2 

わからない。はじめからおわりまでさっぱりわからない。「???」の連続。ネタバレもなにも何が何だかわからない。

 

しかしながらそれが即「120分のお昼寝に1900円」なんて口を半開きにしてうつらうつらしていたわけではなくて、グイグイとその世界に引き込まれていく。だからって何か理解できたわけでもないんだけどw

 

そのあたりは流石〇〇監督。といっても〇〇監督は永野護先生とセーラームーンのコスプレしていたくらいしか記憶がなくて、あたくし勉強不足で大変恐縮でございます。

そんなわけでーその3 

運命の輪を修復する物語と運命の輪を破壊する物語。その瞬間、瞬間の分岐点を自覚と無自覚のなか飛び越えながら走り抜けるって物語なのかなって印象だったわね、今回。

 

シリアスな展開の狭間に時折差し込まれる、謎のユーモアはあるのだけれど全体としては悲しい結末の予感しかしない。

 

「悲しみにさよなら」

 

できる予感がしない。アイキャントストップザロンリネスですよ。どうしてなの?悲しみが止まらない。

 

常軌を逸した行動の根底にあるのは「愛」。そしてそれは正しい形なんてないものだからこそ人を翻弄し人を苦しめる。愛するものを守るために自分を犠牲にする、その姿は本来の生物としての「生存戦略」に抗うことではないのか。

 

だとしたら、いったいその意味とはなんなのか。束の間の生をまっとうすること、人は何者にもなれず何も残せず、ただ運命を受け入れるだけの存在なのか。そんな問いをガツンとぶつけてくる感じですよ。

そんなわけでーその4 

謎が謎を呼ぶ展開なんだけど意味深な単語をぶちまけて風呂敷畳まず、伏線未回収とかね。そんな感じは全くしない。辿り着くべき場所に向かって高速で走り続けているイメージ。

 

まぁTVシリーズを観ていないから今作が10年前の物語にケリをつけるために作られたものなのか、思い出を置き去りにしないようにあの世からほんのわずかばかりの時間、蘇ってきたのか(なんのこっちゃ)。REに隠された真実はまだわからない。

 

まぁ前編だからね、そのあたりわからなくていいんだろうけどw

そんなわけでーその5 

全編に漂う昭和テイスト。古い臭いって意味じゃなくて、大袈裟にいうと運命いや何かをぶち破る力、ってのを考えたときに泥臭さ、ドラマティックなドラマを描こうとすると昭和的なものになっちゃうのかな。平成って

 

「破滅に向かう序章」

 

だからあらゆるものをひっくり返してきた昭和ほどのパワーってのはなくて、だからこそ、その定められた歯車を狂わそうともがき苦しむ、【輪るピングドラム】のような作品が生まれてきたんだろうけどね。

え~総評 

狂った運命の歯車を正しい方向へ戻そうとする、がむしゃらな物語。しかしながらその正しい方向こそがなんなのかわからないまま走り続けるしかない、がむしゃらな物語。

 

そんな言葉しか出てこないわけですが、【輪るピングドラム】を観たことがない方は、この機会に是非劇場まで足を運んでいただきたいものでございます。まぁ公開劇場が少ないわよね、ちょっと。

 

あたくしも遠出して大都会でしか観ることができない僻地住人なので大変です。

 

まぁTVシリーズと比べて云々とか言う話はね、あたくしできないんですけど、やっぱりね、そんなの関係なしに劇場アニメの一作品として観てて面白かったからね。これは観てほしい劇場でかどうかは置いておいても。

 

面白かったなんてチープな言葉のチョイスで申し訳ないw細かいところまで計算された作品なんだろうけ

 

「細けぇことはいいんだよ」

 

的な視点でも楽しめる。「ひたすら」だったり「がむしゃら」だったり汗をかくことを忘れたあたくしにはなかなかに沁みた次第でございます、はい(何が?!)。

 

で、結局ピングドラムって何なの?!


