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TVアニメ「ゲキドル」第五話の感想とか

おつかれさまです。

怪しい雰囲気になってまいりました 

アリスインシアターのアクトドールさんね、ビジュアル的に綾波〇イさんのパロディ的な感じなのかと思っていたんですけども、いやはやなんというか暗黒面炸裂といいますか。シアトリカルマテリアルシステムの一部ということなんですけどもそのあたりのこともなんとなく垣間見えてきましたね、今回。

物語は 

アリスインシアターの稽古場では一日遅れで守野せりあの誕生日が祝われていた。せりあは「ありす」と名付けたアクトドールを正式な劇団員として加えるよう歎願する。

 

一方アリスインデッドリースクールの公演が近づくが、主役を務めるはずの女優と連絡がとれない。それもそのはず、SMTのプロデューサー竹崎の策略でSMTの舞台に出演することになっていたのた。

 

主役の代役としてせりあは再びアクトドール=あいりを劇団員として、主役の代役として推挙する。代表の榊原かをるは初めは躊躇していたが最終的に「今回は仕方なし」ということであいりが舞台に立つことを認める。

 

喜ぶせりあであったが各務あいりはチャンスを掴もうとしないあいりに苛立ち、その行動を咎めてしまう。「コピーの演技では本物になれない」というせりあに対し、あいりは自分が彼女を本物にしてみせるというが、ありすを人形扱いされたせりあは激昂してしまう。

 

あくる日、SMTのプロデューサー竹崎がアクトドールを引き渡せと、アリスインシアターに現れる。榊原かをるの足の瑕疵の原因を知っているようで、どうやら二人にはただならぬ因縁があるようだ。

 

アリスインデッドリースクール公演日。ありすの見せる演技に過剰な反応を示す観客。何かが不自然だとありすに不信感を募らせるあいり。終演後、ありすに近づくあいりの前に突如姿を現す雛咲いづみ。

 

あいりにアリスインシアターを守ってくれたことを感謝するいづみだが、感極まったあいりが駆け寄ろうとした瞬間に消えてしまい、勢い余ったあいりは階段から転落する。雛咲いづみはありすが見せた幻影だったのだろうか。

そもそもアクトドールってなんだよ 

シアトリカルマテリアルシステムの一部だからロボット的な存在なんだろうけども、

 

「そこに感情はあるのかい?!」

 

って話でもあるよね。ありすにのめり込みすぎたせりあの感情、心の暗黒面をコピーしているだけのか、はたまた人工知能であるありす自身に意識や感情が芽生えつつあるのかっていうね。ここにきてまたまたSF的な要素が出てまいりました。

 

アリスインデッドリースクール公演中に見せた観客の過剰な反応からすると、シアトリカルマテリアルシステムもしくはアクトドールに人間の感情をコントロールするような機能があるのかもしれないわね。

パクリ上等SMTの竹崎さん 

シアトリカルマテリアルシステムをパクって雛咲いづみを引き抜き、さらにアクトアイドルというゲキドルのコンセプトも模倣したSMTプロデューサーの竹崎。さらにはアクトドールであるあいりを寄越せという。

 

この人の演劇は世界都市同時消失の復興のためのエンタテインメントを目指すという志らしいんだけども、本当の狙いがなんなのか。今のところ不明。

 

榊原かをるの不自由になっている片足の理由を知っているようだけども、その描写からするに元々はアリスインシアターでともに活動をしていたのかもしれない。

実は各務あいりちゃんが 

感情に流されて不安定なところがあると評されるあいりだけれども、じつは真っ当な人なんじゃないかしらって気がしてきたわね。まぁそれはだんだんと暗黒面に嵌っていくせりあに対してふつうの人間らしさを失わないってことなんだけれども。

 

あいりもせりあも心にぽっかりと穴が空いている。その喪失感を埋めようとしているんだよね。それが演劇であり舞台だった。そしてそこから始まって、あいりは自分以外の実在する存在を求め、せりあは自分の中にいる存在を求めという真逆のベクトルになってしまって、おたがいにその想いがだんだん強くなってきているから、あいりとせりあの気持ちのズレが戻ることなく時が進んでいってしまうという。

 

