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劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」前編を観てきたので感想とか


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おつかれさまです。

25年ぶりの劇場版最新作 

というわけで原作ファン、TVアニメファンにとっては懐かしの、あの「セーラームーン」が帰ってきた!って感じの触れ込みなんでございます。

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引用元https://sailormoon-movie.jp/intro.html

今回の映画の企画がセーラームーン25周年プロジェクトの一環ということで原作連載、TVアニメシリーズ第一弾から今日までなんかんだでチョコチョコ、アレコレあったような気がするんだけどもね。まぁそういう細かいことはいいんだよ!!って感じなのかな。


劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」《前編》予告映像60秒//Pretty Guardian Sailor Moon Eternal The Movie Trailer

 

原作者 武内直子先生監修、只野和子さんのキャラクターデザイン、劇場オリジナルではなく原作第四期のアニメ化と原点回帰を掲げながらブランニューでエターナルな「セーラームーン」を目指した本作は正しく着地できたのかって話よねぇ。。。

上映前の広告 

これはまぁ映画館によって違うとは思うんですけども、あたくしが今回お邪魔したTOHOシネマズさんで流れていたCMは想定通りというか。家族向け・子供向けのアニメ、玩具系のCM。魔法少女ものに憧れる年齢層、かつて憧れた親子二世代的な感じを想定しているのかなぁと思いました。

 

いや、たまたまなんだけどあたくしが観た回は、一人客の中年しかいなかったけどねw

 

だからその方たちにとってはおそらく懐かしの「セーラームーン」が帰ってきたっていう。まぁ25年ぶりかどうかはおいておいてね。

物語は 

お馴染みの麻布十番商店街を舞台に、皆既日食の日に突如地球に現れた謎の組織デッド・ムーン。人々の夢を弄ぶ彼らに対して、正義の闘いを挑むセーラー戦士たちっていう感じかしらね。

これ初見さんでも楽しめる?!

ざっくりいうとさして難しくはないストーリーなんですけども、これが不思議、上映時間80分があっという間に感じるどころか120分くらいに感じる仕様。で、それ密度や情報量がすごいということではなくて、テンポ、スピード感に欠ける上に、観客を置いてきぼりな印象なのよね。

 

わざわざ前後編に分けたのだからもっと丁寧に一つ一つ拾っても良かったと思うのだけれど子供たちが飽きない時間ってことで短めの80分にしたのかしらん。この80分のなかに

月野うさぎちびうさ 

ちびうさとエリオス 

月野うさぎちびうさと衛 

月野うさぎと内部太陽系セーラー戦士 

・内部太陽系セーラー戦士と外部太陽系セーラー戦士 

・アマゾネスカルテットとデッド・ムーン 

といった関係に対してほぼほぼ説明がない。説明があんまりないんだけど尺が短いから話はさっさと進んでしまうのが置いてきぼりに感じる理由ね。

 

原作読んでいるかTVアニメ版を観ていないとなかなか厳しい。内部太陽系セーラー戦士はそれぞれフィーチャーされるエピソードがあるのだから、そこに進む前にちゃんと説明パートも作ってほしかったかな。初見の方からすると

 

「いったいこの子たちは誰なんだ?!」

 

的な部分が大きいと思うのよね。本作を独立した劇場作品として見せたかったのか「前作までのセーラームーンたち」ってイントロダクションをばっさり切り捨てて、いきなり「無事高校に進学したうさぎたち」で始まる。

 

原作途中のアニメ化だから仕方ないという言い方もできるけど、やっぱり劇場作品としてスクリーンで上映されるのだから原作前提じゃなくて単品として作品が成立しないといまいちな仕上がりになってしまうと思うのよね。

内部太陽系セーラー戦士のエピソード 

本作がテンポ感に欠ける、冗長な印象になってしまうポイントとしてセーラームーンセーラーちびムーン以外のセーラー戦士のエピソードがあります。

 

マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス。4人の覚醒エピソードなんだけど話の構造が基本同じなので似たようなエピソードを繰り返し観ることになるのよね。物語のテーマが