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後編を観るまでTVシリーズは観れません。。。

 

公式完全ガイドブックとか意地でも読ま(ry

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

これは本当に 

いやまぁこれは本当にネタバレしちゃダメだろ。でもこういう映画のオーラスを語りたがる人がいるのよね。

 

「実は犯人は〇〇さんなんですよ」

 

とかね。やっぱり推理活劇だから。

でもね、大事なのはそこじゃない 

だけどコナンシリーズの大事なところってのは謎解きじゃなかったりするのがね、肝だと思いますよ。正直な話、「誰が犯人か」なんてみんなどうでもよかったりしてるでしょ?まぁだからっていきなり

 

「実は犯人は〇〇さんなんですよ」

 

って書いていいかというと違うよね。そんなわけで誰が犯人かはここでは明かしません。是非劇場でご自身の目で事件の真相を見届けてほしい。いやなんでそんな話をしているかと言いますと職場にね映画のネタバレするのが好きな人がいて、まぁ悪意は全然ないんだけどね。

 

「最後〇〇が✕✕なんだよ、あれは観た方がいいよ!」

 

って、それ聞いちゃったらお金払ってわざわざ観に行くわけないだろうとw如何にネタバレせずにその作品の面白さを伝えることができたらいいんじゃないかな、と思ったりする次第です、はい。

そんなこんなで劇場版も25作目ですか

まぁそのうちあたくしが自身で確かめることができたのは2作くらいかな(ニワカ過ぎですいません)。今回はちょっと人間関係が複雑wってわけじゃないんだけど誰が誰やらサイドストーリーありすぎな気がしないでもないけど、これもあたくしがニワカだから思うことなのかも。ずっとコナン君を追いかけているマジヲタの方には既知のつながりばかりだったりするのかしらん。

大切なことなので 

大切なことなのでまた言いますが、このシリーズにとって大切なことは

 

「誰が犯人か」

 

じゃないし、ましてや犯行の動機でもないんだよね。だいたいコナン君の正体、そもそも何でこんな境遇になったんだってのもオープニングで明かされてしまうんです。つーかそもそも登場人物紹介コーナーがあるからね。

 

で、すべての発端である事件はそこを観るとわかるんだけど、いまや誰もその件に関心がなくなってしまっているというか。ぶっちゃけどうでもよくなってしまっている。

 

そしてそれが全然問題にならずにシリーズが進んでしまっているってのがね、まぁニワカのあたくしからすると

 

「これでいいのか」

 

って感じなんですけどもきっと

 

「これでいいのだ」

 

ってことなんでしょうね。元祖天才バカボンのパパだからパパなんだね。

灰原一択だろ 

まぁ今回に限らずあたくしはanytime灰原一択なわけですが(何が?!)

引用元https://www.ytv.co.jp/conan/character/character1/haibara.html

今回も巻き込まれまくってましたね、命がいくつあっても足りねぇ的な感じで。

 

しかしながらいわゆるヒロインの存在が希薄なのはヒーローとしてのコナン君が実は完璧超人でありまったくいろんな意味で困っていない、不自由していないせいもあると思うのよね。

 

完璧超人っていってもビッグザ武道やネプチューンマンのような「人生谷あり」の結果の世捨て人ならわかるんだけども、コナン君の完璧超人ぶりは

 

「とっておきのいかした勇気と愛情 おまえはとっくに身についているんだろう」

 

ってやつです(甲斐先生すいません)。世紀末の10年色々あるよねって言っても彼にとっては全く問題ない感じ。だから彼はとにかく何にも困ってなくて。どんなピンチも結局最後にはきちんと乗り越えてしまう絵に描いたようなスーパーヒーロー。いや実際絵なんだけも。

 

こんなリア充野郎に悪の組織が壊滅させらてたまるかよ!とか思っちゃう次第です。そんな視点でこのシリーズ観てるのあたくしだけかもしれないけどwなかなか感情移入が難しいキャラクターだったりすると思うんだけど世間的にはどうなんでしょうね。

コナン君のテーマ

名探偵コナンの劇場版でのテーマは

 

「誰かのために生きられるのなら」

 

ってこと。まぁそれ、アスファルト タイヤを切りつけながら暗闇走り抜ける件だったりするわけですが、その心は

 

「何もこわくはない」

 

