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『ZARD LIVE 2004「What a beautiful moment Tour」Full HD Edition』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

90年代といえば 

このグループ=ZARDというか、この人=坂井泉水さんの楽曲を聞いたことがない人はいないんじゃないかっていうくらいの存在でしたよね。まぁZARDになにか特別な思い出とかはないんですが、そこは音楽バブルの90年代を駆け抜けたひとすじの流れ星。懐かしくなって映画館で鑑賞してまいりました。

最初で最後の 

坂井泉水さんの存命中では最初で最後のライブ映像なのかな。そういう意味では大変貴重な映像です。

 


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何が吃驚って 

いやね大変貴重な映像なのは重々承知の上であえて言いますけども

 

ブートレグかよ?!」

 

ってなくらい画質が悪い。なんといってもこれDVDやBlu-rayにパッケージ化されているものを映画館で上映したものだと思うんですけども、まぁ正直映画館のスクリーンのサイズで見せるレベルじゃねぇっていうね。

 

時に「モザイク処理かよ・・・」みたいな場面もあります。だから逆にスマホとかタブレットなんかではそんなに悪い感じでもないんだろうなっていう。

で、別に 

これ別にZARDさんのせいというか時代のせいなのかな。若い方はわからないかもしれないけれどリアルタイムでZARDさんを聴いていた世代の方には

 

「VHSの3倍録画レベルの画質」

 

って言ったら伝わるかなw今で言うとYouTubeの最低画質的な。2004年の映像でもこんなものなのかなぁ。う~ん。

 

94年のTMNのラストライブを映画館で上映した時も観に行って画質の悪さに吃驚したけども、10年後の2004年でもまだこのレベルの映像しか残っていないのは本当に残念。

とは言うものの 

でもね、映画館だから映像はボケボケでも音は良いんだよね。とくに今回のライブは生演奏、ゴージャスな編成のバンドサウンドなので映画館の音響が気持ちいいです。こればっかりは映像が綺麗に観ることができてもスマホタブレットじゃ味わえないからね。

 

目を閉じて聴いていると一曲一曲の演奏、歌唱が終わるごとに拍手をしたくなる。良いライブだったんだろうなってのは伝わってくる。目を閉じていたら画質ボケボケモザイク処理とか関係ないしね。

御本人の意向? 

まぁこの映像ってはもしかしたら坂井泉水さんの意向なのかもしれないけれどステージの端から端まで走り回って汗だくになりながら

 

「2階席盛り上がってる~?!」

 

ってタイプじゃなくてスタンドマイクに棒立ち歌唱って感じで、しかもほとんどカメラアングル固定だから、もしかしたらもしかしたらあえての記録映像風味っていうとおかしいけどそういうのを狙っているのかなと思ったりもいたしました。

 

当時すでに体調不良で体力的なこととかあったりでの演出なら申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

まぁ楽曲的にもそんな

 

「みんな汗かいてる~?!」

 

ってタイプじゃないけどさw

あれこれ言いましたけど 

見れたもんじゃねぇって言ってもそれは最近の映像とくらべてって話でまぁ古い映画だと思えばまぁこんなもんなのかなと。2004年って20年ちかく前だからね。仕方ない。

坂井泉水さん

彼女のライブ映像を観たのは初めてなんですけども、なんだろうな目線の切り方がホロっとするというかとても切なげなんだよね。カメラがほとんど固定だから彼女がチラ見?しているのが目立つし気になる。

 

もしかしたら両サイドにモニターがあって歌詞がテロップで流れているのを追っかけているのかなとも思ったんだけど、時々歌い出しにつまったりしているからwまぁそういうわけでもないのかな。

 

あとはね、気になったのは坂井泉水さんの前髪が目に刺さりそうな感じで観ているこっちの目がシバシバしちゃう。

あれ?! 

散々画質が云々言っていたわりに目線だと前髪だとか、そんなの見えるのかよって?!まぁそこは流石に商品化されている映像だからクッキリハッキリじゃないってだけでちゃんと見えますよ、安心してください。

期待しすぎもあったけど 

映像に関しては「Full HD Edition」なんてごもっともなフレーズがついてるから期待値が上がり過ぎちゃって映画館で鑑賞してガッカリした方は多かったと思うんだけどライブそのものはね、当時の可能な限り、やれることをやれるだけやった感もあり命日までの一週間限定上映ってのは少しもったいないかな

 

もっと多くの人に楽しんでもらえると思う、楽曲も今聴いてもいいしね。思い出補正抜きにして。

え~総評 

90年代、当時あんまり真面目に聴いてなかったんですけども、それは彼女が大切にしているという言葉=歌詞がなんとなく苦手というかあまりに

 

「わたしとあなたこそ世界のすべて」

 

ふたりの世界つーか世界にふたりしかいないのかってくらいのウェット具合ってのがね、あったんです。

 

女性の書く女性視点の歌詞が、あたくしにはちょっとリアルに思えない(若干拗らせすぎですがw)。あたくしのような偽物wには永遠に到達できない境地としてちょっと距離を感じていたわけですけども、まぁこうして長い月日が経ってみまして

 

「今聴いても良いな」

 

と思えるようになったのは坂井泉水さんの言葉の力がホンモノだったからなのでしょうね。色褪せないってのはこういうことなんだろうと30年前に気がつくことができる人間だったなら少しはマシな人生をなんちゃら。今30年間振り返ってみたけどロクなことなかったわw


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当時のあたくしとしてはこんな感じでした。。。

 

 

テヘペロシーンも収録されてる?!

