おつかれさまです。
なんだかんだで観てしまう
久しぶりの劇場版ということで期待値が高すぎた前編。その結果、前編は微妙な印象の感想になってしまいましたが、
「じゃあ後編は観なくていいや」
となったわけでもなく、ふつうに鑑賞してまいりました。
原作未読だから前編のつづきがどうなるの?っていうのはもちろんあるんですけども、やっぱり期待値はね、後編もそこそこ高かったりします、はい。
後編予告
物語は
一応本編の始まる前に前編のおさらい映像があるので
「もう前編の話は忘れちゃったよー!!」
とか
「ぶっちゃけ前編は観てないわー!!」
という方でも一応、安心でございます。
前編ダイジェスト
で、物語は外部太陽系セーラー戦士の登場から前編ラストの場面につながっていきます。内部太陽系セーラー戦士のピンチにかけつけるっていう感じだわね。
で、そこからエリオス、タキシード仮面、セーラームーンの真の力を絡めつつデッド・ムーンの女王、ネヘレニアを倒して一件落着的な。
長い・・・
後編の上映時間は80分なわけですが、これまた前編同様とっても長く感じます。ぶっちゃけ120分くらいやっているのかなと思えるくらい。後編から出てきた外部太陽系セーラー戦士たちには、初戦以外これといった見せ場もないんだけど、サクサクと場面が進行するわけでもなく、なんだかとっても長く感じるのです。
後編は、ほとんどが戦闘シーンなんだけどメリハリがないんだよね。スピード感がない。ダラダラやっているって言ったらおかしいんだけど必殺技による攻撃シーンは使いまわしってこともあって新鮮味がないし。
だいたい敵より味方の方が頭数が多い時点でピンチ感がちょっと足りないわよね。セーラー戦士10人、タキシード仮面、エリオスの12人に対して敵はネヘレニア、ジルコニア、アマゾネス・カルテットの6人。倍ですよ倍。丸八羊毛パッドの高見山じゃないんだから。味方キャラが多すぎてそれぞれを生かしきれない典型。
いや、そもそも・・・
前編あっての後編で、そのあたりのつなぎはまぁいいんですけど、そもそもが後編から登場した外部太陽系セーラー戦士に対して説明がなくオーディエンスは序盤から置いてきぼり。
「この人たちは誰なの?過去に何があったの?」
っていうことに全然触れないから彼女たちの変身できないという葛藤が全く伝わらない。あげくに最強の能力者と匂わせる、スーパーセーラーサターンこと土萠ほたるちゃん
の過去と覚醒についてもほとんど説明なし。原作未読の人、映像化作品を未視聴の人、適当にしか観ていなかった(失礼!)人、この映画からセーラームーンに入った人、そしてちびっ子たち。この人たちはね、冒頭から置いてきぼりになってしまったと思うのよねぇ。
セーラーサターンが過去のある時点で何かを「やり損ねた」的な描写があるんだけど続編とはいえ前編になかったことはちゃんと説明しないとシーンに意味がなくなっちゃうと思うんだよね。
説明省いて80分にするならちゃんと説明して100分にしても良かったんじゃないかなぁ。
「詳しくは原作をご覧ください」
ってのは劇場作品として、ある意味説明責任を放棄した(失礼!)って気がしないでもないです。とくに前後編って上映形態を考えたらもっとできることもあったと思う。
まぁ説明しだしたら月野うさぎちゃん自体いったい何者なんだよってところか始めなきゃいけなくなっちゃうとかあるとは思うのだけれども、25周年企画の一環であるならば、まったくの新規、新世代のファンを獲得するため、もっと楽しませる努力ってのはちょっとあってもいいかな。
前後編全体に漂う
「ていうか誰なんだよ」感
ってのがね、観劇後のいちばんの印象っていったらなんだけどね。。。続きもので途中エピソードの映像化の宿命かもしれない。
エンドロールが終わるまで
席を立つのはエンドロールが終わるまで待っていてほしいわね、今回。おまけじゃないけどメッセージがあります。まぁ今回の劇場版の評判がきちんとフィードバックされた新作とかあればいいけどねぇ。
某鬼滅の刃のおかげでアニメというか作画、戦闘シーンには目が肥えてしまった方も多いと思うのでセーラームーンに関しても変身バンクはいいけど、他のシーンももっと力を入れてほしいわ。なんというかアクションというよりターン制バトルみたいなテンポなんだよね。交互に攻撃しているみたいな。
まぁ美少女戦士だからあんまり切った張ったって感じじゃなくて変身後必殺技一撃で倒すみたいな方がおさまりがいいのかな。
良かったところ
相変わらず変身バンクはカッコいいです。とくにセーラーサターン。
これだけでも映画料金の価値はあります!!
これはかわいいです。
公式ビジュアルブック。エターナルよりスーパーの方がカッコいいような。