ってことなんだよね。で、コナン君の原動力もそこだったり。自分のためじゃなくて常に掛け値なしに誰かのための命がけだったりする。そんなコナン君にみんな憧れているのよね。だからコナン君の周りには自然と人が集まってくる。

コナン君になれなかった大人たちへ 

まぁ今作に限らないけどさ、結局このシリーズは事件が云々じゃなくて江戸川コナン君になれなかった名もなき大人たちへの鎮魂歌(レクイエム)だったりするわけじゃん?!どこで躓いたんだろうってね(全然鎮魂歌になっていないw)。

 

つらいわよね。自分なりにその時できるだけのことをやってきた結果がこれだもの。場末の映画館でひとりチヤホヤされているコナン君の活躍を観ている場合じゃねぇおまえがこの現実を何とかしろよ(何が?)っていうね。

 

いやそんな重い映画じゃないんだけどw寧ろロマンスの途中って感じで。

エンディングテーマがよい 

そんなこんなで今回も無力さをまったく味合わないままに無事事件を解決することができたコナン君ですがエンディングテーマが秀逸なのも劇場版ではお馴染みであります。外さないね、ほんと。これ素直な感想です、はい。


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え~総評 

ゴールデンウイークはすっかりルサンチマン週間みたいになってしまったこのブログでございますが何でかしらね。もっと素直な気持ちで映画を鑑賞したらまた違った感想が言葉になるのかもしれないけどなかなかねw

 

「ドライブ・マイ・カー」って映画を少し前に観たんですけども、その主人公みたいに全てを許容、共存しているようで結局は目を逸らしている、直視する勇気がなかっただけの自分に向き合う瞬間ってのが誰にでもいつかやってくるだろうけど、あたくしにとってはそれが映画や舞台を鑑賞することだったりするわけで(何のこっちゃ)。

 

ちょっと向き合う回数が多すぎで吐きそうだけどw

 

そんなこんなで鑑賞中は理屈こねくり回して内容は二の次みたいな。で、コナン君の話でしたっけ?!。

 

たまには全てを失くす工藤新一に会ってみたいじゃない?だって全然、彼ったら困ってないんだもの。何でも手に入れすぎ。そんなのハードボイルドじゃねぇぞって、マジな探偵物語なんて誰も期待していないのかな。

引用元https://www.ytv.co.jp/conan/character/character1/ran.html

いちばん大切なものを失ってからが人生本番やで、コナン君!!

 

コナン君になれなかった大人であるあたくしにはこれがお似合い。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスを観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

いや~これはね 

まぁ感想というか今回も実写映画鑑賞ということで雑談でございます、はい。いくらお馴染み場末の映画館とは言え週末に客10人とかどうなってるの小倉さん!っていう。

 

原作を読んだとか読んでいないとか洋画だからそんなことよりも、このユーモアセンスの違いについていけるかついていけないかが大事だろうね。それがいちばん大事。大事MANブラザーズバンドってことやね(何が?!)。

作品のテーマは 

まぁ続き物で前作も観てないもんですからバシッとしたことは言えないんですけどもテーマはズバリ

 

「誰かが誰かを思う気持ち」。

 

死に至る病は「孤独」でありますが”誰かを思い続けながら”の「孤独」は果たして死に至るのかっていうね。

死に至るというよりは 

鑑賞した感想としたら「死に至る」というよりは「志に至る」って感じで。そこはジャパニーズテイストと違ってあくまでポジティブ。むしろポジティブ病なくらいの前向きさ。後向きがあるからこその前向きだったりすると思うんだけどスーパーヒーローの闇というよりはどんなピンチでもなんとか乗り切ってしまう

 

「君なら僕ならきっとできる」病。

 

このアッパーなユーモアを受け入れられるかどうかで作品に対する氷菓いや評価もだいぶ変わってくると思うわね。

氷菓といえば 

TVアニメ化10周年おめでとうございます。

引用元https://amzn.to/3vRBtU6

つうか、その話は他所でやってくれよ。今はドクターストレンジの話がしたいんだ。そうなんだ。きっとここから愛なんだ。

全然拗らせてない 

「誰かが誰かを思う気持ち」ってのが拗らせた話じゃなくて「愛だろ、愛」ってところでただ只管に貫かれているのが、鑑賞後数時間くらいすると「悪くないね」って感じなんですけどもリアルタイムで鑑賞中は「ストレート過ぎんだろ」的な部分が鼻についちゃってなんでも言葉にすれば良いってもんでもないんですよ、なんてね(ナマ言ってすいません)。