で、そこに人間ではないドールに対するジェラシーと執着も入ってくるからややこしい。実にややこしい。今後ふたりの感情が舞台の表でも裏でも激突するような感じなのかしらねぇ。。。

今回は 

ドールという人工知能に意思や感情は存在するのか。というのがね、ありました。機械を操っているのか機械に操られているのか。ベタといえばベタだけど今の時代そしてこれからの時代を考えたときに近未来SF的なテーマがリアリティをもって描けるご時世になってきたというか。

 

ドールを舞台に立たせることを躊躇する、かをるの台詞に「演劇は人間がやるものだから」っていうのがあったんだけど誰かを演じるという行為すら人間である必要がなくなってしまう、人間にしかできないと思っていたことが人間じゃなくてもできてしまう、そのことに対する畏怖というのかな。それが見え隠れしていて今後が楽しみでございます、はい。

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ゲキドル挿入歌「アリスインデッドリースクール」

 

コミック版「アリスインデッドリースクール」

 

TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第四話の感想とか

おつかれさまです。

VSマダムサチコ編のつづき 

今回は前回のマダムサチコ編のつづきである一方で、第四の女の子、沢木桃恵が登場する回でもあります。第三話に引き続き美少女バトルアクションものの色合いが強いエピソードとなっております、はい。

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引用元https://wonder-egg-priority.com/character/momoe/

エッグの世界 

寝台列車の中らしき場所で語り合うももたろうと「美和」。「美和」は連日痴漢の被害に悩まされていたが、ある日とうとう声をあげ痴漢を捕まえる。しかしその痴漢、実は「美和」の父親の勤める会社の専務であり、彼女の父親は会社を解雇されることとなった。

 

「美和」の母親は彼女を叱責し、彼女は自分が悪いのかと思い悩まむ。そんな彼女を「君は悪くない」と慰めるももたろう。

 

なんというメロドラマ。一昔前だったらふつうに昼メロでありそうな感じ。今だったらいろんな意味でめっちゃ各方面からお叱りを頂戴しそうな内容だわね。

 

一方でマダムサチコの攻撃から逃れることで手一杯の大戸アイ。「みこ」と「まこ」から

 

「逃げるだけではどうにもならない、闘わないと」

 

と言われる。しかし霧に囲まれ、川井リカも石化したままで活路を見出せない。

 

そこで「みこ」「まこ」が新たな武器、ペンライトが大戸アイに手渡され戦意を取り戻す。

 

どうにもならないんだけど逃げるしかない時ってのはあって、逃げるだけではどうにもならないってのも真実であって、ここのパートの会話はなかなか深い。もし自分ひとりしかいないのだったらとりあえず逃げるしかないだろうっていうね。周りも見えないし。

 

で、そんな時に守るだけの存在と思っていた「みこ」「まこ」から戦うための新たな武器と知恵がもたらされる。そう、内心「あてにならねぇな」と思っていた相手から救われることもあるんだよね。まぁそれが仲間、人を信じるってことなんだろうね。信じる者は救われるってやつかな。。。

 

ももたろうは「美和」を守るため、会社の専務と戦う。「美和」は自ら囮となりももたろうは会社の専務を打ち倒すことに成功する。

 

ここはね、

 

「あざとさを見せずにうまく振る舞う」

 

守られるだけの弱い存在と思われていた「美和」が攻撃、彼女なりのやり方で立ち向かっていく瞬間なんだよね。で、やはり弱いはずの存在だと思っていた彼女に助けられるももたろうなんだな。ひとりじゃできないことも君とならってやつかな。。。

 

「みこ」「まこ」の助けを得て、マダムサチコの隙をつく大戸アイ。なんとかマダムサチコを倒すが、実はそれは

 

「馬鹿なガキは大人の餌食」

 

とするマダムサチコの罠だった。触手に囚われた大戸アイ。ギリギリのところで彼女を救出したのは石化から回復した川井リカだった。大戸アイと川井リカの二人は共闘し今度こそマダムサチコを倒すのだった。

 

ひとりじゃないって素敵なことねっていうやつかな。。。

 

