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今更ですが「劇場版機動戦士ZガンダムA New Translation」三部作を観てきたので感想とか


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一年近く前のお話なので大変恐縮でございます。 

 

おつかれさまです。

劇場版?!新訳?!

わざわざ新訳、なんてついているもんですから、もちろんただの総集編ってわけじゃなくてよ。しかも今回はガンダム40周年記念ということでTOHOシネマズさんのTCX上映、施設利用の追加料金はないのだけれど特別料金表示という仕様。まぁ単純に割引サービスなしってだけでいつも通常料金というだけなんですけどね。

TCXって何?

いやこれも今更なんですけどもTOHOシネマズさんの独自規格エクスララージスクリーンですよ!というわけで詳しくは

help.tohotheater.jp

よくあるお問い合わせをご参照ください。

当時の評判

で、今回の劇場版機動戦士Zガンダム2005年から2006年あたりの上映作品じゃない?!でオリジナルのTVシリーズはっていったら1985年から1986年。そんなもんだからオリジナル素材と新規の映像のマッチングで違和感がないようにエイジングという技法で、新作部分の画質を旧作に合わせる的なことをしていたのよね。

 

で、それは当然、初回上映の当時から物議を醸したわけよね。どうせやるなら全部新作で作り直せってのはまぁ予算的に難しかったんでしょうけども、ちょっとねぇ。内容よりもまずこの画質の問題で酷評されることが多かったわね。

 

星を継ぐ者」「恋人たち」「星の鼓動は愛」まぁ三部作ね、結局観ちゃったんですけど週替わり一日一回上映とかもうTOHOシネマズさんのやる気のなさw(失礼!)

いろんな意味で広すぎ

いやまぁマーケティングの的確さっていうんでしょうか。300人以上入るシアターにあたくし入れて10人もいないとかね。もうびっくりですよ。そんなに不評だったのかしらん。いやもう再評価の時期だと思うんだけどねぇ。。。

第一部 星を継ぐ者 

カミーユエゥーゴ入りからアムロとシャアの再会までが主なストーリー。まぁ再編集版いや新訳、だから仕方ないけど物語の展開があっという間でTVシリーズが丁寧に描いていた部分を完全にぶっ壊すという意味では確かに新訳だわねぇ。

 

で、尺の関係でしょうけどタメがないのよね、どのキャラが何をするにも躊躇している暇がないっていうとおかしいんだけどw躊躇なくどんどん進んでいくからねぇ。そのあたりも違和感あるかしらね。

 

まぁ軟禁状態のアムロもあっという間に脱出してカラバに合流してるし。キャラがそうねぇ全体に軽快といえば聞えがいいけど軽いのよ。

 

いちばん寂しかったのはアムロがクワトロ大尉に「MS1台置いて行ってくれ」って頼んだらクワトロ大尉が

 

リックディアスエウーゴが開発したんだ」

 

とか

 

「マーク2はカミーユが慣れてるから」

 

って1台も置いていかないのよね。再会はしたんだけれどもやっぱりわだかまりというのかしらね。あるんですよ今も。ともに戦う姿勢を見せながらニュータイプとしてのアムロのことはやはり全面的に許すことができないのよね。

 

で、クワトロ大尉はそのまま宇宙に戻ってしまうのだけれど逆襲のシャアで旧式のリィ・ガズィを駆るアムロサイコフレームの技術をあえて情報漏洩させてνガンダムの完成を支援させるところとか、再び敵味方に別れた時に決着をつけるというより自分のことを止めてほしかったんだろうねぇ。

 

逆襲のシャア」あってのクアトロ大尉の心境、見方が変わってくるわよね。そういう意味では今回の新約第一部は面白いところもございます、はい。

第二部 恋人たち 

カミーユってのはナイーブな感じだけど相当な女たらしになってしまったというか、TV版よりもかなりプレイボーイ風なのよね。

 

女性に対してクール。だからフォウに対しても特別思い入れがないまま話が流れていく感じ。あんまり内省的な感じでもなくなってしまって、ちょっと寂しいわね。

 

ティターンズのジェリド中尉がことあるごとに新モビルスーツで登場してはやられ登場してはやられっていう尺の関係wなのかしらないけどほんとうに最後までやられるためだけに出てきたキャラになってしまっているのよね。

 