 

老若男女全てを取りこぼさず、いや包み込むっていうのかな。

 

「誰一人置いてきぼりにしねぇぞ」

 

っていう制作者サイドの眩しく煌めくばかりのポジティブ病がね、斜に構えることだけが大人になることみたいな、間違ったというか躓くだけの人生のなかだとほんとうに眩しすぎるんだよね。

 

だからリアルタイムだと劇中の登場人物たちの振る舞いにちょっと舌打ちしちゃう方もいらっしゃるかもしれない(何が?!)。

もっと楽しく観ようぜ 

原作のマーベルコミック、まぁドクターストレンジも含めてその周辺はまったくの未読なので、そもそも原作の忠実な映像化なのか勝手気ままな新解釈なのかわからないんだけども、あんまりこねくり回さないで素直に映像の力を楽しむのがいいんじゃないかなって気はするのね。

で、その映像はといえば 

素晴らしいの一言。といいたいところなんだけど、ここまでくるともう作り物以外の何でもないというかwいや作り物だからそれでいいんだけどCG大合戦でこういうのを果たして実写と呼んでいいのかどうか。

 

作り物ってもチープな感じはまったくなくて果てしなくゴージャスでファンタスティック。そしてそれ故に本物には見えないという。。。

細けぇことはいいんだよ 

いや実際映像は手抜き感ゼロでストーリーも普遍的なテーマ。何処も悪くないんだよね。悪いところが見当たらない。でも日本語的な「悪くない」=「良い」的な解釈できるかというとそんなこともない。

 

全てのシーンに意味を見出そうとする捻くれた通りすがりの観客からすると

 

「だから何だよ」

 

っていう。何にでも答えを求めちゃいけないとはわかっているんだけどポジティブな意味の

 

「いつか」

 

とかね、そんなのないんだよとかなんとかどうにかこうにかほろ苦い、ビターな方向に持って行こう、持って行きたがる。まぁそれこそがネガティブ病だったりするんだろうけど

 

「破滅に向かって」

 

が美意識、願望だったりするダメ人間にはちょっとね退屈気味だったりもいたします、はい。

え~総評 

最近面白いなと思って、とある趣味のオークションサイトを覗いているんだけれども正規のルートでは入手できない商品がエグゾービタントな値段(いやそんなでもないけども)でやりとりされているなかで、ゴミはいつまでたっても回転寿司だったりするのがなかなか趣が不快いや深いなと。

 

附属品まで揃っている状態のよい完品がそれなりの値段になるのは市場原理として、そもそも完全な状態での出品が少ないってのはどういう入手経路なのかなってね、不思議だったりします。

 

ふつうに考えると本来の所有者がそれを手放すなら一式セットで放出しそうなもんだよね。指定品アクセサリーの有無で価値が全然変わってくるわけだし。

 

なんでパーツが欠落しているんだとかそのパーツだけのフェチがいるのかとか禁断の世界というか深入りは非常に危険な感じがいたします。まぁその危険な感じが頭ジンジンきちゃってたまらないんだけどねw

 

あたくしのマルチバース体験とかどうでもいいわね。。。

 

で、今回の映画のタイトル、マルチバースオブマッドネスっのマルチバースってのは禁断の世界って訳されているわけだけど、そういうアンダーグラウンド的な背景を感じさせるようなもんでもなくていたって映画は健全。

 

もっと壊れちゃってもいいんじゃないかと思うんですけども終盤のコントショー的な展開(マーベルファンの方すいません)といいドクターストレンジがまったくダメ人間でないところが言うほどマルチバースオブマッドネスじゃねぇだろうと。

 

やっぱり現実の方が狂気に満ち溢れていますよね(何が?!)。

 

TVアニメ化10周年企画はオンラインくじ引きだけ?!