「シン・ウルトラマン」を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

感想というか雑談です 

またしても実写映画を観てきてしまいました。アニメ映画ではないので感想というか雑談というか、そんな感じです、はい。

 

まぁウルトラマンっていっても色々あるけれど初代のウルトラマンとかね、流石にあたくしもリアルタイムのその世代ではないので、今回の映画に特別な想い入れはなかったりします。それでもってさらに後追いの特撮ヲタ、ウルトラ云々のヲタでもないのでまさしく「通りすがり」という表現がぴったり。まぁこだわりがないぶん単純に楽しめたんじゃないかなと。

シンなんちゃら 

タイトルの通りからお察しでエヴァンゲリオンで有名な〇〇さん絡みの企画、今回は監督ではありませんが制作には深く関わっていらっしゃるご様子。あたくしもそのお名前に釣られて鑑賞した次第。

 

伏字にする意味あるのかよって話ですが、誰が作ったかとかね批判のための批判には必要だけど面白いか面白くないかってただの雑談にはどうでもいい話ってことでよろしくお願いします。

 

まぁただの実写版ウルトラマン映画だったら観に行っていないと思います。。。

 

絶妙?! 

元々のウルトラマンのストーリーをほとんど知らないので、そういった意味では新鮮。映像的にはあえての古臭さを狙っているけれどあたくしにとっては懐かしいというよりは新鮮。

 

あたくしみたいな「通りすがり」の客にとっては加減が絶妙だったりします。まぁリアルタイムの世代の方からすると

 

「こんなんじゃねえ」

 

なんていう感じなのかもしれません。過去というか思い出には絶対、勝てないからね。時間が経てば経つほど美化されてしまうしね。あたくしは思い出と比較しないですむ分、楽しめたかなと思う次第です。

楽しめた?! 

じゃどこが良かったんだよと訊かれると何故かスラスラとは出てこないwまぁ雰囲気を大事にしているところとかね。中身がないってことじゃないですよ、念の為。良くも悪くも

 

「こんなもんじゃね」

 

っていうのが、良く言えば絶妙、悪く言えば同人作品っていうのかな。いやそこにリスペクトはあるしすごくそれを感じるんだけどね。

 

「こんなんじゃねえ」と「こんなもんじゃね」

 

ってのが評価として同居してる稀有な作品に仕上がっております(あたくし調べ)。

真面目と不真面目 

真面目にやってるんだけど時々

 

「これはパロディです」

 

って作り手側が薄ら笑いを浮かべているのが透けて見えるなんていったら怒られてしまいますけども、リアルタイム世代でないあたくしですらそんな印象なんだから、その当時を生きていた先輩諸兄からするとあまり気分が良くないところもあるかもしれない。

 

まぁ薄ら笑いが言い過ぎなら照れ笑いっていった方がいいかな。真面目にやっているんだけど真面目なヲタからすると

 

「そこ笑うところじゃねえんだよ」

 

みたいな。いや非常に難しいw題材に挑戦しているなと思います。

科特隊と禍特対とカトクタイ 

いやこういう言葉遊びとかね、わかりやすくこの作品「シン・ウルトラマン」を象徴しているわよね。

 

ノスタルジックなテイストを含みつつ確実に「今なら」ってところにチューニングを合わせているんで、そのセンスとしては良いんだけどこれが「リメイク」や「正史」、ましてや新時代のスタンダードなのかと問われれば、答えは「???」。

 

答えが「ノー」じゃなくて「???」なのがまさしく困ったちゃんなのよね。

 

「そこに愛はあるのかい?」

 

って訊かれたら

 

「ある」

 

と作品を鑑賞した誰もが答えると思うんだけどね。この映画は「ウルトラマン」っぽい何かであってこれが「ウルトラマン」なのかって話ならやっぱりアンサーとしては「???」。

え~総評

面白いかつまらないかで言えば確実に面白いですよ。最近の変身ヒーローものはみんなそうなのかもしれないけれど、いきなり正体バレバレで。そういった意味では今作の主人公に苦悩はないのね。だから「マスクの下の素顔」的な葛藤を期待すると肩透かしなんだけどもねw

 

ウルトラマンもカトクタイも地球「最後の日」の為に奔走する。でも血も汗も涙も感じさせないっていうのかな。あえてなのか描写が淡泊なんだよね。「最後の日」に向かって淡々と進んでいく。

 

まぁ日常というものは本来そういうものなのかもしれない。確実にやって来る「最後の日」とかその他大勢の人にとっては実はどうでもよかったりっていう。

 

