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TVアニメ「新サクラ大戦」第十一話の感想とか、なぜいまいちな評判なのか語りたい


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おつかれさまです。

物語は 

巨大化した黒マント軍団を一撃のもとに蹴散らすさくらの試製桜武。そのままの勢いでクラーラを救出するために中心部へと向かう帝国歌劇団花組だが炉心に囚われたクラーラは自らをカミンスキーと共に歩む「神の御使い」と名乗る。

独白長すぎ問題 

ここからはカミンスキー自身の昔話。これがけっこう尺をとるというかたいした話じゃないのに長い長い(失礼)。 隕石の墜落現場で重傷を負ったカミンスキーは、その中心部から飛び立つ謎の生命体とそこに残された謎の物質を目撃する。

 

その謎の物質に触れたことによってカミンスキーは不老不死の体と魔法手に入れた。その後、世界を放浪したカミンスキーは人類救済を神に祈るが何も変わらない現実に絶望し、自らが神になることを誓う。

 

そしてある日、偶然に降魔人間であるレイラとクラーラに出会い、研究所で働くようになったカミンスキーはその力を利用することにすることを企てる。

 

オリジナルのサクラ大戦は過去の色々な作品に対するリスペクトやオマージュを含んでいてプレイヤーというかオーディエンスは思わず「ニヤリ」としてしまう場面というのかな、そういうところがあったと思うんだけど今作の新サクラ大戦は、そのあたりが悪い方というかただの耳ダコネタ(失礼)になってしまっていて全然笑えない。

 

まぁこのあたりセンスの問題なんだけどwどこかで聞いたような設定、物語でも昇華できることもあればこちらが苦悶の表情というか何の新鮮味もなく退屈を感じてしまうこともあるわけで。

時は現在に戻り 

カミンスキーは「ツングースカの怒り」で帝都を焼き払う代わりに帝国歌劇団花組を自らの手駒にしようとするが、白マントにより「ツングースカの怒り」の砲身が破壊されて射出不能に。

 

カミンスキーは白マントこと村雨さんと以前から旧知の関係のよう。

 

カミンスキーの力によって「ツングースカの怒り」は機能を自己修復しようとする。なんというご都合主義(失礼)!!そしてレイラは帝国華撃団花組と白マントに対して攻撃を仕掛け、 一騎打ちになるさくら機とレイラ。

 

レイラはカミンスキーに利用されていることを自覚しながらも自らの存在理由、居場所としてカミンスキーに必要とされることを選んだ。新サクラ大戦ではクラーラまわりでやたら「家族」って言葉を連呼しているんだけどレイラの場合はそれがカミンスキーだったってことなのかな。

 

理由がなんであれ「自分が必要とされる居場所」それが作品のテーマでもいいんだけど、ただそれが薄っぺらく感じてしまうのは「居場所を作る物語」ではなくて、初めから「用意された居場所」だから。レイラもクラーラも特殊な能力故に居場所、存在価値を作る必要はなくてすでに周囲の環境から求められていた存在なのよね。

 

自分よりもクラーラの能力が必要であるカミンスキーに対してのレイラの心の揺らぎ、迷いを読み取ったカミンスキーは彼女のマインドコントロールを強化しようとするが、レイラの強力な意思によって逆に正気に戻してしまう。

 

自力で正気に戻れるなら今までは何をしていたんだとw元々騙されたふりをしていたと読み取れるような描写ならいいんだけど全然そんなことなくて、このあたりはキャラの貼りついたような表情もあって表現に陰影がまったくなくて物語を収束させるためだけの茶番劇になっちゃっている。

激昂したカミンスキー

カミンスキーは自らの魔力を発動させレイラを攻撃し重症を負わせる。道具として使い捨てる非情さもオーディエンスからするとカミンスキー、レイラ両者に感情移入する物語がなかったからもはやただひたすらに物語の終焉に向けて消化試合的なw

レイラの最後 

帝国歌劇団花組は自己修復が完了した「ツングースカの怒り」が発動する前にクラーラを救出するために炉心へと向かうがカミンスキーの強力な魔力によって一進一退を迫られる 。

 

その攻防の間隙にレイラは炉心からクラーラを救出しようとするがカミンスキーの放った攻撃がレイラの心臓を貫く。レイラは最後の力を振り絞りクラーラを炉心から解き放ち、最後にクラーラの体内からカミンスキーの魔力を取り出し クラーラを花組の元へ向かわせる。

 

姉妹の絆、家族のつながり。いい話なんだけどレイラがカミンスキーに初めから騙されたふりをしていたのかさくらたちとの闘いのなかで呪縛が解け、心変わりをしたのか、ちゃんと描けていたらそれなりの深さがあったと思うのよねぇ。

 

実際には単なるご都合主義というか整合性のなさが目立つだけというか。人間の心なんて矛盾だらけだけど、レイラの心境の解釈まで視聴者に委ねるってのはちょいと浅すぎると思います、はい。

 

クラーラが振り返った瞬間、レイラは空中要塞の爆発に巻き込まれ炎上。 姉の最期を目の当たりにし、クラーラは再び降魔人間としての力を解放する。

今回の率直な感想w

なんだろうなぁカミンスキー独演会なんですよ。それで今回は話が長いの。今までずっと無駄話で話数を重ねてきた反動というか。それでいて内容が濃いわけでもなくてw薄味のスープを何杯飲んでも味は薄いままなんですよ。

 

で、別にたいした話じゃないんだけど画もペラペラだしカミンスキーの話の内容もペラペラなんだよね。すごく薄っぺらい 。帝国華撃団花組含めてだけどね。キャラに陰影がまったくない。久保先生のキャラクターデザインはもっと生き生きとしていたけどねぇ。

youtu.be

説得力皆無。ゲームのファンに甘えた作品つくりになってしまっているっていうかね。設定とキャラをまるごと拝借した外伝作品なんていったらあまりにも失礼かしらん。

 

カミンスキー村雨さん同様、生身で戦闘するんですけど、前回も書きましたようにね、花組とかメカに乗ってるわけだからあんまり生身で勝負されるのを観ているとしらけちゃうんだよね。敵の強さ、力の差を感じる描写というより帝国華撃団花組の非力さを感じるし単純に全然スチームパンクしていないしね。ファンタジーになっちゃってんだよね 。。。

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引用元https://sakura-taisen.com/info/2020/20200130_04.html

せっかくのデザインなんだからもっと活躍させてあげて!!w

帝都をかけた戦い、勝敗はどちらの手にって予告で次回予告で言うんだけど勝つ方はわかってるから、これまたあんまりピンとこねえ予告だったりするのです、はい。

 

 

う~ん、微妙(失礼)。。。


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