引用元https://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/1407/263/html/1.jpg.html

だから氷菓の話は他所でやれって言ってんだろ!!

 

『響け!ユーフォニアム』北宇治高校吹奏楽部 第6回定期演奏会を観てきたというか聴いてきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

そんなわけで雨の川崎へ

引用元http://anime-eupho.com/concert6th/

いやぁこんなに客が多いイベントはあたくし的にはお久しぶりね。このご時世あんまり人の集まるところに行かないようにしていたからね。だいたいいつもガラガラ、場末の映画館しか行かないし(失礼!)。

 

ガラガラMAXの映画館しか行っていないもんだから、このコンサートで両隣の席に人が座っているというのがある意味衝撃。流石大都会川崎ツメツメかよっていう。イオンシネマさんが未だに客席をひとつ間隔を開けて販売しているというのに今宵の川崎カルッツときたら。ホールというのは客のいるいないで音の鳴りが全然違うらしいけどね。

 

まぁいいんだけどいいんだけどいいんだけどw

 

番外編というかアニメ本編から離れたリアルイベントなんですが作品の根強い人気に安心しましたわね。

 

今回から取り入れられた朗読劇をシリーズの新作と受け止めていいのか、人によるとは思いますけども内容的には安心安定。ただシリアスっぽいのを期待していた方にとっては壮絶に滑っていたかも。

感想というよりはただの雑談です 

チケットは一般発売ではなくて先行予約(おまけつき)を買ったのでピクチャーレーベルならぬピクチャーチケット。今流行の電子チケットじゃないってのもファンとしてはうれしい限り。ありがてぇありがてぇ。捗るわ(何が?!)

 

ペラいレシートみたいな感熱紙に席番だけ書いてあるのとか味気ないもんね。

 

最近は顔認証の本人確認とかあるイベントもありますが趣味の世界なんだから、そっとしておいてほしい、いやもっと匿名性wを重んじて欲しいわね。誰も彼もが陽の当たる大通りをアステアみたいにステップ踏んでいるわけじゃないのよっていう(小西先生すいません)。

 

不正をしていない人には何も困ることはないって言うけれど、いい歳して大の大人がアニメやアイドルのイベントで個人情報提供してニヤケ面特定されるのも如何なものでしょうかなんてね。公安にマークされると困るし。

 

とある風俗店で客に網膜スキャンによるバイオメトリクス認証導入なんて話を耳にすると息苦しい世の中になったもんだ、なんてのは年寄りの戯言でございます、はい。

で、何の話でしたっけ?!

あぁチケットの話だったわね。あたくしなんかは映画館のしょっぱい半券、最近はもぎりもしないので半券という表現もちと違うんでしょうけど、そんなものでもご丁寧に収集保管しているもんですからピクチャーチケットなんてお金のかかる仕様も作品愛のひとつとして色々捗っちゃいます。

話それすぎ 

で、リクエストによるセットリストの妥当性がどうだとか新しくなった=プログレッシブ!ウインド・オーケストラの演奏がどうだとか堅苦しい話は抜きにして、

 

「やっぱり生は最高さ!」

 

って話。ふだん映画、映像のように繰り返しの鑑賞前提というか「時間の再生」をしているものばかり観ていますと、この生モノって繰り返せないでしょ?そこにまた別の魅力を感じてしまうのよね。

 

2022 雨の川崎 

北宇治高校吹奏楽部第6回定期演奏会~この感動は二度とない瞬間である~

 

っていうかね。江田島平八的に言うと。いやたぶん違うけれども。映像作品はオチ云々抜きにして存在そのものがループじゃない?でもこういう演奏会ってのは一発ものだからね。パツイチだよパツイチ。離婚じゃないよ。それはパツイチじゃなくてバツイチね。おいおい人のプライベートに土足で踏み込むんじゃないよ、何様のつもりなんだ。

 

で、まぁイメージ的にはリセットボタンがない、ある意味人生そのものなんですよね。

 

青春はいつだって 一度切りだから

あなたの愛にそっと 後ろ髪ひかれたい

めてのときめきに 通りすぎる時間に

後ろ髪ひかれたい

 

秋元先生すいません。ですよね。

 

