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劇場版「ソードアート・オンラインープログレッシブー星なき夜のアリア」を観てきたので感想とか(ネタバレなし)


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おつかれさまです。

一夜限りのリバイバル上映 

あぁそういう企画好きですよ。続編公開も随分と先のような気がしていたけれど、もうすぐなのね。時の流れのはやさに吃驚です。


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夏の扉どころか秋の扉だよ

原作シリーズ未読、TVアニメシリーズ挫折。劇場版オーディナル・スケールのみ鑑賞済み。こんなあたくしにとって何がプログレッシブなのか、さほど思い出もないままに場末の映画館の扉をノックした次第であります、はい。

 

ちなみにこのブログを書くまで

 

ソードアート・オンライン

 

ではなく

 

「ソード・アート・オンライン」

 

だと本気で思っていたわけですが、細けぇことはいいんだよ!的なユーモアセンスの違いということでご容赦ください。まぁそんなレベルの人間の感想なんで、たいした話じゃございません。シリーズのファンの方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

サービスシーンもあるよ!! 

ネタバレなしではありますがこれくらいは書いちゃっても大丈夫だと思います。もちろんキリト君じゃなくてアスナさんのサービスシーンであります。あたくしにとってこの作品シリーズの予備知識というのが周回遅れで場末の映画館で観た「オーディナル・スケール」しかないものだからシリーズというか作品の世界観、ストレートに言っちゃうと「ノリ」がよくわからない。

 

だから映画冒頭からあるサービスシーンもお約束なのかなんなのかわからないんですが、これがね、良いんですよ。あまり大きな声では言えませんが着眼点が実によろしいというか

 

「わかってんなー」(てぃひ)

 

っていうね。女性監督だからなのか下品な方向に行かず、ある種のロマンティシズムともいえる描写をしてるのがね

 

「つかみはオッケー」

 

とか最近は言いませんけどまぁそういう感じです。

 

上から下にガバーッ!ってところよりも下から上にスゥーッってところね。まぁ全然伝わらないと思うんですが例えたら、脱衣と着衣、この作品の世界観としたら、どちらがより寄り添う形なのかっていうことよね。

 

アバターの着せ替えというか意外にもこのサービスシーンが、サービス以外の役割も果たしているのよね。

 

で、逆に中盤に出てくるサービスシーンは本当に11PMのうさぎちゃんというか

 

「効能は・・・」

 

とか言い出しそうな感じなんだけども、実際のそこにある意図は、失われた日常に対する回顧だったりするんだろうなぁと。

サービスじゃないシーンもあるよ!!

いや寧ろ、そのシーンの連続、ほとんどサービスじゃないシーンですよ。ご安心ください。当たり前だけど映画のテーマはサービスじゃないからね(何が?!)。

 

で、メインのストーリー部分では何が語られているのか、サービスシーンに込められた意味を理解できたあたくしたちにとって、その答えに辿り着くことは容易でございます(何が?!)。

思うに 

作品の「メインテーマ」とは

 

「裏切り裏切られ」

 

笑っちゃう涙の止め方も知らないby薬師丸ひろ子先生。いやその「メインテーマ」じゃないんで(何が?!)。

 

わかってる昨日の賢い私より少しだけ綺麗になったことby薬師丸ひろ子先生。いやだからその「メインテーマ」じゃないんで(何が?!)。

 

いや、あながち間違いというか当たらずとも遠からずといいますか。アスナさんの気持ちを考えますとね。で、その

 

「裏切り裏切られ」

 

というのは誰かとの関係であったり自分自身の期待であったり。それは良い意味でも悪い意味でも劇中で変わり続け転がり続けていく。自分自身もふくめて

 

「誰を、何を、信じるか」

 

ということでもあるんだけど、この映画のキリト君やアスナさんのようにそれを見つけることができた人はいいわよね。まぁそれが人生(ゲームのなかの話ではありますが)における良い意味でのしたたかさってことなんでしょう。

 