そもそもカミーユを暴走させたきっかけがジェリド中尉だったわけだけど劇場版ではカミーユの母親を殺害した後も影が薄いまま、やられ役を全うっていうねぇ。

主役メカ交代 

Zガンダムが登場するもののなんだかとっても軽い扱い。

 

「新型が完成したので持ってきました」

「なるほど」

 

くらいの感じでwクアトロ大尉のリックディアス百式もそうなんだけどテレビ版観ていること前提なのかなんの説明もなく新型に乗り換えるから「ありがたみ」がないのよねぇ。メカ好きな方からすると物足りないかもしれない。

ハマーン登場 

この第二部ではネオジオンエゥーゴと遭遇するところまで。で、このシーンは完全新作というか劇場版オリジナルMSとしてハマーン専用ガザCが登場するのよね。

 

まぁカラーリングがキュベレイと同じってだけでデザイン自体はほかのガザCと同じなんだけどTV版よりもシルエットがリファインされているっていうのかな。TV版だと完全に雑魚メカポジション(初代でいうところのボールみたいな)撃破されるために飛んでるだけみたいな感じでしたけど、劇場版ではネオジオンの最新量産型MSとしてシンボル的な扱いなのよね。そしてそれがまた画になるっていうのかな。

第三部 星の鼓動は愛 

で、劇場版一番の問題作というか新約部分、テレビ版からの改変がいちばん大きいのがこの第三部。メインはハマーンシロッコ、クワトロ大尉のコロニーレーザー内での会話劇よね。相変わらず「どいつもこいつも説教臭い」ことを仰っているわけですが、でもこれがZガンダムの神髄というか「これぞZガンダム!!」とでもいう場面だから、これはこれでいいんですよね。

 

オリジナルのテレビ版では主人公カミーユが最後にシロッコモビルスーツ、ジ・Оに特攻。精神を崩壊するっていうバッドエンドだったわけですが劇場版ではカーミユは特攻するもののシロッコに精神を破壊されることなくZガンダム、ジ・Оに突き刺さった機種であるシールドと背部のウイングバインダーは廃棄、で戦場空域から無事離脱。

 

駆けつけたファと抱き合い「お互い無事で良かった良かった」的な。最後の最後に「こんなのZガンダムじゃねぇ」っていう場面を見せつけくださいます。

 

カミーユ無事ならせめてZガンダムは大破させろよって正直思います。カミーユが無事で戦争はこれからも続いていく、っていうのはわかるけどもねぇ。

 

正史という言い方が今現在通じるのかとうかわかりませんけど最後にほぼほぼ無傷だった主役メカって今回のZガンダムくらいじゃないのって。

 

公開当時はダブルゼータ黒歴史にするために歴史を改変したっていう印象が強かったのよね。でも改めてみるとダブルゼータのコメディ的なノリにつなげるような軽いエンディングにしてみました!って印象になったわ。

 

まぁΖガンダムはほぼ無傷だしカミーユも発狂しないのでパイロットの座も空席にならないだろうし物語としてはやはりダブルゼータにつながらないのかな。

 

ハマーン率いるネオジオンのことも消息不明になったクワトロ大尉のことも語られず、三部作、劇場版三本も作って

 

「で、結局何がどうなったの?!」

 

っていう終わり方でいやもう敗北感しかないわよ、観ているこっちも。何も変わらないってお話なのかもしれないけどねw

第四部を希望します 

あたくし的には第一部から第三部までは新作部分抜きで本当に再編集だけで良かったと思うのよね。で、劇場版Zガンダム第四部を完全新作で制作したいただいた方がどんなによかったか。

 

まぁ言ってみたらΖガンダムの新作というよりダブルゼータ部分の完全新作よね。作り直すとしたらそこだろっていうね。

 

機動戦士ガンダムZZ」リメイクではなくてあくまで「機動戦士Zガンダム」の新作としてよ。なんの解決もしないまま「新約」もなにもないでしょうよっていうこと。本家によるパラレルワールドをやってしまった以上もうこれからは遠慮することはないわけだからw

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引用元https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-33-90/yqsbc547/folder/1184194/21/61289221/img_5?1298121905

今でも全然イケますでしょこのガンダム

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引用元http://mmoloda-msgo.x0.com/image/60662.jpg

この世界観もアリだわよねぇ。


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