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TVアニメ「波よ聞いてくれ」第一話感想とか


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おつかれさまです。

波じゃないけどとりあえず聞きました

 

例によって原作未読でございます。今回は絵柄に惹かれて観たのだけれど、あぁこれいきなりよくわからないw深夜放送DJがなぜ夜の大自然のなかヒグマと対峙しながらメールで届いた恋愛相談に回答しているのか、しかもそれは設定で実際の放送はスタジオのブースの中とか。

 

導入部で「何故?!」って視聴者に思わせるためなのかもしれないですけれど冒頭部分からラノベ転生ものでもないのにギャーギャー騒ぎ過ぎな印象。異世界に転生したわけじゃないんだからw未成年の登場人物が出てこないアニメでこれはないわwっていうのが正直な感想ね。

90年代前半のノリ!?

 

というか全般に漂う香りがバブル引きずるCX系トレンディドラマっていうのかしらね。今風に言えば「陽キャの自分探し」っていうのかな。毎日の暮らしに何か特別不自由もコンプレックスもないけれど何故か満たされない日々。子供っていうほど若くもないしかといって大人っていうほど成熟していもいない。でも恰好だけは一人前。そんな時代香りがいたします。

主人公像

 

稲葉浩志先生おっしゃるところの「繰り返しなんてぜんぜんない暮らしをしてるはずだぜ ハニー」(BLOWIN’)っていってあげなきゃわからないような、恵まれている感じの主人公 鼓田ミナレ。自分なりのこだわりをもって好きな仕事をしているが時に暴走気味、でも皆から一目置かれる愛され系な姉御キャラ。泥酔していても自宅に戻り、玄関で靴をきちんと揃えてベッドで眠る。

 

だらしなくはないそんな「節度のある」女性が主人公。25歳過ぎてからの失恋話を見知らぬ中年男性にひとり飲み屋のカウンター席で熱弁する、令和のご時世にしては主人公の抱える「不幸」が小さすぎるんよね。

人生を変えたいほど困ってる?!

 

転生すべき異世界なんてあるわけないのわかっていて現実世界のなかで生きていくしかないっていうことをわかっているのはいいのだけれど、第一話を視聴した限りだと「悪くない日常」って印象しかなくて異世界、まぁこの場合だとラジオDJの世界に飛び込む理由も「他人に言われたから」っていう感じで。

 

稲葉浩志先生仰るところの世の中をがむしゃらに泳ぎ回る不器用な「純情の海をクロールで横切って行く悩み多きスイマー」(スイマーよ!!)っていうわけでもなさそう。飛び込みの放送で自分の泥酔していた際の発言を率直に撤回し、ストレートでフラットな価値観を語る、同性からも異性からも憧れられる自然体な女性。周りからそんな風に見える彼女も本当の自分自身を探し日々迷っているんですって感じなのかなぁ。

リアリティ求めるのも違うのかしらん

 

どうもリアリティがないのよね。あたくしがいちばんよくないな、と思ったのは泥酔して戻った自宅。まぁ一人暮らしみたいなんだけど綺麗に片付いてるのよね、部屋の中が。部屋の状態がそこで暮らす人の精神状態であったり脳内であったりなんてことはよく言われたりしますけども、まぁ彼女のお部屋の描写だと迷える子羊、彷徨える狼のどちらでもない、恵まれた環境に退屈的な毎日って感想しかないわねぇ。

たかがアニメされどアニメ

 

まぁあくまでテレビアニメ版第一話を観た感想なんで、原作ファンの方には失礼な物言いになってしまったかもしれないわ。

 

「おまえにミナレちゃんの何がわかるんじゃ!!」

 

もしそう感じた方がいらっしゃったらごめんなさいね。アニメ化はいいけどあんまりグッズ展開とかできそうな感じでもないし「アニメ化誰得?」的なことも心配してしまったりなんて部分もあるんです。

 

「自分でトラブルの種を蒔く→自分で強引に回収→一回り成長→一同拍手」

 

この手のナチュラリストな女性主人公からは、そんな展開の予感しかしないのです。まぁ第二話からは面白くなるのかなw(失礼!)

namiyo-anime.com

 

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「スイマーよ!!」収録90年代JPOP名盤1曲目からの流れがカッコよすぎです


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