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劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」の感想とか


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おつかれさまです。

爽快感まるでナシ!? 

まぁあたくし例によって例のごとく原作未読なわけでございますがTVアニメの「鬼滅の刃」はちゃんと全話視聴いたしました。

 

そんなわけで一応物語は追いかけていけていたと思うのですけれど、ぶっちゃけこの「無限列車編」、老若男女問わず楽しめる作品なのかっていうとちょっと疑問の残る感想でございました。

 

といいますのはエンドロールに象徴されるようにこれは「煉獄杏寿郎物語」でありまして炭治郎、善逸、伊之助の三人からなる「勧善懲悪鬼退治ストーリー」ではないからなのよね。

 

「煉獄さんの勝ちだ!」なんていくら叫んだところで上弦の鬼には逃げられ、煉獄さんは命を落とす。どんなに無様な姿になっても生きていかなきゃいけないのが人間なんだから。それが人生なんだから。煉獄さんここで死んでしまったら観ているあたくしも「む~ん。。。」と言葉が出ない状態でございます。

死に際の美学 

まぁそういう考え方もあるとは思うわよ。煉獄さんは自分がすべきことをきちんと成し遂げた。なかにし礼先生おっしゃるところの 

 

親にもらった 体一つで 

戦い続けた 気持よさ 

右だろうと 左だろうと 

わが人生に 悔いはない 

 

まぁわかります。わかりますけどそれはもう熟年といいますか先が見えた終活世代(失礼!)の話なのであって煉獄さんのような若い人のお話じゃないと思うのよね。

 

これから。まだまだこれからなんですよ。でもミッションコンプリート。任務完了ってことで燃え尽きて終わってしまう。これやっぱり和物というかね

 

「死して屍拾うものなし」精神

 

なんだよね。令和の時代になってもまだこういうのが美学としてありなわけですよ。ブラック。本当にブラック。これが洋物だとミッションコンプリートで死んだと思いきや最後担架で運ばれて「ふつう死んでんだろw」って感じじゃない?

 

おなじ「次回につづく」でも全然違うわよねぇ。。。まぁ原作ものだから勝手にスカッとさわやか的な話に改編するわけにもいかないしってところなのかしらね。

非力すぎる主人公チーム 

炭治郎、善逸、伊之助の三人にもきちんと見せ場はあるのね。あるんだけど「煉獄杏寿郎物語」だから彼らは「前座」で「脇役」になっちゃってるのね。いいのかそれでっていうのがいちばんあるわねぇ。

 

「柱」が絶対的すぎて主人公チームがその域に達することができそうにない、とてもできなさそうに見えてしまう演出ってのも気になったわね。彼らのこれからに期待しちゃっていいのかしらん。。。

モヤモヤしたエンディング 

これに尽きますよ、今回は。煉獄さんの死を美化しているけれど、それは炭治郎たちが覚醒するシーンを付け足さない限り犬死なんですよ。残された圧倒的な無力感。それが無限列車編の本質よね。

 

煉獄さんから何を受け継いだのかっていうのをちゃんと描かないといけないわよねぇ。もう完全に続編前提の作りっていうかね。「詳しくはホームページをご覧ください」的な。いやそれはちょっと違うかw

 

二時間弱できちんと「めでたしめでたし」に持っていかないとね。原作は少年ジャンプ連載なんだから「俺たちの戦いはこれからだ!」ってところに落ち着かせてもらえると安心だったかなw

 

ハッキリいうと劇場版じゃなくて単にTVの続きを劇場でやっただけでしょ、これ。しかも完結しないっていう。やっぱり劇場作品が観たかったわよね、って思うのはあたくしだけ?!

気になったところ 

PG12になっていたけれどそんなにヴァイオレンスなシーンってなかったわよね。TVアニメの方がちょっときつかったくらいw

 

あと上映中に何度もスマホで時間を確認している方がおりましたけれども作品が退屈だったのかしらんww来場者特典はすでになくなっているしリピーターならもっとまじめにw鑑賞していると思うんで流行っているからとりあえず観てみたら思いのほかつまらんかったって感じかしらね。

 

あたくしはブツブツ書きましたけど上映中は時計を見たりはしていないわよ、念の為。

 

今回はほぼ出番なし胡蝶しのぶさん。発売予定日2021年9月1日て。。。


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