大人側が「悪」であることが、この物語では求められてしまっているけれど、このマダムサチコの台詞を筆頭に世の中の真実っていうのかな。きれいごとじゃなくて子供をうまいこと利用して利を得ている大人ってのがいるわけで、それは「悪」というよりは「システム」だったりするわけで、そこに世界を変えていく必要というか戦いがあるわけだね。わけわけしつこいけどそういうわけだね。。。

 

エッグを守るため新たな敵、ハチ女と戦うももたろう。ここで彼女の名が沢木桃恵であることが明かされる。視聴者で公式サイト等チェックしている方は、はじめからそれ知ってるわけだから意外性もなにもないんだけどね。

 

まぁ沢木桃恵の特異性というのがそのジェンダー的な部分ではないところっていうのがやっぱり上手いなぁと思いました、はい。それは最後にわかるんだけども。

現実世界 

予定より早く退院した青沼ねいる。どうやらエッグの世界での活動は身体に強い負荷をかけているらしい。身体能力が向上しているとのこと。

 

学校に行っていない大戸アイに対して

 

「学校だけが社会じゃない」

 

と言い切る青沼ねいる。実は彼女もまた学校に通っていない。しかし14歳ながら会社の社長なのであった。そりゃそういう風に言いますよって感じ。でも多くの子供たちにとって世界というのはまだ学校の中だけなんだよね。だから苦しいわけなんだけども。

 

ガチャを回しにきた庭園で沢木桃恵は青沼ねいる、川井リカと出会うが男子と間違われる。一方街中で出会った大戸アイは彼女をすぐに女の子だと認識し、ふたりは意気投合する。

 

で、ここで彼女の名前を聞いて

 

「ん、沢木?」

 

って大戸アイに言わせてそのままEDに入る演出が憎いわよね。あの人とどういう関係なんだっていう、まぁ嵐の予感しかしないわけです、はい。

 

今回は 学園のマドンナ 長瀬小糸ちゃんの出番はありませんでした。。。野島キャラっていうとおかしいけれど彼女がもうひとりの主人公っていうのかな。そんな想いです。彼女の声を聴くとゾッとするんだけども、声優の田所あずささん、さすがです。加部ちゃん先輩と同じ人とはとても思えない。。。

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引用元https://wonder-egg-priority.com/character/koito/

 

コスプレは男性用もサイズあるらしいわよ。。。

TVアニメ「裏世界ピクニック」第五話の感想とか

おつかれさまです。

やっつけすぎ?! 

いやまぁ原作は未読なのでどうかはわからないんですけれども、ちょっと今回やっつけすぎ(失礼!)といいますか。そろそろ

 

鳥子「次はいつ行く?」

空魚「え、次って。。。」

結局、裏世界に行く → 謎の怪異に襲われる → 命からがら帰還 

 

このパターンはいいんじゃないかな、と。

 

いや今回、在日米軍とか出てくるんですけども、どうやって風呂敷畳むんだよっていうね。今までは裏世界って噂話レベルで済んでいたけど、今後はそうもいかんだろっていう。

物語は 

レストランで食事をした空魚と鳥子。店員の挙動に何か不審なものを感じるがそのまま店を出る。

 

店を後にし、池袋の街を駅の方向へ歩いていくが、なかなか駅に辿り着かない。気がつくとどうやらいつの間にか裏世界に入り込んでしまったらしい。思い返してみるとレストランで鳥子が八尺様の帽子をかぶった。そのことが何か世界を歪めてしまった原因になっているのではないだろうか。

 

裏世界で得体のしれない怪異に襲われる二人。手を取り合い逃げるが、そこで謎の軍隊に救助される。どうやら彼らは在日米軍兵らしい。訓練中にこの裏世界に入り込み一月ほどたったとのこと。

 

きさらぎ駅=ステーションフェブラリーに展開する在日米軍キャンプ地に同行した空魚と鳥子。ふたりがそこで見たものとは。。。つづく。

まぁ今回は 

空魚と鳥子のふたりが命からがら帰還するところまで話が進まなくて、次回につづくって感じなんですよ。そこが目新しいところかな。それ以外はねぇとくにないんですよ(失礼!)。

 

自分がプレーヤーのゲームだったら「命からがら」に説得力って出てくると思うんですけども、これアニメでしょ。モニターの向こう側とこちら側とで当然温度差ありますので全然伝わってこないのよね。怖さ。

 