通りすぎるの!通りすぎてんだよ!また初めからとかリピートとかループとかそんなのないの。「生は最高」の”生”は「人生」の”生”でもあるわけですよ。けっしてアサヒスーパードライの”生”じゃないんです。

 

そいういうね陽の当たる大通りをアステアみたいにステップ踏んでいる連中の”生”じゃない(小西先生すいません)。その眩しさに耐えかねた日陰の住人たちにとっての”生”なんです(なんのこっちゃ)。

 

ちなみにあたくしの人生はスーパードライでした(何が?!)。

雑談にすらなっていないという 

ええっとですね。北宇治高校吹奏楽部第6回定期演奏会のお話でしたね。もちろん演奏もね、いいんですけど、何が良かったかなっていうと曲が終わった瞬間、ステージでの演奏の終わりと客席での沸き起こる拍手。その間の一瞬の静寂というのかな。

 

会場がひとつになる瞬間ってのは演奏中でもスタンディングオベーション(いや誰もしていないけども)の拍手でもなく、ゼロ・グラビティともいえる、この世界の沈黙。ここですよ。ここ完全に時間止まっているでしょ。いや実際は止まっていないんだけどそんな気さえする静謐。これがね、やっぱり”生”の醍醐味かなぁと。

 

いやもう”生”の話は別にいいんです、はい。

 

え~総評 

時節柄(?)終演後の規制退場は別にいいんですけどもオーディエンスがそれに慣れていないというか会場を出たところで屯しているなら意味ないだろうと。

 

で、帰り路は川崎名物のデインジャ―ゾーンを通って帰着するわけですが黒服のお兄様21時を過ぎたというのに元気な挨拶ありがとうございます。こちらも元気になります(何が?!)。

 

足の伸ばせるお風呂で自由恋愛が始まったとしても”生”はマズいだろ”生”は。

 

最高だったりマズかったり。それが人生なんだよ。とかね。つぶやきながら見知らぬ土地を歩く、そんな今宵如何お過ごしでしょうか。

 

雨が強くて 涙も 

Tシャツも 全部ずぶ濡れ 

どんなに透けていたって 心の中は見せないわ 

今日はなんだか寒いわ 季節外れの真夜中ね

 

寺田先生すいません。それもまた人生。まぁ雨が上がることもたまにはありますよ。今夜のあたくしのようにね。

 

演奏会で音源化されているのってこれだけでしたっけ。映像じゃなくて音源だけだったら毎回リリースできそうなもんだけど難しいのかしらね。

映画「ホリック xxxHOLiC」を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

アニメじゃない 

そうなんですよ、今回はアニメ化されたわけではなくて実写化。まぁあたくし例によって例のごとくで原作未読。しかもアニメじゃないのに何で観てきたんだって話なんですけども、さほど想い入れもないままにどうしちゃったの実写映画鑑賞とかっていうね(来場者特典目当てじゃないよ)。

引用元https://xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp/

いやだからこれを貰いに劇場に向かったわけじゃないわよ。

たまには実写映画でも

まぁ今回は感想というか雑談というか。「〇〇監督独特の映像美」なんて売り文句を真に受けて、劇場を覗いてきた次第であります、はい。

あぁ確かに 

映像はね、確かに〇〇監督っぽいですよ。いやっぽいっていうかご本人なんだからまんま〇〇監督テイストなんだけどw

 

監督名を伏字にする意味は特にないんですけども、監督で鑑賞作品を選んだりすると映画通っぽくていやらしいじゃない?!え?そんなことない?!

 

で、「耽美で妖艶」って言っちゃうとありきたりに聞こえますけどやっぱり独特の世界観というのはね、確かにそこにあります。言ってみたら大阪の飛田新地のような日常とは異なる別世界感もありますよ。

 

ただね、場末の映画館のスクリーンせいか予算のせいかわからないんですが、スクリーンの向こう側に耽美な作品世界が広がっているというよりは、スクリーンのサイズに収まっちゃっているというかね。立体感がないんだよね。奥行きがない。ベタっとしてる。

 

もっと言っちゃうと妖艶というより厚化粧のコスプレイヤー大集合的な(大変失礼)。まぁ実写化っていうのは多かれ少なかれそういうところありますんで、原作ファンの方もね、大目に見てくれるんじゃないかしらん。まぁ映画なのに観るじゃなくて見るなんですけどw

そんな出来なの?! 

