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劇場版「ドラゴンボールZ」復活の「F」を観たので感想とか


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おつかれさまです。

Amazonプライムビデオで鑑賞 


映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』予告

これはたまたまプライムビデオのCMで流れていてまぁちょっと懐かしい感じがしたので鑑賞しました。2015年の作品なんですね。

率直に申し上げて 

これは正直つまらない。「ドラゴンボール」ってこんなんでしたっけ?いや「ドラゴンボールZ」だからこんなもん?真面目に腕組みして考えてしまうような、そんな仕上がりでしたでしたね。

何がダメって

まずストーリーがダメ。本当に原作・脚本 鳥山明先生なんでしょうか。ちょっと疑問というかやる気の問題というかw

 

物語としてはドラゴンボールによってフリーザが復活してフリーザ軍が地球に攻めてくるわけですけど、このフリーザ軍というのは1000人単位でいるわけですよ。で、地球に残っているのがピッコロ、悟飯、クリリン天津飯亀仙人で迎え撃つわけです。

 

フリーザ軍というのはいわゆる雑魚軍団 、モブキャラなのでピッコロはじめとする正義超人チームって言うんですかね。とまぁ勝負するシーンをちゃんと描くことはほとんど意味がない。破壊神のところに修行に行っている悟空とベジータが戻ってくるまでの時間稼ぎでしかないわけです。

 

だから描写としてはぶっちゃけ必要ないので結局、物語としたら悟空とベジータ VS 復活したフリーザなわけでそれだけだと20分で終わってしまうという。まぁ原作からしドラゴンボールって引き延ばし引き延ばしが「味」でしたけど連載時はそれがすごくうまかったんだよね。週刊だし。でも映画になるとイッキ見と同じだから意味もなく尺を稼いでいるだけという。。。

 

まず最初に90分の尺の映画を作ろうとしてるところから始まっているの。で、どんどんどんどんストーリーを薄めていってるのでいや本当に中身がなくてびっくりしました。

醍醐味の放棄 

まあ最後に悟空が勝つというのはやる前からわかってるわけだからストーリーの着地点はどうでもいいと言ったらおかしいけど決まってるわけですよ。だからこそ映画の醍醐味としたらいかにその分かりきったゴールまでをうまいこと描けるかっていうことになってくるはずなんですよね。

 

でもこの映画はそれを放棄したと言ったら言い過ぎだけど、本当に引き延ばし引き延ばしをしている感じって言うんですかね。

 

やらなくてもいい場面で無理やりつないでいるとでも申しましょうか。だから物語があってその結末があるんじゃなくて「悟空が勝ちました」そのことを90分かけて描くこと自体がそもそも無理があった印象。どうやって勝ったのか完全にどうでもよくなってきてるっていうね。

フリーザさんって90年代やろ。。。

まぁフリーザさん自体が今更だったりするわけですよ。 まあ今更の敵を引っ張り出してきたところでね、結局勝つのは悟空だっていうのは分かってるし、そもそもこの映画でのピッコロ以下の存在意義もないし。。。現役から退いてる感がすごいんだよね、みなさん。

あいかわらずのベジータさん

ベジータね。ベジータも別にいなくていいって言うね。つまるところ悟空だけでどうにでもなるってのが良いところでもあり悪いところでもあるんです。

次の世代に 

しかし世代交代に、そのアニメの話ですよ、完全に失敗してるんだよね。やっぱりベジータもそうですけど完全に死ななきゃいけなかったね。幽霊として出てくるのにはいいと思うんですけども、やっぱりずっと元気なんだよねオヤジ世代が。

 

ドラゴンボールの話でよく出るのは父親と子供の理想的な関係みたいなことね。言われていたんですけど全然、代替わりしてないからねぇ。本当は親子関係の話じゃないよね。いつまでたっても悟空でありベジータ。惜しまれつつね、消えなきゃいけなかったですよね。

 

やっぱり次の世代にバトンを渡していかないといけない。そうじゃないとモチベーションが続かないと思うんですけど、なんだかわからないままキャラ人気の安全な方向ですかね。やっぱり楽じゃないですか。人気あるからそのキャラをずっと活かしていた方がね。

 

作り手としては楽だと思うんです。原作者の意図してるところは分からないですけど、そのアニメとしてはね、ずって生かしておいた方が集客的な意味でも心配はない。

 

だけれでもやっぱりね、次の世代にバトンを渡すべきアニメ作品としてね、いつになっても結局悟空とベジータがいるとそれ以上の強さにならないから。

 

トランクス初登場した時はめっちゃ強いわっていうのはあったと思うんですけど今は全然そんな感じじゃないですよね。

アニメだけどさ

ドラゴンボールってもう親子で観るコンテンツなわけじゃない?何て言うか終わらす気がないのはいいんだけど、原作が終わっていますからなんですけどアニメの方もやるならもうちょっとちゃんとやった方がっていうのはね、あると思うんです。ガンダムでいうとユニコーン観にきているのに最後はアムロとシャアかよってのと同じでしょ。次の世代をきちんと描きましょうよと。

夢がない 

今回の作品に関しては、悟飯も道着がどこにあるか忘れてしまうくらい日頃の鍛錬をしてないわけです。だからあんまりね、悟飯がめっちゃ強かったですね子供の頃。でも今、悟空の方が強いよね。悟飯はやる気ないから。困ったらどうせオヤジが助けにくるから。

 

だからそういうことでは何と言うか90年代の呪縛から逃れられないって言うね、そういう感じはすごくしますよね。フリーザ自体も90年だよね。まさに呪縛。

 

失礼な話なんですけど本当に正直言うと、まだ食べられる生ゴミをゴミ箱の中から拾ってきてお皿に盛って出されている。そういう感じがすごくしますよね。

 

世代交代に失敗したせいで強さのインフレ状態ですかね。フラットに戻せない、もうどうしようもない。

 

連載していた頃ってのは本当にいい大人でもね次の週が気になるぐらいのパワーはありましたけど、今ねこの映画は何か見る限りはもうしょうがなくやってるみたいな感じしますよ。

 

まあ新作やるんだ、新作やればお客さんが入る、ある程度のその興行収入っていうのが見込める損しないよね。だからこれやっとけばいいよね。そんな感じすらいたします。

 

そんなもんだからあえて今のドラゴンボール映画館の大画面で見る必要があるのかと問われればもうほんと正直な話、必要はないかな。本当にあのラスト20分とかだけ見たなーもうそれで悟空が強いなと確認して。後はモブキャラだなと。ま、それを確認する作業って言うんですかね本当に。

 

今でもそのコンテンツとしてお金になる理由はすごいと思うんですけどもその作品の作り手と言うか作る側としてはなんか本当にこんなんでいいでしょう、っていう惰性って言うんですかね。

 

まあシリーズものもシリーズものだから、父親の世代を越えられない理由、常に巨大な脅威が迫っているのに息子達世代ではそれに対応していくことができない。

 

それをまあアニメ映画、絵空事ではあるけれど認めてしまっている肯定してしまっていることが何よりも残念でならないんです。自分たちの親の世代よりもピンチが迫っているのに、それを眺めることしかできない次世代。ヒーロー、ヒロインが不在の時代。それをありがたがるのはアニメとはいえなかなか厳しいものがあります。

 

どうせアニメオリジナルなんだから悟飯とトランクスに世代交代は許されなかったんでしょうか。。。

 

 

 

次世代も全然イケてると思いますよw

 

予告編で最終形態がバレちゃってるのはどうかと。。。


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