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「プロメア」ロングラン上映の理由って 


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おつかさまです。

まだまだ続くプロメアの炎

プロメア観てきたんですけどね。映画自体はね、結構前に観たんですけどもまぁ記事はしばらく書けなかったのよね。あの「燃やさなければ生きていけない、それがバーニングだ」っていう台詞が頭にこびりついていて。

 

記事が書けなかった理由としたら京都アニメーションの火災があって「燃やさなければ生きていけない」っていうのがね、自分の中ではしばらく触れる気力がないというのもありまして。その言葉にネガティブな意味で囚われてしまっていたというのがあります。

 

プロメアっていえば男同士だけど 

映画の人気の理由として「男同士の熱いぶつかり合い」って部分がね、すごくあるかと思うんです。ちょっと古い言い方すると「拳で語りあう」的な。でもあたくしからすると女性キャラ、女性視点。ヒロインに注目していきたいっていうのがあるんですよね。

 

プロメアの作風 

イメージ的に西海岸風アニメといいますかあたくしが最初に映画を観て思いついたのは NCIS 。あれね。海外ドラマをすごく思い出しました。

 

別に主人公であったり敵役であったりっていうのは全然かぶってないんですよね。ただ女性の技術者、科学者、捜査官のポジションは NCIS のチームの活躍と似てるなっていうのがね。すごく感じました。

 

前線に出て戦ってる女性メンバーもいるんですけども、あの絵、絵柄、キャラの絵的には全然萌え系ではない作品なんですね。そのあたりもライクアメリカンwというか。

 

で、その女性キャラがセクシーっていうのではないんだけども、肉感的な部分ではなくプラトニックな部分で女性キャラとしてすごく魅力的に描かれてるんじゃないかなとオネェとしたらね。感じるんです。

 

「ヒロイン」の姿、在り方がきちんと描けてるというのかしらね。今時のラノベ系のヒロインとしたら全然物足りない、いやプロメアはラノベではないんですけどもそういうヒロイン像からだと全然物足りないよねって感じてる方もいらっしゃるかと思うんです。プロメアのヒロイン像は少し古風な姿が逆に新鮮に見えるのかなってのはあるかもしれない。でも時代錯誤というものとは違うと思うのよね。

 

ヒーローとヒロイン、大事なことは同じ

私からするとやっぱりヒロインらしいヒロインなんじゃないのかなっていう。安心感のあるヒロインというのかな。主人公の男性キャラは守りたくなるだけどそのただ守られるだけの弱い女の子ではなくて強さを持った、女の子。

 

あの「強くて優しい男の子」と「優しくて強い女の子」有名な言葉ですけども、また人間として大事なことっていうのは男も女も実は変わらないっていうことなんですよね。強くて優しい、優しくて強い。

 

優しさだけじゃ生きていけない。でも優しい人が好きなんですよね、人間って。プロメアっていう映画の話からどんどん離れてるような気がしますけどもwプロメアの主人公たちは自分たちより強大な存在に立ち向かっていくのね。そういう強さ、弱い者たちを助けようとする優しさがその強さの原動力であったりするわけじゃない?なかなか現実だとねぇ「長い物には巻かれよ」っていうのがありますんでw真っすぐで、直向きな姿に惹かれてしまうのよねぇあたくしたち。。。

 

アニメといえば声優さんだけど

プロの声優さんではなくて役者さんがメインの役どころの担当をされています。最近はそういう作品、とくに劇場アニメだとそういうことも多いので特別にこだわりのある声優ヲタでもないかぎり悪い印象はないわね。プロメアは舞台的、演劇的な見せ方、演出の作品でもあるのでおかしな言い方だけど「芝居がかった芝居」ってのもアリだと思います。

 

ただね、顔を知ってる方が声を出されてるとその声から入らないで顔がね、浮かんできてしまう方もいるとは思います。まぁ「プロメア」に関してはあまりそういうこともなかったかなっていいたいところですが堺雅人さんだけはね、キャラというよりは堺雅人さんが声をあてているなっていうのがすごく印象残ってしまうところがありました。もしかしたら狙いなのかもしれないですけども何やっても堺雅人さんだなぁという感じかしらね。