なんだかよくわからない怪異。なんだかよくわからない裏世界。

 

「なんだかよくわからない」

 

ってのがちゃんと裏付けのある事柄であえて視聴者のみなさんには秘密にしているならいいんだけど、今のところ、何も考えていないだけ(失礼!)に見えちゃうんだよね。

 

原作小説はシリーズ化されているから、ちゃんと物語として語るべき世界があるのだと思うのですけれど、どうもね、このTVアニメを観ていると、そろそろ

 

「どうすんだ、これ?!」

 

っていう感じがしてきちゃうのよね。

あんまり深く考えずに 

物語だったり設定だったりを深く考えずに、不器用な空魚と器用な鳥子。ふたりの関係、心の距離感、移り変わりを生暖かい眼で見守る以外に今のところ楽しみを見出せない状況でございます、はい。

素材はいいと思うんだけどね 

今回も空魚と鳥子が交互に手を取り合って逃げるシーンとか、大上段に構えた押しつけがましい仲間じゃなくて、なんともいえないムズムズするような、ふたりの距離感の甘酸っぱさとか良いところもあると思うわよ。

 

だけれども、やっぱりね、それは一枚絵としての美しさであってアニメとして活劇としての面白さでいえば、それだけでは物足りない演出なんだよね。

 

まぁ「詳しくは原作をご覧ください」みたいなオチにならないことだけを期待している状態でございます、はい。

 

いつもプライムビデオで観ています。

TVアニメ「ゲキドル」第四話の感想とか

おつかれさまです。

これは想定外 

初回からSF的な要素はありましたけども今回から百合的要素も加わり物語はいったいどこに向かっているのか。いやまぁ今回のアレな展開は想定外でしたね。

物語は 

ゲキドルとしての公演も盛況に終わり、次回作「アリスインデッドリースクール」に向けて準備を進める劇団の面々。次の舞台の主役、前回雛咲いづみが演じた役に各務あいりは守野せりあを推薦するが榊原かをるはすでに別の女優に依頼をしたという。各務あいりはいつか守野せりあとダブル主演を目指すと夢を語る。

 

一方スーパーマテリアルシアター所属の雛咲いづみはプロデューサーである竹崎には常々不信感を抱いていた。竹崎は密かにアリスインシアターの内情を監視しているようだ。

 

各務あいりは守野せりあの演技に自分がないことを指摘するが、ふたりはタイプの違う役者、各務あいりは自分で役を作り上げる役者、守野せりあは今まで演じられてきたものを踏襲する役者、を目指すことで落ち着く。しかし守野せりあは納得がいかず自分の演技を模索する。

 

守野せりあの誕生日、各務あいりは彼女をデートに誘う。別れ際、各務あいりは守野せりあにキスをするが「ハッピーバースデーせりあ」の言葉に、今日が何の日であったかを思い出し動揺する守野せりあ。今日は彼女の誕生日であり、世界都市同時消失の日であり、彼女が両親と双子の妹ありすを失った日なのであった。

 

動揺したせりあはアリスインシアターの劇場に辿り着き、そこにいたドールに心情を吐露する。ドールに呼応するかのように稼働する劇場のシアトリカルマテリアルシステムと池袋ロスト跡地から放射される無数の帯状の光。

 

ドールとシアトリカルマテリアルシステムの見せる幻影と過ごす守野せりあを見て、各務あいりは驚愕する。

今回は色々詰め込んできましたわね。。。

百合的展開 

各務あいりの雛咲いづみに対する感情とか、名前を出された時の過剰な反応とか。まぁ自分を捨ててメジャーに行ったことに対しての反動なのかなと思っていたんですけれども、実際その裏には特別な感情があったのかもしれないわねぇ。

 

で、そうやって考えると雛咲いづみがと各務あいりの会話のなかで「パートナー」という言葉が使われていたのも、舞台上のだけでなく私生活でもっていうこともあったんじゃないかしらなんてね、色々考えちゃいますよ。

 

今回は各務あいりの「ハッピーバースデーあいり」の言葉で守野せりあは過去のトラウマを思い出し失踪するわけだけど、この展開って先日、ジュニアアイドル時代のファンに「あいあい」呼びされて動揺して失踪したあいりと反応が同じというか。

 