どうでもよかったりっていう言い方がおかしかったら、なんだろうな、住んでいる世界が違うというか。この映画で語られているような外星人視点ではじめて「最後の日」に意味があるというか。

 

さっきウルトラマンもカトクタイも地球「最後の日」の為に奔走するって書きましたけど、ウルトラマンがいるからこそ「最後の日」が見えるんだよね。「最後のその後」を傍観できる俯瞰的視点こそがウルトラマンっていうのかな。

 

あたくしたち人類は「最後の日」ってのはある日突然途切れて、その瞬間から「無」なわけで厳密な意味では知覚できない時間軸よね。見えることも感じることもできないその瞬間に人類がどう立ち向かうか、まぁオーバーにいうとそんな映画でございます、はい。


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音楽はカッコいいです!

映画『バブル』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)2回目

おつかれさまです。

ついに 

待望の完全貸切状態。観客はあたくしひとりだけ。いいのかこれで!?っていやまったく良くないんだろうけどねw制作者サイドとしては。

 

ただ客側の立場からすると映画館ってのは空いてれば空いているほど気を使わなくていいよね。

しかしここまで不人気とは。。。

つまらないとかそういう問題じゃないような気もいたしますが如何なものでしょうか。そもそも初日からし

 

「空席以外は満席」

 

みたいな世界だったよね。ネットフリックスの先行配信を観た人の酷評が広まって、映画館が閑古鳥になったとか言われてるけどねぇ。。。

そんなに 

あたくしは映画の鑑賞前ってネタバレを避けるためにネット上のレビューは見ないようにしているんですけども、実際問題、前評判をチェックしてから観に行く人って多いのかしらん。

 

いやそんなにみんながみんな情報収集してから鑑賞するか否か決めてないと思うんだけど映画『バブル』に関しては初日から客の入らなさぶり(失礼!)が際立っていたので本当に不思議。

 

まぁ口コミで盛り返すような作品でもないんだけど(失礼!)。

だからさ 

〇〇監督、✕✕脚本、△△デザインみたいな

 

「貴女も名前は聞いたことあるでしょ?」

 

って攻め方=売り方はどうなんだって思うのね。今回、名前の表記をされていた方々の今までお仕事で言えば素晴らしいものがあるとは思うんですが、恐縮だけどお名前だけで一般料金1900円払うかっていったら、本当に恐縮だけど(しつこい!)払う気にはならないわよねぇ。

 

逆にお名前だけでワクワクドキドキ期待しちゃう層ってわりとアンテナビンビンにしているハードなアニヲタもとい賢明なる先輩諸兄だと思うのよね。正直、世間にはこのレベルじゃ届かないっしょ(かなり失礼!)そんくらい世間の風ってのは冷たいんだよ。。。

 

「現実はキビシー」ってバブルタイムでお馴染み財津一郎先生も仰ってるわけで。

あたくしもアニメは好きですけど 

お名前を拝見してもピンとこないのよね。で、バブルの広告を素通りしていった市井の一市民であるみなさん、一般ピーポーもそんな感じだと思うのよね。

 

やっぱりね、名前で客を呼ぶには「プロフェッショナルの流儀」拡大版でを取り上げてくれるくらいwでないと「誰だよ?!」以前に素通りなんじゃないかな。

ぶっちゃけ 

作品の評価に

 

「誰が作ったか」

 

とかいらない情報だからね(問題発言)。もっと言っちゃうと無名だから糞連発なんじゃなくてセンスねぇから糞連発、

 

昔の名前で出ています

 

なんて有名どころでも糞連発。その映画が楽しめる作品か楽しめない作品か。そこには

 

「誰が作ったか」

 

なんて関係ないんですよ。で、もっと言っちゃうとスクリーンのこちら側の人生的諸事情もあったりするじゃない、許容できるか許容できないかって。

 

まぁ「好みの問題だろ」って言っちゃあそれまでなんですけどw

何の話でしたっけ? 

あ、映画を観た感想なんだから売り方云々とかどうでも良かったわね。失礼しました。映画『バブル』の感想ね。しかも2回目。しかもネットフリックスじゃなくて映画館でね。どうすんだこれ、みたいのはないです、はい。

この速さなら言える 

まぁネタバレなしなんで言えることもたいしてないんですけども、この映画はね、ぶっちゃけ障碍者のお話なんですよ。ヒビキもウタも健常者じゃないの。

 

健常者じゃない=マトモじゃない

 

ってことじゃないわよ。念の為。むしろヒビキもウタも至ってマトモ。ついでに?「大人」としてリスペクトされているシンさんもマトモ。

 

で、彼らがマコトをはじめとする健常者たちとともに生活しているのが劇中の東京なんだね。障害のある人も仲間として受け入れリスペクトしている、そこにはどっちが上とか下とかない、そういった

 

既存の価値観=重力

 

は良い意味で壊れて、自由になれる空間。それが舞台となる今の東京。実はある種のユートピアだったりするわけです。そこで出会ったふたりがどうなるのってね。某みたいな「地球の重力に魂を縛られた云々」って話じゃないよ。舞台はすでに用意されているから一歩踏み出す、まぁパルクールのようにアクロバティックに、華麗に飛び出せるかってね。