 

物語は、どこまでも正義が勝つ

物語に関しては三つ巴かと思いきや敵だと思ってた同士が最後で組んで、最初は味方だった人ね、倒していくっていうストーリーなんですけども基本は勧善懲悪。正義が勝つ。

 

今の時代って何か分かりにくい事をして思わせぶりのグレーゾーンにしておいたら「ちょっとかっこいいんちゃうん?!」みたいなとこは作り手としてもね、あるかなと思うんです。また受け手としたらね「そんな世の中、白黒はっきりしていないしね」っていうのもあると思います。「立場によって善悪が変わってくるんだよ」っていうことを持ち出すのはこの作品の中でも語られてはいるんです。

 

まあそうなんだけれどもやっぱりこっちから、スクリーンのね、向こう側じゃなくて手前で観ている人間からしたら「もやもやとした感じ」じゃなくて、この映画は燃え尽きるというか「礼儀正しい方がやっぱり正しい」っていうのかなw。あるべき姿、立場によって変わるんだけども、あくまでそのスクリーンの手前側には「人としての正しさってこうだろ!!」っていうのをきちんと見せてくれてるって言うのかな。「貴女はどうですか?」じゃなくて「こうだろ!!」っていうw

 

で、映画は何回か観てその解釈が観る度に変わるってことはある。でも「プロメア」に関していえばこちらの解釈云々よりは作り手の「こうだろ!!」ってのが心地よく響いてくるので押しつけがましい感じはまったくないし暑苦しい感じもまったくない。ひたすらに心地よいのです。こねくり回した解釈して悦に浸るより直球を素直に受け止めたい気分。

 

今回の映画に関してはその「正義は勝つ」っていうところ。現実世界、リアルな、その世界線の中では必ず「正義は勝つ」っていうことはいえないのです。映画だからこそ最後に必ず「正義は勝つ」なんだけど逆に言うと必ず正義が勝たなきゃダメなんですよね。本当は。「善悪が立場によって変わるとかいうそんなの屁理屈だろ!!」っていうストレートすぎるまでのスタンスがグッときます、はい。

何が正しいか

何が正しいかっていうのはね。人は悲しい思いをしないように、させないようにするのが正しい。誰かが悔しい思いをするとかさせるとか誰かが犠牲になるのは仕方がないよねっていう現実社会に対して、「でもそれ本当は仕方がなくないんじゃないの」っていうことをね語る作品があってもいいわよね。その熱さが「プロメア」人気の理由だと思うんですよ。

 

以前、堺雅人さんが主演したドラマがすごく受けたのもその「誰かが犠牲になっても仕方がないよね」っていう大人ぶった視点っていうのじゃなくて、「仕方なくないでしょ!そこ仕方がないと思っちゃったら駄目なんじゃないの」っていう部分「そこで守り切らなきゃいけないんじゃないの」っていうところがあったはず。

 

「プロメア」のね。主人公チームが守らなきゃいけなかったものっていうのは作品中ではね、火事の炎から市民を守ることなんですけど、その炎に対しての命を守っていくことともう一つはやっぱり「誰かが犠牲になることは全然仕方がなくないんだよ」っていうことよね。

 

そういうあるべき姿っていうか理想をね、追い求めていくだけの映画があってもいいんじゃないかな。それがあたくしの観た「プロメア」の感想っていうのかしらん。映画化間でもまだ上映していますのでまだご覧になってない方は是非劇場で「正義」を体感してきてほしいわね。

Amazonさんの限定版Blu-rayは特典マシマシ 

通常版Blu-rayもあるわよ 

澤野弘之さん書き下ろしのサントラ盤がこれまたカッコイイのです !

百合アニメとか市民権を得つつありますけども男同士の、いやプロメアはそういうノリじゃないわよ。ただちょっと観る人が観たらそういうニュアンスも感じられなくはないかもねえ。。。


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