 

「将来の夢、それに対する不安にどう立ち向かうか」

 

だったりするので個々人のそれをクローズアップしていくのも必要なんだろうけどねぇ。誰が誰やらのわりにこのパートが妙に長い。

 

まぁ唯一セーラーヴィーナスに関してはセーラー戦士に変身できないというギミックや現状の自分に対する苛立ちといった差別化もあったのだけれど、他のマーキュリー、マーズ、ジュピターの三人は変身して敵をボコボコにしたらミッションコンプリートだからね。覚醒前と覚醒後で何が違うのかよくわからないし(失礼!)。

 

本筋のテンポがまったりしている印象になってしまうのはこのあたりも問題なのかもね。

逆によかったところとか 

アレコレ書いていくと、とんでもねぇ駄作みたいな印象を持たれるかもしれないのだけれど、あくまで初見の方にとっての劇場作品としてっていう話だからね。原作やTVアニメ版に触れてきた方にとってはたいした問題ではないかもしれない。

 

で、当然良かったところもあるわけです。

新作感が全くない 

え?!それ良かったところなの?!っていう話なんだけど良くも悪くも新作感がない、圧倒的な安定感が画にあるんですよ。思い出のなかにある美化されてしまったセーラームーンをきちんと再現してくれているというか。

 

キャラクターデザインに関しては本当に綺麗で可愛く描かれているんですよ。このあたりは只野和子さんのお力が大きいのかもしれない。

 

「これがあなたたちの観たいセーラームーンたちでしょ」

 

ってところに落とし込んでいるのは凄いわ。流石。それだけにイラストを使ったグッズ周りが淋しいのが残念。来場者特典も1種類、月野うさぎさんだけみたいだしね。

 

 

イラストは公式ビジュアルブックに期待したいわ。

あと変身シーンはカッコいいです。日常シーンは作画が微妙な瞬間もままあったりするんだけども変身シーンはやっぱり良いです。「これが観たかった!!」って感じしますよ。

 

まぁ欲をいえば変身後の戦闘シーン、某鬼滅の刃なんかで目が肥えてしまっているのでもっともっとヌルヌル・サクサク動かしてほしかった。アニメーションの楽しさっていうのを「これでもか!」と見せてほしかったかな。

 

このあたりのことは後編に期待したいと思います。


劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」《後編》予告映像/Pretty Guardian Sailor Moon Eternal The Movie Trailer

で、結局、正しく着地できたの?!

初見さんにはちょっと厳しい感じもあるんですけども昔のファン、動くセーラームーンたちがまたみたいって方たちには「まぁこんなもんだろ(失礼!)」的な感じなんじゃないのかしらん。

まだ前編しか観てないからね。今の時点であんまり云々言えないんだけれどw

声優さんについて 

月野うさぎ役の三石琴乃さん以外レギュラー陣は総入れ替えでそのあたりに寂しさのある方もいらっしゃるかもね。劇場側の問題かもしれないけれどちょっと台詞が聞き取りにくいところがあったかな。

 

三石さんのうさぎちゃんは全然イケてますよ。

 

ゲスト声優の菜々緒さんと渡辺直美さん。そして中川翔子さん。名前が伏せてあったら全然気がつかないと思う。それくらい違和感はなかったわね。ただ大ボスとして菜々緒さんは若干、声が軽い感じもしないでもない。

後編も観るべき?! 

あ、これはね。前編を観た人はやっぱり観た方がいいと思うわよ。あくまで前後編でひとつの作品だからね。前編の仕上がりを観て「あまり期待できない」と思っている方もいらっしゃるでしょうけど、この調子だと次回作はもうないかもしれないからね。。。(失礼!)。

 

あと主題歌。今回の主題歌めちゃくちゃいいですよ。


ももいろクローバーZ with セーラー5戦士 / 『月色Chainon』Artist Music Video(Short ver.)

セーラームーン新聞買いました(劇場売りと通販でイラストが違うらしい)

 

siro-touch.hatenablog.com

 


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