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TVアニメ「本好きの下克上」第二部第十一話感想とか


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おつかれさまです。

今回のお話は 

正確には第二部二十五章。トロンべ討伐のお話。まぁトロンべってニョキニョキ生えてくる木のことなんですけど、今回は神官長と騎士団のみなさまがトロンべ討伐をしている間に残されたマインちゃんとその護衛の貴族のお話です。

 

神官長からマインちゃんの護衛を指示されたシキコーザはマインちゃんを威嚇する。この世界での貴族は基本的に平民を見下す役回りの人しかいないのでwこんな展開になってしまうわけですが、でもそれはマインちゃんの日頃の態度が透けて見えていることもちょっと原因じゃないかしらって気もするのよね。

マインちゃんの態度 

マインちゃんってさよく「下町の常識、神殿の非常識」って言い方しているけど精神的な立ち位置、居場所ってあくまで下町。ポジションというか心の正義は結局、下町の商人である自分にあるってスタンスじゃない?

 

だから神殿で貴族と接するときもわざと上辺だけへりくだって「余計なトラブルを避けられればそれでいい!」っていうね。でもそれ結局、自分が特殊な能力、強大な魔力を持っているという心の余裕、言い換えれば優越感からくる行動で、内心相手を見下していることに関してはマインちゃんも同じというわけでしょ。

 

子供のマインちゃんがそういう態度じゃ周囲にいる大人たちはイラっとするでしょう。でもマインちゃんは普段自分より格下の連中、それは下町の住人も含めてだけど、としか基本つるまないようにしているからそれがわからない。人を舐めた上辺だけの振る舞いっていうのは何かしら相手に伝わってしまうものなのよね。

ルッツ何してんだ?! 

マインちゃんがトロンべに縛り上げ拘束されていた時、

 

「ルッツ!助けれてくれ!」

 

と神官長から借りた指輪を通じて念を送っていたころ、ルッツが何をしていたかというとふつうに接客。マインちゃんの思念を感じ取りながらふつうに接客。おいおいこんな時までお客様は神様です、お客様第一主義かよ!まるでイ〇ンさんかよ!

 

いつもマインちゃんの側で偉そうにマインちゃんの体調管理をふかしていたルッツがマインちゃん最大のピンチに接客。接客が終わった後、店を飛び出すでもなくぼんやりと窓の外を眺めながら

 

「マイン・・・」

 

ってw申し訳ないけど放り出しちゃいけないほど大事な仕事じゃないだろっていうね。

 

マインちゃんのピンチを感じ取ったなら誰でもできる仕事なんか放り出して、何もできなくったってすぐに飛び出せよ!それが若さってもんでしょうが。どうせ作り話なんだからそれくらいやってよw

 

このあとマインちゃんに再会した時はしれっと何もなかったように、何も知らなかったように接するわけでしょ。ルッツもなんだかんだ口だけなんだよねぇ。。。

役立たずのフラン 

騎士団のシキコーザがマインちゃんに暴力を振るおうとしたとき、それを阻止しようとしてきたフランが一発食らってダウンしちゃってたんだけど、なんというかあんまりといえばあんまり。

 

そら仕事だから貴族にたてつくよりは適当にマインちゃん助けるポーズだけとっておいた方かいいのはわかるけど側仕えって「命に代えても」って感じじゃなくてあくまで雇われっていうのがよくわかるシーンよね。

 

神官長の事情聴取の際にはなぜかいなくなっているしね。フランも目撃者だろ、なんで黙ってんだっていう。マインちゃんを守るために飛び出す勇気があったのだから今、口頭でなんていくらでも証言できるだろうに。なんかもうねぇ。。。

最後は神官長 

事情聴取が終わった後、トロンべのもとへマインちゃんを連れて向かう神官長。

 

「私は勝てない勝負はしない」

 

っていうんだけどこれ冷静に考えるとカッコ悪くないかしらん。自分より弱い相手としか戦わないっていうことでしょ。この世界は身分制度以前に自分より格下のものに対してしかアクションをとることができない、なにかとてつもないニヒリズムwに支配されているような気が。

 

「負けるとわかってても戦わなきゃいけない時がある」

 

ってのが物語のロマンなんですよ。「勝てる勝負しかしない」なんてマジでがっかりだわwww

 

こういうカッコいいマインちゃんが観たいわけよw


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