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TVアニメ「ゲキドル」第六話の感想とか


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おつかれさまです。

深まる謎 

人間の感情をコントロールすると思われる、アクトドール=アリス。その真の機能と目的はいったい何なのかっていう話なんですけどますますわからなくなってまいりました。そしてどうやらその秘密に関して劇団主催の榊原かをるは真相を知っているような。。。

物語は 

アリスの見せた?雛咲いづみの幻覚に駆け寄ろうとした各務あいりは階段から転落し足の骨にひびが入り、公演中の舞台「アリスインデッドリースクール」を降板することになってしまう。あいりは降板した自分の代役を守野せりあに託すが、せりあはものまの演技しかできない自分に自信がない。

 

せりあの演技を、彼女自身を本物にするためあいりの過剰なまでの厳しい稽古が続く。アクトドールであるアリスはまるで感情があるかのようにあいりを睨みつける。

 

アクトドール=アリスは都合のいい夢を見せて、せりあを慰めていた。日々せりあに幻覚を見せ彼女の感情をコントロールするアリス。

 

舞台「アリスインデッドリースクール」でのせりあの演技は好評。せりあとアクトドールによって劇団はなんとか救われたが、榊原かをるはどこか心にひっかかることがあるよう。

 

あいりはせりあの演技に納得しておらず「ものまねには意味がない」と否定する。あいりの詰問に自分を見失い取り乱すせりあ。彼女は「ものまねの何が悪いのか」と自分のものまねが得意だった亡き妹ありすを思い出し激昂する。帰宅後せりあはぬいぐるみのありすの補修跡を見つけて何かを思い出す。

 

せりあは都合のいい幻覚を見せ自分をコントロールしようとするアクトドール=アリスと対峙する。「何故そのようなことをするのか」という問いにアリスは「せりあが望んだからだ」と答える。アリスはせりあに本当の記憶を思い出させる。

 

双子の姉妹、せりあとありす。劣等生のせりあと優等生のありす。実はそれこそがせりあの思い込みで、現実には両親から好かれる優等生のせりあと逆に両親から疎まれる劣等生のありす。

 

ありすはせりあのものまねが得意だった。ある日、感情にまかせて姉であるせりあのぬいぐるみを壊してしまったあいりは、両親から叱責され誕生日プレゼントを買いに連れて行ってもらえなくなる。見かねたせりあはありすに

 

「入れ替わって自分のものまねをして新しいぬいぐるみを買ってもらう」

 

ように思いつく。

 

両親とともに買い物に出かけたありすはそのまま都市消失、池袋ロストに巻き込まれ死亡する。

 

雛咲いづみは舞台「アリスインデッドリースクール」の評判を聞きつけ、そしてSMTプロデューサーの竹崎の観劇に同行することになった。

 

せりあのあいりの演技に対する完全コピー能力に驚くいづみだが竹崎は何か違うことに感情を揺さぶられているようだ。シアトリカルマテリアルシステムと連動し観客の感情を揺さぶるアクトドール=アリス。竹崎は回想の中で一人の少女の死に直面していた。

 

一人、屋上のプレハブ小屋で酒を呑み何かを紛らわしている様子の榊原かをるのもとに現れるドール。

 

「そういうことか」

 

と合点をする、かをる。稽古場で感情を吐露し互いを理解しあう、せりあとあいり。ビルの窓の外を、屋上からドールが落下していく。

アクトドールの役割 

まぁシアトリカルマテリアルシステムもそうなんだけども、そもそもこのレベルのテクノロジーがどうして場末の貧乏劇団(失礼!)にあるのかっていう、そこから説明してもらわないといけないような気がいたします、はい。

 

SMTにあるのは2号機でオリジナルにあたるアリスインシアターの劇場システム、そしてその唯一無二な存在であるアクトドール。

 

明らかに感情を持った機械人形として描かれているわけですが、その開発の経緯や目的ってのが劇中で明かされるハードSFな物語に期待したいわね。

 

アクトドールは自身に感情を有するだけではなく、舞台から幻影を見せて人間の感情をコントロールしようとするわけだけど、まぁ演劇の本質が現実にはない架空の世界での物語を目の前に具現化し観客の感情を揺さぶることなわけで、それを生身の人間ではなく、シアトリカルマテリアルシステムとアクトドールでやってみせる。そこにこの物語のなんらかの意味がありそう。

 

そもそも行き過ぎたテクノロジーは芸術という分野においても人間を排除していくのではないか、人工知能の真の目的は人間に変わって世界を支配することではないのか。なんて大層な話になっていくようないかないようなって感じでしたね。

 

アクトドールってのは人間を超える存在、ある意味新しい兵器としての可能性もあったりして、そうすると今後の展開としては世界同時都市消失、池袋ロストも人工的に仕組まれた事故とかそんな風にも思えてきたり、なんてね。

せりあの抱えた孤独 

せりあの罪悪感は現実を歪ませ、自分と自分のせいで死亡した妹を記憶のなかで入れ替えさせていたのね。アクトドールによって本当の記憶を呼び起こされるけどまぁ残酷だよね。

 

自分では良かれと思ってやったことが裏目にでるというか。せめてもの救いは現実世界でせりあは死んだことになって、本当のせりあはありすとして生きていかなければならなくなった。なんてことになってないこと。

 

まぁその変わりと言っちゃなんだけど罪悪感で記憶の入れ替え、歪みが発生している。せりあのなかにありすを取り込んだからこそ、ありすの特徴である「ものまね」の上手さ、完全コピー能力がせりあの能力として開花してしまったんだよね。

 

誰かのものまねをすることで「せりあ」のなかで「ありす」は生き続けていたんだね。で、せりあ自身も実は自分がないことに気づいてはいたのだけれど、その異常性というのは、あいりの演技指導によってせりあ自身を見つける、掴むことで乗り越えることができるのかっていう。

 

劇中の台詞にもあるように「ものまねの何が悪い」というか、ものまねもその能力も悪いわけじゃない。ただそれは本物である自分自身があってこそだからね。今日のところは過去と対峙し、ともに手を取り本物の自分を探すことに一歩踏み出したせりあとそれをサポートするパートナーとしてのあいりってところかしらん。

榊原かをるの過去とこれから

アクトドールの挙動に疑念を抱きながらも、劇団が救われたことに安堵する榊原かをる。ただそのことに納得はしていないご様子。

 

前回のSMTプロデューサー竹崎とのアクトドールを巡るやりとりから彼女自身もまた脛に瑕(失礼!)、大きなトラウマを抱えていそうな感じ。

 

観劇中に竹崎が幻想のなかで見た少女の姿とアクトドールの姿が重なるの偶然なのか?かをるのもとに現れた機械人形はアリスインシアターのアクトドール=アリスなのか?そして雨の中、ビルを落下していく機械人形、屋上から突き落としたのはかをるなのか?

 

いやはやまたまた謎は深まるばかり。ここでアクトドールを壊しちゃったら公演中の「アリスインデッドリースクール」はどうなるの?!っていうのはあるんですけども、なんだろう、アリスとはまた別の機械人形が存在しているのかしらん。。。

 

アクトドール=アリスが歌うED「制服DOLL」

 

挿入歌「アリスインデッドリースクール」

www.youtube.com

OVAだけにしておくのはもったいない「アリスインデッドリースクール」

 

OVA「アリスインデッドリースクール」も収録のBlu-ray


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