スクリーンの向こう側でもこちら側でもモブ(失礼!)にとっては、なかなかそうはいかないわけで、だからこそキリト君とアスナさん、二人の行く末が気になってしまう。

すでに公式で公開されている情報ですが 

そんなわけで


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二人の今後がどうなるの?!ってな方に朗報、続編が2022年秋にに公開される予定でございます。もうまもなくでございます。まぁこういうテンポの良さはいいよね。

 

「to be continued」とラストシーンに出るのはいいんだけど続きが数年後とか更には某ダンジョンものみたいにまったく音沙汰ナシなんてことになると

 

「え~そもそも何のお話でしたっけ?!」

 

ってなっちゃうからね。こういうスピード感は大事。浮遊城アインクラッドは第100層まであるんだからね。ネタバレしないですけど今作ではまだ第〇層で先は長いよ。

で、また戻りますけど 

あんまり色々書けないのでまたね、サービスシーンの話になっちゃいますけど、下着のシーンがあるんですよ。

 

で、前の方でもちょっと書きましたけどもRPGのキャラクター、まぁ今回はアバターですけども装備をチェンジしていくことはあっても下着の概念って必要なのって話。

 

開発者の茅場晶彦氏のこだわりっていうのは、仮想世界に現実世界の日常を作り出すことなんでしょうけど、そのリアリティというのが女子中学生プレイヤーの下着であったりするあたりに彼のこの世界における「神」としての丁寧な仕事ぶりが遺憾なく発揮されていて、案外ご家族で観るような映画じゃなかったりするのかとちょっと思ってしまいましたよ、アニプレックスさん!(何が?)。

 

仮想世界におけるリアルというのは

 

「これが私の現実」

 

なんて劇中の台詞にありますけれども、それこそが最大の嘘だったりするんだよね。

 

「女子中学生、結城明日奈さんの汚れた下着はどうしてんだよ、茅場さん!」

 

というね。何処まで行ってもそこは現実じゃねぇだろうがよ!!飲み食いしたものは何処に消えてんだよ!!とかね色々ありますよ。

自分語りは辞めろ!!

あたくしが若い頃、某出版社の社長さんに

 

「人間は糞もすればセックスもする!そんな綺麗なもんじゃないんだ!」

 

とお説教されましたけども、この映画を観たなら、その意味がわかります、ええ、わかりますとも。

 

茅場さんはさ、結局のところロマンティシズム溢れる御仁なんだよね、きっと。プレイヤーが不快な思いをしないで済むような「現実」を提供してくれているんだよね。ちゃんと風呂とか着替えとか用意してくれている、わりといい人なんだ(何が?!)。

飲み食いといえば 

そう、劇中での飲み食いといえば黒パン。雨に濡れながら黒パンに噛り付くシーンがあるんだけれども、お嬢様であるアスナさんにとってはこれまた「零落」、自身の学校と家庭での生活がいかに恵まれたものであったことを犇々と感じる名シーン。

 

戻れない「現実」に涙するわけですが、生きているという実感はこの仮想空間にこそあったというなんたる皮肉。

え~総評 

ネタバレなしとかいいながら、ちょっとアレコレ書いてしまいましたので恐縮です。そして一夜限りのリバイバル上映で公開された新情報が

 

「わりとどうでもいい!!(失礼)」

 

的なね、部分もありますけどもw勿体ぶるような話でもねーだろうと。なんてね。ナマ言ってすみませんすみません。

 

映画は

 

「失くしたからわかるものってのもあるよね」

 

って話なんですけども、わりと前向き。失くした分、違うものを手に入れているし、手に入れようとしていくから。そのあたりはやっぱりアスナさんの「若さ」があるからね、良いと思います。

 

「これが『若さ』というものか」

 

ってやつですよ。

 

もうさ、歳とると失くすばっかりでしょ(痴呆?)。いや記憶ももちろんそうなんだけども拘りとか人とのつながりとかお金とかw色々あるんですけども、やっぱりいちばんは

 

若さ=強さ

 

だわよね。若いころは、列車の窓を開けて、いつでも自分の好きなところで飛び降りてやるくらいの気分(あくまで気分ねw)だったけど、今は

 

「このスピードで飛び降りたら死んじゃう!!」

 

だからね。困ったもんです。

 

さて、行先のわからない列車に飛び乗ったアスナさんの明日は如何に?!

 

 


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