おつかれさまです。
母親と娘の関係
今回は川井リカの家族関係。いなくなった父親を巡る母親と娘の関係がテーマ。同じ母子家庭でも大戸アイの場合とはまた違い、父親が誰かわからない、わからないからこそ色々と考えてしまう、川井リカの苦悩。
現実の世界
今日は川井リカの誕生日。母親に居なくなった父親のことを尋ねるが、はぐらかして本当のことを言わない。中学に入学したら父親に会わせると約束をしていたが、それも叶わず本当の父親はわからないままだった。
今回はリカの育ちの悪さ(失礼!)というかそこに流されそうになるが必死に踏みとどまる彼女の姿を追いかけるって感じかな。ギリギリのところで正気を保つために彼女が選んだ手段は?っていう。
集まってリカの誕生日を祝う、大戸アイ、青沼ねいる、沢木桃恵。川井リカは母親に対しての愚痴をこぼすが、沢木桃恵はそれを窘める。また青沼ねいるは母親と川井リカがお互いを憎みあう共依存の関係をどこかで断ち切るべきだと諭す。
そんなふたりの言葉に取り乱した川井リカは席を立つ。彼女を追いかける大戸アイ。母子家庭であるふたりだが母親、父親との関係はまったく異なる。川井リカは声しか思い出せない父親だからこそ会いたいという。帰宅後川井リカは、何度目かのリストカットを試みる。
自らを傷つけることで汚い大人=母親から決別しようとしているのかな。母親を不浄な存在として忌み嫌っているんだよね。いつか自分も母親のような人間になってしまいそうで怖いんだ。
で、彼女たち四人の家族関係なんだけども、既出のように大戸アイと川井リカは母子家庭。青沼ねいるには両親がはじめから?いないことが明かされる。両親との関係にあたりさわりがなさそうなのが今のところ沢木桃恵だけ。
沢木桃恵のバランス感覚というかおじさまである沢木先生や川井リカの母親に対しても「誰かを悪く言わない」という感覚。誰に対しても善なる面を見ようとする、そのバランス感覚ってのは、このチームの良心ともいえるよね。
青沼ねいるは思ったことをそのまま口に出してしまうことを自分の欠点としていたけども、そこにもきちんとフォローをしている。周りが見えている子なんだね。まぁこのメンバーのなかでは、まとも故に影が薄いともいえるけども。
エッグの世界
エッグから先生と呼ばれる敵。エッグはこの先生に心酔しているようだ。コスモの真理につなげ自らの業を消すという先生の存在に、川井リカは闘いを放棄し、取り込まれそうになる。
大戸アイ、青沼ねいる、沢木桃恵の呼びかけにも返答せず、
「私らしいって何だよ」「疲れた」
と無抵抗の川井リカに襲い掛かる先生。だが、すんでのところでアンチ対応のはずのお助けキャラが現れ、彼女を庇う。川井リカのことを母親だと思い込んでいるお助けキャラは命をかけて彼女を守ろうとする。
もう少しで自分勝手な母親になるところだったと自分を取り戻す川井リカ。
「ママがひとつだけ正しいことを教えてくれた」
「女に金を要求する男は全部偽物だ」
と。先生を倒し、エッグを正気に戻した彼女は自分の弱さを認め、弱いからこそ自分を傷つけながらも生きてやると誓う。
彼女たちが強くなっていくのは、家庭と学校以外にも自分の世界があるっていうことがわかったからだよね。自殺していった子たちというのは、その世界の狭さに絶望したともいえる。
コスモの真理は確かに広大なんだろうけど、それはあくまで他人が用意した世界で自分で切り拓いた世界ではない。だから、そこに取り込まれることはあっても居場所を作ることではないんだよって話なのかなぁ。流されて受け入れてしまうことは容易いが、それは世界を変えることではない。今回も難しいです。
再び現実世界
帰宅後、時間の経ってしまったケーキを食べるリカに母親がいう。
「どうせあんたもあたしを捨てるんでしょ」
「うん、でも今じゃない」
と答える川井リカ。自分勝手に思える母親でも自分を捨てようとはしない。そして自分も弱り切った母親を捨てるような真似はしない。それが親子だろっていう。帰る場所があるのはいいことだよね。いずれそこを出ていかなくてはならないとしても。
うーん
前回で大戸アイちゃんが唐突に学校に行くことにしたわけだけど、その件に関して今回はほとんど触れられてなくてガッカリですよ。結局なんで学校に行くことにしたのかよくわからないまま。。。
川井リカの発言によると制服のスカートの丈を短くしていたみたいだから、以前よりも活発というかアクティブな自分を見せるというのかな、そういう感じなのかもしれない。
まさか沢木先生に対して色気づいたんじゃないんだろうね。。。
小糸ちゃん早く真相を教えて!!
マジですか!!これコスプレ需要あるの?!