ふたりの距離感 

ヒビキとウタの距離感を理解に苦しむ人もいらっしゃると思うんですけども、実際そんなに難しく考える必要はないんじゃないかな。ヒビキはスカしているようで本質は

 

「自分、不器用ですから」(高倉健先生すいません)

 

のタイプだし、ウタはウタで盲目なんですよ。まぁ一途な恋だよ。


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だから間合いを探り、間合いを詰めていくなんてプロセス「夏 LOVE ロマンス」に共感しようと思っている方は拍子抜けしちゃう。ふたりは「甘いKiss Kiss」でいうところの

 

「さぁこのまま壊れて行け」

 

ってことなんです。例えたら命の恩人に操を捧げるとかね。わりとというかかなり直球。ど直球。そこには駆け引きとか小細工とか不要。

ネタバレしないですけど

作品のテーマである「破壊と再生」は彼らふたり自身のことであるわけです、はい。

「作り話」 

「作り話」にリアリティを求めすぎるのはヲタの悪い癖ですが、そうだねウタの正体も人魚姫いやご想像にお任せしますって感じだしね。そもそも何処から何しに来たんだよ、とかね。

 

例えば同日公開のシソ・ウルトラマソのように「外星人が地球にすむ原生人類をなんちゃら」的な行動原理でウタの素性が説明されたりとかあったりするとわかりやすいよね。

 

贅肉を「そぎ落とす」というのとは違う、適当に「割愛しました」って印象がいまいちな評価につながっているような気がするわね。

え~総評 

映画館の大きいスクリーンで観たからってのもありますけど「金損した」とか「途中で寝た」とかそういうのは2回目ですけどもないです、はい。

 

150分くらいに尺を伸ばしてちゃんと説明した方が色々おさまりが良いというか、中身は伝わりやすくなったんじゃないかしらん。

 

あたくしは

 

障碍者の初恋」

 

ってところにピント合わせているからいいけどSF的な

 

「東京という街の行方」

 

を追っかけようとすると

 

「で、結局なんだったの?!」

 

ってところで物足りないね。まぁ「二人のため 世界はあるの」ってことなんですけどね。説明したらしたで「説明しすぎ」とかなるからバランスが大事。

 

劇中に

 

「だっさw」

 

っていう台詞が多用されていますけどまぁ全体に漂うそこはかとない昭和ノリはある程度は作為的なもので、そこはもうユーモアセンスの違いとしか言いようがないね。


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これだけ観ておけば十分というは人は「人の苦労」についてもう一度よく考えてみてください。まぁただねフルコーラス.verの方がずっといい曲なのに映画本編でも使用されているのはショート.verなんだよね、もったいない。

まぁなんですか 

声出して行こうぜ!みたなノリが好きな人はこの映画とは合わないかもね。

引用元https://wwws.warnerbros.co.jp/bubble-moviejp/characters/

やっぱマコトさん一択だろ。。。

 

バブル関連ではいちばん評判が良いらしいのが映像なしの小説とか

【輪るピングドラム】劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略を観てきたので感想とか(ネタバレなし)2回目

おつかれさまです。

そんなわけで2回目鑑賞ですが 

やっぱりわからないね。話がわかるわからないでいえばわかるんだけども(わかったような気にはなる)、次々飛び出してくるキーワードの意味はわからない。

 

後編で全てが明かされるのかなと思ったりもするんだけど、実は散りばめられた謎が解明されることには、さして意味がないんじゃないか、なんてね。

物語とは 

この映画、まぁTVシリーズの総集編?の言いたいことはなんなんだって話のときに、そもそもストーリーとかそれをわかりやすく伝えるために用意された装置であって、実はそれを構成する尖ったパーツこそが作り手のいちばん見せたいものなんじゃないかなと。

 

物語として破綻せずにキラっと光る、その尖ったパーツ=瞬間をスクリーンのこちら側に突き刺すことができたならば、興行的にはさておき、それは作品として成功したと言っていいんじゃないかしらん(何が?!)。

 

闘う意思を持て 

この映画の場合、そのキラっと光る瞬間。それぞれの何者にもなれないと宣告された主人公たちがどう生きるか、いやいやそんな大上段に構えたたいそうな話ではなくてね。

 

彼らの日々の営みのなかで、ただ流されるのではなく踏みとどまりそこから歩き出す。汗をかきひた走る、そのがむしゃらさ。剥き出しの闘う意思。それがこの映画の突きつけたいもの。

 

で、何と闘うかといったら自分自身とであって、それがまた若さの特権だったり。いや歳とってから自分自身とくんずほぐれつしてもいいんだけどw

 

飛び散る汗と涙がスクリーンをひと際輝かせ、名もなき虫となり劇中のゴキブリよろしく、そこに居るだけで殺虫スプレーを噴霧されるだけの存在になったオーディエンスにとって、そこは夜の街灯、あばら家の蛍光灯。そこに集まらずにはいられない。

 

自分たちにはどうすることもできない光り輝くその場所へと向かわずにはいられない。

で、何の話でしたっけ? 

