スポンサードリンク

TVアニメ「ゲキドル」第五話の感想とか


スポンサードリンク

おつかれさまです。

怪しい雰囲気になってまいりました 

アリスインシアターのアクトドールさんね、ビジュアル的に綾波〇イさんのパロディ的な感じなのかと思っていたんですけども、いやはやなんというか暗黒面炸裂といいますか。シアトリカルマテリアルシステムの一部ということなんですけどもそのあたりのこともなんとなく垣間見えてきましたね、今回。

物語は 

アリスインシアターの稽古場では一日遅れで守野せりあの誕生日が祝われていた。せりあは「ありす」と名付けたアクトドールを正式な劇団員として加えるよう歎願する。

 

一方アリスインデッドリースクールの公演が近づくが、主役を務めるはずの女優と連絡がとれない。それもそのはず、SMTのプロデューサー竹崎の策略でSMTの舞台に出演することになっていたのた。

 

主役の代役としてせりあは再びアクトドール=あいりを劇団員として、主役の代役として推挙する。代表の榊原かをるは初めは躊躇していたが最終的に「今回は仕方なし」ということであいりが舞台に立つことを認める。

 

喜ぶせりあであったが各務あいりはチャンスを掴もうとしないあいりに苛立ち、その行動を咎めてしまう。「コピーの演技では本物になれない」というせりあに対し、あいりは自分が彼女を本物にしてみせるというが、ありすを人形扱いされたせりあは激昂してしまう。

 

あくる日、SMTのプロデューサー竹崎がアクトドールを引き渡せと、アリスインシアターに現れる。榊原かをるの足の瑕疵の原因を知っているようで、どうやら二人にはただならぬ因縁があるようだ。

 

アリスインデッドリースクール公演日。ありすの見せる演技に過剰な反応を示す観客。何かが不自然だとありすに不信感を募らせるあいり。終演後、ありすに近づくあいりの前に突如姿を現す雛咲いづみ。

 

あいりにアリスインシアターを守ってくれたことを感謝するいづみだが、感極まったあいりが駆け寄ろうとした瞬間に消えてしまい、勢い余ったあいりは階段から転落する。雛咲いづみはありすが見せた幻影だったのだろうか。

そもそもアクトドールってなんだよ 

シアトリカルマテリアルシステムの一部だからロボット的な存在なんだろうけども、

 

「そこに感情はあるのかい?!」

 

って話でもあるよね。ありすにのめり込みすぎたせりあの感情、心の暗黒面をコピーしているだけのか、はたまた人工知能であるありす自身に意識や感情が芽生えつつあるのかっていうね。ここにきてまたまたSF的な要素が出てまいりました。

 

アリスインデッドリースクール公演中に見せた観客の過剰な反応からすると、シアトリカルマテリアルシステムもしくはアクトドールに人間の感情をコントロールするような機能があるのかもしれないわね。

パクリ上等SMTの竹崎さん 

シアトリカルマテリアルシステムをパクって雛咲いづみを引き抜き、さらにアクトアイドルというゲキドルのコンセプトも模倣したSMTプロデューサーの竹崎。さらにはアクトドールであるあいりを寄越せという。

 

この人の演劇は世界都市同時消失の復興のためのエンタテインメントを目指すという志らしいんだけども、本当の狙いがなんなのか。今のところ不明。

 

榊原かをるの不自由になっている片足の理由を知っているようだけども、その描写からするに元々はアリスインシアターでともに活動をしていたのかもしれない。

実は各務あいりちゃんが 

感情に流されて不安定なところがあると評されるあいりだけれども、じつは真っ当な人なんじゃないかしらって気がしてきたわね。まぁそれはだんだんと暗黒面に嵌っていくせりあに対してふつうの人間らしさを失わないってことなんだけれども。

 

あいりもせりあも心にぽっかりと穴が空いている。その喪失感を埋めようとしているんだよね。それが演劇であり舞台だった。そしてそこから始まって、あいりは自分以外の実在する存在を求め、せりあは自分の中にいる存在を求めという真逆のベクトルになってしまって、おたがいにその想いがだんだん強くなってきているから、あいりとせりあの気持ちのズレが戻ることなく時が進んでいってしまうという。

 

で、そこに人間ではないドールに対するジェラシーと執着も入ってくるからややこしい。実にややこしい。今後ふたりの感情が舞台の表でも裏でも激突するような感じなのかしらねぇ。。。

今回は 

ドールという人工知能に意思や感情は存在するのか。というのがね、ありました。機械を操っているのか機械に操られているのか。ベタといえばベタだけど今の時代そしてこれからの時代を考えたときに近未来SF的なテーマがリアリティをもって描けるご時世になってきたというか。

 

ドールを舞台に立たせることを躊躇する、かをるの台詞に「演劇は人間がやるものだから」っていうのがあったんだけど誰かを演じるという行為すら人間である必要がなくなってしまう、人間にしかできないと思っていたことが人間じゃなくてもできてしまう、そのことに対する畏怖というのかな。それが見え隠れしていて今後が楽しみでございます、はい。

www.youtube.com

 

ゲキドル挿入歌「アリスインデッドリースクール」

 

コミック版「アリスインデッドリースクール」

 


スポンサードリンク