おつかれさまです。
今回のお話は
正確には第二部十八章。マインちゃんと孤児院のお話。マインちゃんの側仕えになったギル、デリアは孤児院からうまいこと抜け出したので未だ孤児院で過ごしている孤児たちに後ろめたさを感じていた。
孤児院の院長室を間借りしているマインちゃんは興味本位から、神の恵み=自分らの残飯を与えに孤児院に向かうが、固く閉ざされた扉を開けたその先で、ゾンビのように食べ物を求め徘徊する孤児たちの様子を見て絶句する。また、汚らわしい孤児に触れられたことから精神的なダメージを受け気絶してしまう。
マインちゃんは下町の話をよくするけど、結局マインちゃんが目にしている下町の風景っていうのは中流以上の人々の暮らしなのよね。本来、自称下町であればそういった最下層の人々たちを目にすることもあるはずで、マインちゃんは貴族社会のルールを知らない上に下町の現実にも触れずに恵まれた環境を渡り歩いているだけの、ある種の世間知らずであったりするわね。
まぁ世間知らずだからこそ突飛な発想が出てくるわけでしょうけど。
今回の金儲け
衣食住で手懐けた側仕えたち同様、マインちゃんは孤児たちにも「働かざる者くうべからず」と搾取する側の理論で懐柔していこうとする。
孤児たちを救うのに自らが孤児院院長となり金と責任をもつ覚悟があるか、神官長に尋ねられたマインちゃんは「責任はもてねぇし金はつかいたくねぇ」と自らの浅はかさを露呈させる。
「革命はインテリが起こす、だから失敗する」とはいいますけれども、このマインちゃんの偽善が痛々しいばかり。なんでも言えばいいってもんじゃないんですよ、マインちゃん!!。
マインちゃんの覚悟とは
マインちゃんは町に出てルッツに相談するんだけど、またね、ルッツが自分は責任を取る立場じゃないからマインちゃんを焚きつけるわけよwそりゃ自分に火の粉はかからないわけだからいくらでも言えるわよね。
すっかりそそのかされたマインちゃん。孤児院にマイン工房孤児院支店を開設して孤児たちの労働力を搾取することを決める。年端もいかない子供たちを集めて肉体労働をさせるとかマインちゃん、ブラックすぎる。しかも万が一、責任問題が発生した場合にそなえてルッツにも共同責任があるようなスタンスでの行動。ちょっといくら特殊な能力でチヤホヤされてきたからって器が小さすぎて呆れたわ。マイン工房孤児院支店とかただのピンハネシステムなのに平気な顔をしている側仕え連中にもがっかりよw
マインちゃんとデリア
結局マインちゃんは現側仕えであるデリアに対しても衣食住を提供することで囲い込んでいるだけだからお互いに信用していない。それはフランとギルも同様で「デリアは神殿長の部屋にいるから信用するな」という。
あなた達ポジションとしたらマインちゃんの三銃士だろうにお互いに疑心暗鬼、自分だけは大丈夫です!ってか。どうもこの作品に出てくるキャラクターは曲者というかいやらしい感じがするわねw
ところで
あたくし原作未読、第一部未視聴なんですけどこんな解釈で大丈夫なのかしらんw
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