作中、主人公である冠葉も晶馬も苹果も闘っている。誰かと、そして世界と闘っているようで本当は自分自身と闘っている。

 

世界とは自分の認識であり

 

「なるようにしかならない」運命

 

に抗い破壊しながら、

 

「なるようにしかならない」運命

 

を修復し復元していく。

答えは何処にあるのか? 

物語の整合性って意味では後編に期待、大なんだけども、彼らの人生、歩く道の答え、それが世の中的に正解じゃないとしても、踏み外してしまうとしても、掴み取るべき運命は彼ら自身の中にしかない。

 

もがき苦しむ彼らに「あるべき宣告」をする陽毬。それは「忘れたいのに思い出せない現実」。陽毬の変身した姿はイリュージョンと揶揄されるけれど、イリュージョンなんかじゃない、これこそが目を背けたくなる現実そのものなんだ、思い通りになるヒロインなんてもんは存在しやしねぇんだ。

引用元https://penguindrum-movie.jp/character/

ヒロインたん、ハァハァ。。。

それでも彼らは、この思い通りにならない「現実」に惹かれずにはいられない。だってそこにいるのはヒロインで、そこは己の命を賭けることができる唯一の戦場だから(何が?!)。

take my revolution

つまり生きていこうってこと。いきなりなんだよ、それ。ますます何が何だかって話ですけどもネタバレしないで、というか内容に触れないで感想を書こうとするとわけのわからない話になってしまいますよね。あぁake my revolution といえば 


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「輪舞-revolution」ってこれも輪っているのね。いや関係あるかどうかわかりませんです、はい。

で、音楽の話。

劇中のアイドル、ダブルHではなくトリプルH歌うARBのカバー曲。これは正直わからなかった。つーかこの世代じゃないからねw、あたくし。全然わからなかったわ。オリジナルのテーマ曲だと思ってしまった。これは悔しい。

 

知ってるとクスリと笑えるネタがあちこちに仕込んであるんだろうなぁと。そこに気づくことができない自分に呆れて寝込んでしまいました、はい。

え~総評 

すげえよくできているなんてニワカが言うのも申し訳ないくらい、色々仕込まれていて単純にストーリーを追いかけるもよし、巻き散らかされた謎を拾い集めるもよし、キラリと光る場面を胸に焼き付けるもよし。

 

ロールキャベツを作る場面があるんだけども、本当にこの作品こそが剥いても剥いてもな感じ。その中心になにがあるのか、剥いていくうちに辿り着くだろうと期待をしても、最後の一枚を剥がしたところで実はその中心には何もなく剥ぎ取ってきた葉こそがこの物語の本体だったのだ!!(何が?!)。なんてね。

 

そりゃニワカであるあたくしにわかるわけないわ。。。


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siro-touch.hatenablog.com

 

やたらマグカップがあるのはなぜ。。。

映画『バブル』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

バブルといえば

まぁバブルといえば世代的に原ヘルス工業財津一郎先生のTVCMを思い出すような先輩諸兄の為に、”映画”『バブル』というね表記をオフィシャルでもしていると思う今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。

 

この映画は、バブルといえばやっぱり「WON'T BE LONG」だろっていう層からするとまったくピンとこないというか主人公ナイーブ過ぎるだろうと。そんな性格じゃ生きるのしんどいだろうと。まぁ実際大変だったみたいだけどw

 

そんなヒビキくんの人生とこの街の崩壊と再生がクロスオーバーする物語。って感じかな。


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バブルといえばこっちだろ。。。

 

客入りが全てじゃないけどね 

Netflix (ネットフリックス)で先行配信していたせいなのかしらん、初日なのに映画館貸し切り状態かと思って焦ったわね。上映時間になったらボチボチお客さんも増えてきてあたくし含めて4人。ありがとうございます。

 

映画館で『バブル』を観たい方は早めに行った方が良いかもしれませんわね。いつの間にか上映終了しているパターンかも。まぁもともと配信が先行している時点で劇場での展開ってのはあんまり期待していないのかもしれない。

観るならどっち? 

Netflix (ネットフリックス)で観るか劇場で観るかって話なんですけども、ぶっちゃけパルクールのアクションがね、予告編だとけっこう盛っている(失礼!)というかスクリーンで観るとそんなでもない(失礼!)。少なくとも鳥肌が立つような感じではない(失礼!)。映像体験っていうようなもんでもない(失礼!)。


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ちょっと物足りないのよね。

 

まぁあんまりぐりぐり視点回すと大画面で酔っちゃうからね。そういうところ配慮してくれているんだわね、きっと。ありがとうございます。

 

酔うほど揺れてないから安心して劇場でご覧ください。。。

 

映画『バブル』はストーリー重視だからね。アクションシーンとか実はおまけです、はい。いや、おまけレベルってことじゃなくて最重要ポイントではないってことね。そこが肝じゃねぇってことよ。