過去のトラウマに触れられるとみな走り出してしまう、疾走して失踪してしまうのはご愛敬ってか。まぁ確かにそういうとりあえずダッシュしたくなる感覚はわかりますよ、人間。誰でもきっとそう。

 

各務あいりと守野せりあ。夜のバス停でいい雰囲気だったんだけどねぇ。今日は文字通り日が悪かったってことかな。ただ各務あいりが守野せりあに対して恋愛感情を抱いていることがわかって今後の二人の関係がどうなるか、またどうも同様な想いを抱えていそうな樋口真琴としてはどうなのかっていうのは楽しみだわね。

守野せりあの過去と幻想 

動揺した守野せりあが駆け込んだ先はアリスインシアターの劇場。そこで彼女はドールに心情を打ち明けることによって、過去と対峙し幻想を見せられることになる。守野せりあの回想のなかに登場する「ありす」という女の子の正体が、実は彼女の双子の妹であることが明かされたわけだけど、実はこれが彼女の演技に対してのコピー能力と大いに関係していることがわかる。

 

幼いころから自分と正反対の性格の妹ありすに憧れていたせりあは自分というものがなく、いつもありすの真似ばかりしていたという過去があり、自分自身を見いだせないまま現在に至っているのよね。

 

ありすに対する憧れ、ありすと一緒でありたいという気持ちが強すぎて今もそれに囚われている。まぁそれはありすの突然の死、二人の誕生日に突然起きた世界同時都市消失、池袋ロスト、が原因であるわけで誕生日は守野せりあにとって禁忌の日でもあるのね。

 

ありすのおかげで自分だけが生き残り、幸せになってはいけないという思いが彼女を殻に閉じ込めている=今の守野せりあと形作っている。

 

ドールと連動したシアトリカルマテリアルシステムが見せるありすの幻影によって心を落ち着かせる守野せりあ。当然この状態をSMTのプロデューサー竹崎は監視していると思うのだけれど彼はどう出てくるのか。

そして 

ドールと幻影のなかで過ごす守野せりあを見て驚愕する各務あいり。「人形と何やってのよ。。。」ってのはジェラシー交じりの感情と解釈していいのかしらん。

 

まぁキスした途端に走り出されて、どうしたのかと思いきや人形と楽し気に過ごしているところを見てしまったらね、そんなこともぼやきたくなりますよ、実際。

シアトリカルマテリアルシステムって 

で、結局何なんだよって話なんだけど3Dホログラムを使った舞台装置ってことで、特定の対象の脳波や心情に呼応した幻像を見せる機能がありそうだわね。で、これが池袋ロストとどう絡んでくるのかっていう話は、都市消失跡地から発生した謎の光と云々って感じよね、おそらく。

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こちらも楽しみ!!

 

TVアニメ「裏世界ピクニック」第四話の感想とか

おつかれさまです。

進まない物語 

というわけで、そろそろ裏世界について何か進展があるのかと思いきやほとんどなしといいますか。もう第四話なのに大丈夫なんだろうか。

 

原作ものだから先を急ぐ人はそっちを見て頂戴って感じなのかしらね。いやアニメはアニメでちゃんと一つの作品として進めていかないとダメだろうと思うんだけどねぇ。。。

で、物語は 

「怖いから裏世界に行くのはもう辞めようよ」というつもりが「見ず知らずの閏間冴月のために命をかけられない」という話になってしまい鳥子とそれっきりになってしまった空魚。

 

その後、どうやら鳥子はひとりで裏世界に行ってしまったらしい。助けを求め小桜邸を訪れる空魚であったが頼みの小桜からは同行を断られてしまう。そんな時、突然、怪異が小桜邸を急襲。空魚と小桜は怪異を撃退するものの、そのまま裏世界に入り込んでしまい、鳥子を捜索することとなった。

 

ひょんなことから空魚の身の上話になり、実は鳥子と空魚がともに両親がなく似た境遇であることがわかる。

 

裏世界のなかで鳥子のマンションを見つけた空魚は、閏間冴月に導かれ、そちら側へ連れていかれそうな鳥子を発見する。怪異が見せる閏間冴月の姿を完全に信じ込んでいる鳥子には空魚の声が届かない。空魚の攻撃に寄って退散した怪異。正気を取り戻した鳥子。ふたりは無事に帰還する。

