おつかれさまです。
早五年
鞘師里保さんが正式に新しい事務所と契約をしまして本格的に活動を再開していくことがメディアで発表になりました。17歳でモーニング娘を卒業して現在22歳かしらね。
何処を目指す
まあその間、海外に留学をしていたり BABYMETAL のバックダンサーを務めたりとしていたわけですが、何でしょうの今後の展開というのがはっきり決まっているというよりはご本人の希望として NHK の朝のドラマであったり紅白歌合戦であったりダンスと歌と芝居とまあいろいろやっていきたいということみたいね。
けれどもまぁダンスと芝居、歌というのは興行っていう意味だと今ちょっとタイミングが悪いわよね。
ソロの女性ボーカリスト、近いところだと作詞作曲していないという部分そしてアップフロントでの先輩という意味で鈴木愛理さんとかいらっしゃいますけども興行としては、ライブであったりといった販促活動、ヲタからの集金活動っていうのができないのでちょっとリリースするのも難しいような状況ですよね。
鞘師さんがいちばん得意とする生の舞台関係っていうのは、ちょっと今は厳しいですよね。
復帰第一弾の仕事は鞘師さんの場合は朗読劇のようなんですけどもずっとね、そういうわけにもいかないでしょうから。いずれは映像関係朝ドラとは限らないですけども映像関係の方に出てく感じですよね。鞘師さんはふつうの声がいいからね。映像関連でもナレーションの仕事なんかは合うかもしれない。
ただね女優さんとして、演技力とかいうことをひとまずおいて見た感じ、同世代の女優さんと同じジャンルで勝負していくっていうのは正直な話ちょっと厳しいかなと思います。テレビドラマや映画の世界だとパット見の華やかさっていう点で弱いわよね。
新しい事務所
篠原涼子さんや芳根京子さんと同じ事務所なので、そのバーターであちこち出演できるんじゃないかっていうあの話もあるんですけど、個人的にはその元モーニング娘のエースという肩書きが脇に起きにくい存在になってしまうんじゃないのかなと思うんですよね。
で、篠原涼子さんが有名になるなんて東京パフォーマンスドール時代を知っている人は今の篠原さんとか想像できない、想像できなかったのだから鞘師さんもどうなるか分からないていうね。もちろんそれはあると思います。可能性としては考えてる方も結構いらっしゃるんじゃないかな。
ただ篠原さんの場合はやっぱり小室哲哉さんとかダウンタウンさんなんかとの絡みがあったのでちょっとね単純にアイドル上がりっていうのともまたちょっと違うような気もするのよね。
アイドル上がりの女優さん
有名どころだと後はね中谷美紀さん。女優の前はアイドルやってましたけど坂本龍一さんのプロデュースでCDもリリースしていましたよね。世界観が確立されていて今でも名盤、名曲と語られるものも多い。
仲間由紀恵さんも元アイドルですよね 仲間由紀恵様でちょろっとソロで CD リリースしています。あたくしも持っているんですけども小室哲哉さんの右腕といわれる久保こーじさん作曲の「 Moonlight to DAYBREAK」って隠れた名曲ですよね 。
鞘師さんのイメージとして一番近いのは菅野美穂さんとかなとあたくし的には思ってるんですよね。菅野美穂さんはやっぱり演技で評価されて上がってきたかただと思うんでまあ写真集騒動とかあったけどねwでもドラマとの連動企画でCD「ZOO~愛をください」っていうカバー曲ですがリリースしていました。だからそういう役だとまぁいけるかなっていうのはありますよね。
まぁあたくし的には菅野美穂さんといえば「エコエコアザラク」なので鞘師さんの代表作である「リリウム」に近いニュアンスのものもあったりで、そういう作品が女優としてのブレイクのきっかけになるかもしれない。
やっぱり今は興行は厳しいよね
鞘師さんのいちばん経験の多い仕事、現場仕事というか興行という視点で言うとそれは新しい事務所でも当然アップフロントさん同様厳しいわよね。最初にヲタ切りをするのか逆に集金業務をするのかでだいぶ印象も違ってくるとは思います。
今までみたいな形でもしアップフロントさんに残ったとしてもその鞘師さんが求められるようなスタイルの活動というのは難しいと思うので、まあ新しい事務所で再スタート、映像関係を中心にするっていうのが正しいのかなーっていう感じかしらね。
まぁ手の届かないところにいってしまうのか結局ヲタ相手の接触商売になってしまうのかヲタとしたらどちらがうれしいのかしらん。
鞘師さんの卒業時と現在
鞘師さんが卒業する時は卒業後何かを目指しているであるとか何かしたいことがあるとか次の仕事が決まっているからということではなくて、まったく個人的な印象で感想を言わせていただくと正直な話、逃げるように辞めていったという感じなのよね。
モーニング娘。ナンバリングで「15」のキリがいいところでってこととで年内いっぱいで辞めていった。それから戻ってきて時すでに流れること5年。辞めた当時は表舞台に戻ってくるかどうかも正直分からない、そんな感じでしてだから逆に普通に表舞台に戻ってきたのが不思議というか。
ダンスで留学したということになっていて振付師とかね、そっち関係を目指すのかなとまあ思ったんですけど、やっぱり今のご時世そういうパフォーマンスにかかわるようなことってのはお仕事としては難しいので、そっちの方は言わなかったのかなと。
昔、個別握手会で
「モーニング娘。の振り付けをしたいですか?」
って訊いたことがあるんですよ。そしたら
「すごくやりたいです!」
っておっしゃってたんですね。だからまあその時はそんなに嫌じゃなかったのかなってねいうのはあります。今はどうなのかしらね。ちょっと関係ないですけど卒業して5年。未だに同期が在籍しているというのにちょっとびっくりしてるかもしれないわね。通算だともう10年ってことだからねぇ。いつまでいるんだよとw
鞘師さんのカリスマ性?!
