おつかれさまです。
知る人ぞ知る?
というわけでまったくの予備知識なしで鑑賞してきた日本語吹替版なわけですが、以前に字幕版の上映もあったそうです。ちなみに原作は中国のWEBアニメとのこと。アンテナの感度の良い人じゃないとなかなかね、そこまではチェックしてないですよって感じではございます、はい。
今回の日本語吹替版はメジャーな声優さんを起用して予告編も劇場でバンバン流していたので結構プッシュされていた映画だとは思うんですが拙宅の最寄りでは2週目にしてMX4d1回、2D1回の2回まわしなんで動員的にはちょっと厳しいご様子。
ストーリーは
まぁそれ自体はそんなにこねくり回した物語ではなくてぶっちゃけ予告編を見たらまんまダイジェストで本編観なくてもいいようなw(失礼)くらいわかりやすいお話です。
妖精と人間、共存していくか、別々の世界を作るのか。どちらが正しいのかシャオヘイの選ぶ未来は?!っていうところ。
善と悪?!
まぁどちらが善でどちらが悪かっていう話じゃなくてどちらも正しいんだよね。今作ではシーフーが悪に見えるけれども、それは手段の問題なのであって考え方、目的そのものは悪ということはない。ムゲンとシーフー、ともにそれぞれの理想の世界を思い描き、求めていく。
そこには人間対自然という大きなテーマがあり、それを柔らかいタッチの絵柄でファンタジー色に包んで問いかけているっていうのかしらん。
絵柄は素朴だけど
絵柄は今風ではない、というかちょっと懐かしめなんだけどもこれが思いのほかヌルヌルサクサク動きます。ショッピングモール内の戦闘シーンでの通路のガラスが割れる描写とか臨場感あっていい感じです。
掘り下げると
登場人物の個々の属性とか能力値的なものがあるようなんですけども、今回の映画ではあくまでざっくりとした感じで描かれている。そんなもんで少し置いてきぼりな印象を受ける方もいらっしゃるかもしれないわね。
設定資料集というか、あの世界のガイドブック的なものがあると後追いしやすいというかリピートもしやすいんじゃないのかしらん。国産アニメじゃないから自分で掘り下げるってのはちょっと手間がかかる。みんながみんな手間かけてくれるかっていうとそんなことはないわけで大半のオーディエンスにとっては
「へぇー、そうなんす?!」
で終わっちゃう。もうちょっとだけハードル低くした方がいいような気はいたしました。映像で説明しすぎるとくどいと感じる方もいるので副読本があるとやっぱりいいわよね。
キャラクターデザイン
これどうなのかしらね、日本では。世界観はいいとしてもこのキャラデザが受け入れられるか否かで動員も変わってくるというか、誰向きなのか今一つわからない。子供が憧れるヒーロー的な感じでもないしねw
もしかしたら中国語版を観たらかなり印象が変わってくるのかもしれないけどね。。。
ハマる人はめっちゃハマるって感じかなw