で、肝心のストーリー 

あぁ、これがね、まぁちょっと大風呂敷を拡げちゃった的な。悪気はないと思うんだけど(何が?!)。

 

球を投げるだけ投げておいて、後片付けしないで帰っちゃうみたいな

 

「大人としてこれはどうなんだ」

 

ってのは正直なくはない。なくはないんだけれどもね。

 

まぁ日常というか人の生きる道というのは、それでも進んでいる、時の流れとともに止まることなく進んでいってしまう。流されるか、流れにのるか。で、それがどの方向に進んでいるのかって話。

 

主人公ヒビキくんはウタと出会ったことで確実に新たな一歩を踏み出すことになる。全てが始まりから終わりまで定められた出来事だったとしても、その波を華麗に乗り越える姿が、この映画でのパルクールだったりするんだろうね(何が?!)。

 

映画的にマッチさん仰るところの「ケジメなさい」って意味では全然ケジメがついてないですけども、この作品の作り手が描きたかったことはきちんと描いているんでしょう。自己採点だと高得点タイプ。そんなわけで不思議と鑑賞後に

 

「で、これ。なんだったの?!」

 

って感想はないのです。寧ろ

 

「まぁそうなんだろうな」

 

とブツブツ言いながら納得すらしてしまう。

まとめ?!

ヒビキくんにとってのウタちゃん、ウタちゃんにとってのヒビキくん。誰の人生にもそういう瞬間があり、そういう人がいただろうと。

 

そしてそれが儚く消えていく運命だとしても確実にそこにあった、その奇跡。泡沫の存在こそがタイトルの意味する『バブル』なのだと。

 

いきなりまとめてみました。ありがとうございます。

忘れていましたけど 

あぁ忘れていましたけども音楽ね、澤野弘之さんが担当なんですけど今回はあまりグッとくる”らしさ”溢れる曲があまりなくてそのあたりはちょっと残念でしたね。

 

他の映画だと澤野さんの楽曲って「キタ―!!」みたいな場面で流れるじゃない、歌ものとかさ。まぁそういう意味では盛り上がりに欠ける演出だったわね。

で、来場者プレゼント 

ミニ色紙風カード頂戴しました。ありがとうございます。

引用元https://natalie.mu/comic/gallery/news/476489/1814654

え~総評 

劇中、顔がドアップになるところだけ描きこみのレベルがとてつもなく高密度になるのを観て

 

ファイブスター物語

 

かよ的なwまぁいいいんだけどいいんだけどいいんだけど。

 

本作のヒロインであるマコト姉さん。

引用元https://wwws.warnerbros.co.jp/bubble-moviejp/characters/

物語の語り手というか世界の観察者である彼女の仕事ってのは完結していなくて、まぁそのあたりはいやらしい言い方するといつでも続編を始められる仕様になっておりますです、はい。

 

キャラクターボイスを担当しているのは女優の広瀬アリスさん。単純に声がね、良いんですよ。「姉貴」と「お姉ちゃん」の間のちょうどいいところにコンコン響いてくるのよね(なんのこっちゃ)。

 

いやヒロインはウタちゃんだろって話なんだけど、あんまり喋らないし好き嫌いがハッキリわかれるタイプだからね。

引用元https://wwws.warnerbros.co.jp/bubble-moviejp/characters/

彼女あっての映画『バブル』なんだけどもね。これじゃコスプレ需要とかもないでしょw

 

 

 

 

というか映画のオフィシャルサイトでネタバレするの辞めろや!!

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武田綾乃先生の小説版おすすめ

あまりに今更ながら『劇場版 呪術廻戦 0』を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

あまりに今更ながら 

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/news/2022_0510.html

なのです。ショックだわ。そんなわけで劇場に足を運んだ次第です、はい。

 

いや本当はもっと前に観たんですけども正直こういう映画って特には話すことがないじゃないですか(何が?!)。

 

好きな人はめっちゃ好きなんだろうし、これだけロングラン上映を続けているわけだから人気もあるんだろうけど、どうもね。健康的過ぎてね。

 

どうもこうもないっすよ。ね?ハギティ?!

 

どうもこうもない事情で ある意味

 

「平凡で尖った ぅところもない」

 

作品。こういう映画が支持される、興行収入的に成功しているってのはまだまだ世の中「弾けようもないじゃない」というのかしら。まだまだ大丈夫といいますかね。


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で、肝心な物語についてですが

主人公及び周辺のメンバーが何処かしら心に傷を追っているように見せかけて(見せかけて?!)いるわけだけども、勧善懲悪であるから結局のところ、てめぇらが完全正義なわけで全然誰も何も困っていない。

 

呪術高専なんてところで半グレ気取ってるだけやんけ、と(ナマ言ってすいません)。まぁ陰気なドラゴンボールって感じかな(本当に観てきたのかよ。。。)。

Password is 0 


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うわっ。ワンフォーなついね。タイアップもついていたしこの当時の勢いとして

 

「ぶっちゃけ糞曲」

 

とかやっぱり言い難かったと思うんですよ。これ2014年リリースで、じゃあ今も有難がるような楽曲かっていったら、ねぇ。

 

10年後に「今でも聴いてます」とか「今聴いてもカッコいい」とか、とてもそんなアレじゃないですよ、いやほんと。

 

あ、だいぶ話それましたが、この作品のパスワードとしてはゼロってことだと思いますけども、原作?の漫画の方も未読のあたくしが何を言ってやがるって話でございます。

 

時系列としては前日譚でいいのかな。

乙骨ファミリーいい加減にしろ!