 

物足りなさ 

何が物足りないって毎回色々な怪異の存在があるわけだけど、ほとんど軽いタッチというか。あんまり必死に逃げ回ってる感じがしないのよね。いや作中では、空魚なんかは命の危険まで感じて裏世界探索を躊躇しているわけだけど、怪異に対する畏怖の念っていうのかな。画面のこちらまで伝わってこないんだよね。

 

まぁそれは先住者のテリトリーに無断で侵入してくる空魚や鳥子に対しての怒りなのか、誰でもいいから見かけたら襲ってくる通り魔的な存在なのか、なんの説明もないせいもあるわよね。

 

空魚たちが怪異に対してどういうスタンスなのかわからない。そして裏世界の危険度やヤバさっていうのがまったく見えてこない。なんで襲われるのかっていうのは重要でしょ。

 

怪異から見た時に空魚たちが加害者なのか被害者なのか。銃器を持ってウロウロしている人間が正当なのか。そもそも君らがいちばん危険なんじゃないのかい?!っていうのはね、ありますよ。

 

怪異と人間のどちらが邪魔者なのかっていった時に裏世界においては人間の方が異端なわけで、じゃあ元々の住人である彼らに対してのリスペクトがあるのかっていうとそうでもなくて只管に被害者ぶっているだけ。

 

毎回の騒動の先に何があるのか、ちょっと筋の通ったところをそろそろ見せないと飽きてきちゃうよね。

 

時空のおっさん 

今回の怪異のひとつに時空のおっさんという裏世界に迷い込んだものを追い返す存在があるのだけれど、まったく追い返せてないという、無力な存在。

 

怪異がこちらの世界に干渉している様を描かないからいつでもぽっと出の新人みたいな軽い感じになっちゃうし、まったく悪意とか邪な気を出してないから怖くないんだよね。これから先もずっとこんな感じなんだろうか。。。

 

まぁそれはそうと 

毎回のお約束で鳥子が空魚に感謝して、空魚が赤面する。このふたりの関係もじれったいというかまぁ人付き合いの下手な空魚次第なんだけども、ほんとうに一ミリずつしか進んでいないというか、お楽しみはこれからなのか、この微妙な距離感のまま走り続けるのか。

 

ふたりで共に過ちを犯す=共犯者に本当の意味でなることできる日は訪れるのか、っていうね。

 

原作もこんなまったり進行なのかな。。。

TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第三話の感想とか

おつかれさまです。

少女バトルアクション?!

今回はそんな感じ。いつもの長瀬小糸絡みで脚本の野島さんらしさ、野島テイストもあるのだけれど本編の半分近くはバトルシーンだった印象ですね。しかもわりと激しめ。スパスパ切り捲りみたいな。川井リカの腕の瑕を想起させる演出なのかもね。。。

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引用元https://wonder-egg-priority.com/character/rika/

現実世界 

エッグのガチャを回しにきた大戸アイは帰りがけ、川井リカという少女と出会い、ガチャを回すお金を忘れたという彼女に100円を貸す。

 

入院中である青沼ねいるの見舞いに行く大戸アイに何故か川井リカも同行。他人との距離感の違いからそりが合わない青沼ねいると川井リカに挟まれモヤモヤする大戸アイ。帰宅した大戸アイの後をついてきた川井リカはそのまま彼女の自宅に上がり込み、宿泊してしまう。

 

川井リカはかつてジュニアアイドルをやっていたが、その時に金蔓だった「ちえみ」というファンの子を蘇らせるためにガチャを回しているという。。。

 

他人との間合い 

川井リカっていう子はズカズカと遠慮がない。いわゆるコミュニケーション能力、まぁそれうわべだけなんだけれども、そういうところがずば抜けている。だからツンデレ系の青沼ねいるとは合わないのはわかるわよね。

 

不器用なタイプの子からするとこういう子は鬱陶しい。まぁ鬱陶しい半面、実はズケズケこられて助かる部分もあるんだけどね。大戸アイみたいなナチュラルな子はズケズケこられるとドンドン間合いが縮まって逆に話しやすい、訊きやすい関係になるかもしれない。

 