いやそんなことはないんですよ。まぁ入場口でもらった原作者CLAMP先生描き下ろしイラストのシュッ!とした感じと比べると若干肉厚いやコント寄りって言うんですか。小劇団のアングラテイストを取り込んでみましたが如何でしょうか?!的な。

 

々しかったり艶やかでありながら何処かざらついた映像の味わいとオーバーアレンジっぽい各キャラクターのメイクや演技の掛け算が壮絶な勢いで2022年令和の黄金週間に花開いちゃっているんですよ、マジで。

 

原作未読で入場者プレゼントのイラストでしか登場人物を知らないあたくしですらそんな印象を受けていたくらいだから正直な話、原作ファンの方からしたら2時間のコント映画的な趣だったんじゃないのかしらね。

2.5次元 

まぁ3次元よりの2.5次元ってのは原作ファンというか原作の絵が好きな人からすると多少はね、お笑いの要素ってあると思うんですよ、真剣にやればやるほど

 

「いい大人がパツキン(=金髪)のヅラ(=かつら)かぶってなにやってんだ?!」

 

とかね。2次元を3次元にするってのは本当に難しいわよね。往々にして登場人物全員老け過ぎになっちゃうしね。

話を元に戻そう 

で、何の話でしたっけ?!まぁ戻すほど中身のある話もしてなかったような気がいたしますが、え~とあぁ「アニメじゃない」っていうね。実写化するっていうのはある意味アニメ化するよりも遥かに難しい。あえてその茨の道を選んだ結果はどうだったかなぁと。


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予告編だけ観ると結構真面目にやっているのかなと思うんですけども、本編を観るとね、あえてスクリーンのなかのできごとに封じ込めているのか、そのスケールの小ささに逆に驚愕的な。

 

続編前提の「始まりの物語」なんだけども何も始まっていく感じはしない(失礼)。ラストシーン、その瞬間のための前振りの2時間なんだけども、作品のこれからにワクワクドキドキできない。


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この「意識高すぎ!高杉くん」じゃないけどなんというか閉じてるんだよね。

 

「うちらの意識の高さ。わかるかな~わかんねぇだろうなぁ~」

 

と。見せたい世界がそこにあるのはわかるけどオーディエンスが見たい世界とは違う。送り手のロマンティシズムが自己満足で終わってエンターテインメントになっていない。「妖」について何であるのかご想像にお任せしたまま一方的に見せたいシーンを紡いでいくだけのフィルム。誰得なのっていうね(失礼)。

こういうのが観たかったんだけどね


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この緊張感、そして世界観。何よりちゃんとエンターテインメントしている。漫画の実写化だけれどもそんなの関係なくエンターテインメントしている。これ大事。

 

実写化っていうのは2次元を3次元に置き換えるための原作キャラコスプレ物まねコントショーじゃなくてね。極端な話、名前だけ借りて新しい世界を作るぐらいの気概が必要なわけで今作は〇〇監督の世界観を当てにし過ぎて結局映像だけになってしまっているような気がするのよね。

 

まぁあたくし原作未読だから実写化云々に関しては偉そうなこと全然言えないんですけどw

え~総評 

来場者プレゼントから察するに原作ヲタの方を当て込んだ作品なんでしょうけども、原作未読のあたくしからするとこれは令和の特撮ものですよ。やたら登場人物が老けているメイクのキツイ特撮ヒーローもの。

 

救いは昨今のTV特撮ヒーローもののような安っぽさがまったくないところかな(ナマ言ってすいません)。

 

これで〇〇監督の作り出す世界とCLAMP先生の描く世界のコラボが、お二方の魅力がきちんと混ざりあってスクリーンのこちらまでビュッビュッ!ビュッビュッ!溢れ出してくればいいんだけどねぇ。

 

全然そういうレベルじゃないっていいますかw

 

映画ホリック xxxHOLiC写真集。今回の企画的には寧ろこちらが本編?!


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