作中グダグダ言っている乙骨一味ですが、特殊な能力なり血筋なりと

 

「結局いいところの子やんけ!」

 

っていうね。なるべくしてヒーロー、ヒロインだったり。なんだよそれっていう。

 

そういう隠れ貴種流離譚みたいなの今も昔もエブリバディが大好物なのわかるんだけど、結局南極もとから持っているかいないか。生まれながらに与えられているかどうかでしかないじゃない?それって。

 

昨今流行りの親ガチャなんかと同じで

 

「俺が、あたしが、自分が、どうしたか」

 

じゃないんだよね。初めから他人様より優れた能力なり環境なりを与えられた連中が自称で

 

「俺っちたち苦労しちゃってますんで、てぃひw」

 

みたいな話。本当に大変なのは「何も与えられず」「何も得ることもできず」な「きっと何者にもなれない(あれ、ピングド〇ムみたいな)」まま、百鬼夜行で死んでいく、その他大勢のモブなんだよ。

 

呪い合うも何も既に「無」という呪いにかかっているんだわ。まぁそんな方々をフィーチャーしても勧善懲悪にならないのはわかるけどさ、乙骨ファミリーとかイ〇ンで万引きして警備員に捕まってから出直して来いよって感じで。

 

とりあえず禪院真希は女子ロッカー室で他の子の財布から現金を抜き取ってくるところから始めろよな。苦悩はそれからにしろ。クレジットカードには手をつけるな、現金だけにしておけよ。坊ちゃん嬢ちゃんの道楽で正義やってんじゃねぇよ(禪院真希ちゃんのファンの方すいません)。まぁ正義やってるつもりすらねぇんだけどね。

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/character/

眼鏡を外すとツンデレ美少女とかよ、どうなってんだよ。与えられすぎだろ!

なんだかんだアンタも好きよね 

祈本里香ちゃんと禪院真希ちゃん。肝いりのキモい美少女ヲタとしてはどっちを選んだらいいの?!って話です、はい。ヒロインとしてね。

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/character/

で、どっちも神と乙骨に選ばれた存在なんですよ。

 

ほんと何やってんだおまえら。スクリーンのこちら側にいる冴えないモブにも目線をくれよ目線をさ。ゼロズレだよゼロズレ。

 

こちとら心の底まで冷え切っているんだからよ。乙骨ばっかりチヤホヤしやがって。おまえらがそんな調子だと、この間違った世の中を壊し(あれ、ピングド〇ムみたいな)云々。

夏油 VS 五条 

さぁそんな舐め切ったヒロインたちは放っておいて腐女子のみなさまはこちらで楽しんでいきましょう。逝っちゃいましょう!

 

それにしてもなんだ、この二人もまた特別な選ばれし存在だったりするわけだけどね。。。とにかく盛りすぎだろ、と。

 

え~総評 

引用元https://jujutsukaisen-movie.jp/#index

なんだろうな、

 

「生まれてきてすいません」

 

的な物語なのかと思っていたんですけども案外健康的な話で吃驚しました。タイトルとか台詞とか絵柄で一杯食わされそうになりますけど安心して鑑賞できますよ。王道だよ王道。もっと

 

「変態さん、いらっしゃい」

 

でもよかったと思うけどね。

 

ゼロは1の前の数字、全ての物語の始まりの意なんかな。どっちかというと持たざるもの=ゼロをあざ笑う上級の物語って感じで、ルサンチマン原理主義のみなさまにとってはあまりに憤怒限界ギリギリっていうところかしらね。いや呪術廻戦本編はね、全然違うかもしれないけどw


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イイハナシダナー。

 

 

 

 

 

 

ってか曲解しすぎわろたw本当に観てきたのかよ、上映中寝てたんじゃないのかw

 

本屋さんで買ってきましたよ。まだ読んでねぇけどなw

 

女性キャラより男性キャラのフィギュアが多いのも、この作品ならでは。

【輪るピングドラム】劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略を観てきたので感想とか(ネタバレなし)

おつかれさまです。

10周年おめでとうございます。 

いや~もう10年なんですか。あっという間。時の流れは本当にあっという間でございます。そんなわけであたくしのゴールデンウイークことルサンチマン週間にもっとも相応しい作品。恨み言だらけの運命日記を書き換えに劇場に行ってまいりました。

 