夢の世界 

大戸宅に宿泊している川井リカ。彼女の夢の世界に大戸アイは潜り込んでしまう。謎の声によると同じ時間に近くで寝ると同期して、このような現象が起こるらしい。

 

大戸アイと川井リカのエッグから生まれた「みこ」と「まこ」。とある歌手のファンだという二人は、その歌手の後を追って自殺したという。

 

後追い自殺をしたことを軽く語る二人に懐疑的な大戸アイだが、ジュニアアイドルだった川井リカにとってそれは他人事ではなかった。熱狂的なファンというものはそういうものだと、どこか心当たりのある様子。

 

それもそのはず、彼女が蘇らせようとしている「ちえみ」という少女は川井リカの熱狂的なファンであり、万引きした商品を換金してジュニアアイドルである彼女に貢いでいたのだ。

 

だが、そんな無理をしている「ちえみ」に対し「デブでブス」を理由に拒絶した川井リカは後日、「ちえみ」が骨と皮だけのミイラのようになって死んだことを知り、もう一度「ちえみ」に会うため闘うことを決意する。

 

一方で友達であった長瀬小糸が何故、自殺をする前に自分に相談してくれなかったのか、悩む大戸アイだが答えは見つからない。しかし答えが見つからないからこそ闘わなくてはならないということに気づく、わけよね。

 

川井リカと共闘し、「みこ」「まこ」を守るため、某歌手のストーカー、マダムサチコと対峙する大戸アイ。

 

闘う相手

大人VS子供 というか おばさんVS若い子 

 

という構図なんだけど、

 

熟女=大人の事情=世間の不条理

 

ってことなのかしらね。まぁおばさんってのは大戸アイたち少女にとっていつか自分が行く道であったりするわけだけど、

 

「おばさんみたいには、ならない、ならない」

 

って否定する。でも何故かなっちゃうんだないちばん

 

「なりたくないと思っていた大人」

 

に。まぁだからこそ今から闘わなきゃいけないんだけどね。トラウマというか自分自身とね。

 

今回の夢、いってみれば現実と記憶の狭間の世界はとにかくアクションバトルシーンが多い。それも魔法少女的なものではなくてとにかく切った張ったの世界。まぁ見て見ぬふり=傍観者も包丁を持って追いかけてくるし、川井リカの武器は大型カッターしかも二刀流だし。

 

で、川井リカの夢の世界になってはじめて大戸アイは彼女のリストカット痕に気がつくけれど「若気の至り」的な片付け方をされてしまう。

 

なんだろうねぇ川井リカ自身も何度か死のうとしたけれど、本気で命を投げ出すほど夢中になれなかった、夢中になることを見つけられなかった。でも今は「ちえみ」にもう一度会うためなら、命をかけることができるってことなのかな。

 

記憶の世界 

大戸アイの記憶のなかで長瀬小糸は教師である沢木修一郎に抱きついて泣いていた。いったい二人に何があったのか。長瀬小糸の自殺の原因は沢木修一郎なのか。

 

この沢木先生がね、やっぱり曲者だと思うんですよ。大戸アイの家にもやたらお邪魔してますでしょ?!お母さん=大戸多恵もすっかり先生をあてにしているみたいだし。長瀬小糸との関係も怪しい。とっても怪しい。

 

長瀬小糸とみこ・まこ 

大戸アイにとって長瀬小糸は自分を守ってくれる、包んでくれる存在だったわけだけど、今回エッグから現れたみこ・まこは絶対的に守ってあげなければならない存在。今までの西城くるみや鈴原南のように闘う意思を持たない存在なのよね。

 

そんな彼女たちを見ているうちに、大戸アイは何故、長瀬小糸は自殺する前に相談してくれなかったのか。自分は長瀬小糸に助けてもらうばかりだったのか。長瀬小糸こそ自分が命をかけて守らなければならない存在だったのではないのか、と考え始めるのよね。

 

自分がもっとちゃんとしていれば長瀬小糸を死なせずにすんだかもしれない、という想いにいたった時、大戸アイの強さは覚醒したという、いや今回ほんとうに少年漫画的な展開だわ。。。

 

ただ単に「がんばる」じゃなくて後悔があってこその「歯をくいしばる」なのよね。後ろ向きな時があるからこそ前を向いているのがわかるってやつ。

 

いつも前向いてたら、それ本当は前向いているのか後ろ向いているのかどっち向いているのかわからんでしょ的な。

そして 

きれいでやさしくておしとやかで清純な長瀬小糸ちゃんが沢木先生に汚されていくイヤな予感しかしません。。。

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引用元https://wonder-egg-priority.com/character/koito/

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1月31日(日)23:59まで期間限定公開!!