鞘師さんのカリスマ性。これ卒業してから5年経っても彼女がが再始動するという話題で盛り上がるって言ったらおかしいですけど、みんなそんなに待ち焦がれていたのかしらん。辞めると途端に興味なくなるのが伝統的なハロヲタだと思っていたんだけどねw
で、その最大の原因は鞘師さんの止めた後に事務所さんがトラウマになったんだと思うんですよ。
鞘師さんの辞め方、モーニング娘のエースであり顔でありセンターであるまぁそして最大最強のゴリ押しを続けてきた鞘師さんが逃げるようにやめたっていう、逃げるようにと言うか逃げたって解釈してるんだと思うんですよね。
だからその後、絶対的なエースって言うの作らなかった。絶対的なエースっていういってみたら「戦犯」ですよね。ごり推しと引き換えに引き受けなきゃいけない立場になったんですね。実際にどうかってことよりセンターに立つ人間の務めというか宿命みたいなところあったと思うんですけど、それで事務所は絶対的なエースポジションを鞘師卒業後は空席にしていた。
個別のサイン会で
「次はまーちゃんの時代だね」
って佐藤優樹さんに話しした事あるんですけど
「ナイナイ。それはナイナイw」
って答えてて。謙遜として自分の番じゃないですよ、ってことだったのと事務所の方針としてもうしばらくああいうセンターというか誰が見てもわかりやすいポジションは空席、戦犯になるようなねポジションは開けておく。そういうことだったのかなと思います。
色々な意見があると思うんですよ。その抜けた後のケースで言うと個人的にはその後遺症、エースポジションをガラ空きにわざとしていたとこですよね。あれから今現在も続いていると思います。
今はつまらない?!
それはね、やっぱりつまらなさ。退屈さ。今のモーニング娘のつまらなさでもね、実はあったりすると思うんですよ。ヒーロー、ヒロインていうのは古い、今は群像劇だよっていう方もいらっしゃると思う。
脇役の方が人気が出るんだって昔の偉いヲタの方に言われたことあるんですけど「主役」 あっての「脇役」「ヒーロー・ヒロイン」あっての「サブ」で、みんなが主人公って言うけどそんなのは物語としたら面白くないですよ。
それぞれのメンバーの力は拮抗していていいと思うんですよ。だけど時代っていうのを考えた時にやっぱりその時代の旗手っていうのかな。みなを導く(ように見える)存在って絶対必要だと思う。
事務所の売りたい人
事務所の売りたい人はアップフロントさんの場合は勝手に売れる人じゃなくて自分たちの売りたい人なわけですけど、その勝ち馬に乗りたいヲタも含めてやっぱり革命の旗手って言うんですかね。物語を考えた時に誰でもいいわけじゃないよね。
もちろん、そのモーニング娘に選ばれた時点で特別なんですけども時代を彩る事ってのは選ばれた人にしか許されない、それが「スター」だっていうことだと思うんですよ。
大げさなこと言うとやっぱり未だに鞘師さんは云々っていう話になるのはその後にスターは不在だから。で、わざと不在にしていた。だから呪縛から解き放たれない。
例えばカントリー娘から森戸さんが移籍してきましたけどそういうゴリ押しに対応するタイプじゃないですよね。そもそも12期以降ゴリ推し対応するタイプじゃない 。9期10期の時のような世代の変わる予感がまったくしない。
今15期なった時に世代交代しそうかっていったら全然そうじゃないですよね。それもつまらなさ、今のも面白いと思っている方も多いし楽しみにしてる方も多いと思うんですけど今の雰囲気は正直次のカリスマを生み出すそれではないと思う。
やっぱり未だにそのやめて5年も経つ鞘師さんのニュースで盛り上がる。でも正直在籍時も最後の方とかはそんなに目立つ感じでもなかったですよね。だからレジェンドっていうのはぼんやりとした印象でしかない。
その後に事務所がエース=戦犯を作らなくなったから、最後の大物みたいになっちゃってるだけだったり。まぁそれはそれでアイドルという残像現象としては正しかったのかもしれないけれど。
握手要員を増やすようなやり方、頭一つ抜けそうな可能性のある子たちをモーニング娘。以外のグループに放り込んで、モーニング娘。には戦犯も作らないかわりにエースも顔もセンターも不在にする。
今の時代に「誰が」なんて関係ない、ってお話なのかもしれないけれどここらでスキル的にやはり頭一つ抜けた子を入れてもう一度ごり推ししてみるっていうのも鞘師シンドロームから解き放たれるいい機会かもしれないわね。ヲタにとっても事務所にとっても。。。