北宇治高校第6回定期演奏会のついで、あ、いや翌日に、大都会川崎はチネチッタでの鑑賞でございます。ついでといか拙宅の近所じゃやってねぇんだよね。。。

引用元https://penguindrum-movie.jp/

そんなわけで10周年といえば 

引用元https://amzn.to/3PebFZR

いやだから氷菓の話は他所でやってくれよ。ここは輪るピングドラムの話がしたいんだよ。

10年待ったぜ 

なんてねたまには言ってみたい。いや書いてみたい。またしても例によって例のごとく、原作というかTVシリーズ未視聴なので全くの新作気分での鑑賞となりますこと、ご了承ください。

 

まぁホンモノはいつも Brandnew style だからね(MOTSU先生すいません)。そんなわけで 今回、前編を観てまいりましたが、これ、総集編なの?新作なの?状態。でもね、そんなこと関係ないんですよ。あたくしにとってはこれが【輪るピングドラム】だから。REかどうかは大下勇次曰く「関係ないね」ってやつなんです。


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まぁ結末を知っていて「10年待った」方からするとREかどうかは、それが全てってなくらいだろうけどね。

そんなわけでーその2 

わからない。はじめからおわりまでさっぱりわからない。「???」の連続。ネタバレもなにも何が何だかわからない。

 

しかしながらそれが即「120分のお昼寝に1900円」なんて口を半開きにしてうつらうつらしていたわけではなくて、グイグイとその世界に引き込まれていく。だからって何か理解できたわけでもないんだけどw

 

そのあたりは流石〇〇監督。といっても〇〇監督は永野護先生とセーラームーンのコスプレしていたくらいしか記憶がなくて、あたくし勉強不足で大変恐縮でございます。

そんなわけでーその3 

運命の輪を修復する物語と運命の輪を破壊する物語。その瞬間、瞬間の分岐点を自覚と無自覚のなか飛び越えながら走り抜けるって物語なのかなって印象だったわね、今回。

 

シリアスな展開の狭間に時折差し込まれる、謎のユーモアはあるのだけれど全体としては悲しい結末の予感しかしない。

 

「悲しみにさよなら」

 

できる予感がしない。アイキャントストップザロンリネスですよ。どうしてなの?悲しみが止まらない。

 

常軌を逸した行動の根底にあるのは「愛」。そしてそれは正しい形なんてないものだからこそ人を翻弄し人を苦しめる。愛するものを守るために自分を犠牲にする、その姿は本来の生物としての「生存戦略」に抗うことではないのか。

 

だとしたら、いったいその意味とはなんなのか。束の間の生をまっとうすること、人は何者にもなれず何も残せず、ただ運命を受け入れるだけの存在なのか。そんな問いをガツンとぶつけてくる感じですよ。

そんなわけでーその4 

謎が謎を呼ぶ展開なんだけど意味深な単語をぶちまけて風呂敷畳まず、伏線未回収とかね。そんな感じは全くしない。辿り着くべき場所に向かって高速で走り続けているイメージ。

 

まぁTVシリーズを観ていないから今作が10年前の物語にケリをつけるために作られたものなのか、思い出を置き去りにしないようにあの世からほんのわずかばかりの時間、蘇ってきたのか(なんのこっちゃ)。REに隠された真実はまだわからない。

 

まぁ前編だからね、そのあたりわからなくていいんだろうけどw

そんなわけでーその5 

全編に漂う昭和テイスト。古い臭いって意味じゃなくて、大袈裟にいうと運命いや何かをぶち破る力、ってのを考えたときに泥臭さ、ドラマティックなドラマを描こうとすると昭和的なものになっちゃうのかな。平成って

 

「破滅に向かう序章」

 

だからあらゆるものをひっくり返してきた昭和ほどのパワーってのはなくて、だからこそ、その定められた歯車を狂わそうともがき苦しむ、【輪るピングドラム】のような作品が生まれてきたんだろうけどね。

え~総評 

狂った運命の歯車を正しい方向へ戻そうとする、がむしゃらな物語。しかしながらその正しい方向こそがなんなのかわからないまま走り続けるしかない、がむしゃらな物語。

 

そんな言葉しか出てこないわけですが、【輪るピングドラム】を観たことがない方は、この機会に是非劇場まで足を運んでいただきたいものでございます。まぁ公開劇場が少ないわよね、ちょっと。

 

あたくしも遠出して大都会でしか観ることができない僻地住人なので大変です。

 

まぁTVシリーズと比べて云々とか言う話はね、あたくしできないんですけど、やっぱりね、そんなの関係なしに劇場アニメの一作品として観てて面白かったからね。これは観てほしい劇場でかどうかは置いておいても。

 

面白かったなんてチープな言葉のチョイスで申し訳ないw細かいところまで計算された作品なんだろうけ

 

「細けぇことはいいんだよ」

 

的な視点でも楽しめる。「ひたすら」だったり「がむしゃら」だったり汗をかくことを忘れたあたくしにはなかなかに沁みた次第でございます、はい(何が?!)。

 

で、結局ピングドラムって何なの?!


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後編を観るまでTVシリーズは観れません。。。

 

公式完全ガイドブックとか意地でも読ま(ry


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