 

コスプレ衣装とかあるけどどうなんでしょうw

TVアニメ「ゲキドル」第三話の感想とか

おつかれさまです。

物語は 

今回の物語の中心はあいり。前回、アイドルイベント終了後、急変したあいりの態度の謎に迫るという流れでございます。

あいりの過去 

あいりが急に稽古を休み、連絡もとれなくなってしまった。かつてジュニアアイドルとして水着撮影会などかなりきわどい活動をしていたあいり。

 

欲しいものを手に入れるためであり、周囲の人たちから持て囃されるためであったがある日ふとそんな自分に違和感が芽生え池袋の街を彷徨う。

 

ふと通りがかった道でチラシを配る、当時アリスインシアターに在籍していた雛咲いづみと出会い、舞台に魅せられていく。

現在 

一方で失踪したあいりの代役を務めることになったせりあ。あいりそのものの演技を披露するものの周囲の反応はいまひとつ。級友の樋口真琴に励まされるが稽古での不安は拭いきれない。

 

劇団のドールからあいりが雛咲いづみに憧れていたいたことを聞いたあいりはスーパーマテリアルシアター前で黄昏るあいりを見つけ出し説得をする。

青春万歳 

前回、前々回と違ってSFやミステリー的な要素はなく、コンパクトな印象なんだけれどもアイドルというものに対してのあいりのトラウマ、そして自分の本当にやりたいことを気づかせてくれた雛咲いづみへの想い。ここが中心になっているのよね。

難しいのは 

舞台、演劇を志し、ジュニアアイドル時代と決別したあいりだけれど、ふたたびアイドル的な活動、ステージだけではなく特典会をするということに対して、もっといってしまえば特典会に参加しているようなファンに対してどんな気持ちなのかっていうのがね、ちょっときれいごとに描かれすぎてしまっているというか。

 

あいりのジュニアアイドル時代のファンがイベントに来てもうれしいものなのかしらん。もちろん今のあいりを応援しているわけだけどね。

 

ここは本当にむずかしい。下手をすると特典会、ファンとの交流事態を否定するかたちになってしまうからね。来るもの拒まずの姿勢は本音としてどうなのかっていうアイドル稼業の暗黒面には触れず終いなので、現実世界でアイドルヲタもやっているような方からするとエグ味が足りないかもしれない。

あいりにとって 

劇中で度々繰り返される台詞

 

「できないなんて誰にも言わせない だって私には 君がいるから」

 

あいりにとっての雛咲いづみであり、せりあにとってのあいりのことよね。

 

かつて雛咲いづみが各務あいりを引っ張ってきたように、今度は各務あいりが守野せりあを引っ張っていく。あいりは過去の自分とこれからの自分がきちんと見える、肯定できるようになったとも言えるわね。

 

榊原かをる曰く「不安定なところがある」というあいりがきちんと地に足をつけて活動できるようになったということで無事アリスインシアターに復帰を果たす。めでたしめでたし。

樋口真琴ちゃんって 

何かとあいりのことを気にかけている級友の樋口真琴。初回から続く、せりあの「樋口さん」呼びに対して「まこちん」呼びを推奨するその姿。せりあに対して何か特別な感情を持っていそうなんだけれども、そのエピソードは描かれることはあるのかしらん。

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引用元http://gekidol.com/character/chara10.php

アイドルイベント特典会であまり人気のなさそうな(失礼!)せりあのところに唐突に現れて、第三話にてとうとう「まこちん」と呼んでもらえた真琴。客席からせりあを応援するだけで満足できるのか今後が楽しみだわね。

ちなみに

「ゲキドル」という言葉は演劇、アイドルと単に言葉を並べてみただけという、せりあの案が採用されたものです、はい。

ゲキドル挿入歌「アクトレスガール」


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