おつかれさまです。
今回のお話は
正確には第二部十七章。マインちゃんと側仕えのお話。ギルとデリア、マインちゃんと同じ年頃ながら身分制度故に自分を殺し、側仕えとなっている二人の物語なんです。
あたくし原作未読だからどういうニュアンスなのかわからないのだけれどちょっとマインちゃんがいやらしい性格に見えてきちゃいました、はい。
マインちゃんのお供
マインちゃんとお供のルッツ。
これがまたあたくしからするとマインちゃんの威を借る狐といいますか。今回神殿に同行してきたわけだけどギルとつまらないことで掴み合いになるのね。
で、マインちゃんは暢気に「下町ではやられたらやり返すのが常識。ギルはやられても仕方ない」なんて悟ったようなこと言ってるの。だけどギルがちょっかい出してきたのはそもそもマインちゃんに対してなのよね。それをルッツに攻撃させて平気な顔してるとか上に立つ人間の器じゃないわよw
そしてルッツ。ただの平民の分際で神殿に入ってきて暴力沙汰。しかもマインちゃんの名のもとに自分を正当化。育ちが悪すぎるw
マインちゃんのいう「下町の常識、神殿の非常識」は管理者にあたるマインちゃん自身の不徳の致すところが露見していただけで「なんなのこの子!」っていうw
マインちゃんの部下の躾
マインちゃんはギルやデリアに対して衣食住を不自由にさせ、最終的に「働かざる者食うべからず」という当然の理に見せかけた金の力で手懐ける。ぺコリーヌじゃないけどマインちゃんに対しては「ヤバいですね!」と言いたくなっちゃう。
結局、特殊な能力で特別扱いされた子供が不幸な身の上の他の子供を衣食住で釣っていいようにこき使う。どうなのこれwギルとデリアみたいな子供がなんとか仕事と食事にありつけて「マイン様~」なんて媚びている姿は見てらんないわww
ベンノさん。。。
デリアが自分の性を売り物としベンノさんの膝の上に尻を乗せてきたときにベンノさんは「俺に花はいらん」なんて言っていたんだけどここはね、まんざらでもなさそうな顔をして大人の見苦しさを見せて欲しかったわ。
マインちゃんサイドを聖人君子として描きすぎというかね。ベンノさんがデリアにブヒブヒ言ってマインちゃんを落胆させてほしいし、寧ろマインちゃんをそういう目(どういう目?!)で見ていてほしい。
汚い世界ってのを見せつけて、そこから自分の力、特殊な能力じゃなくてひとりのただの少女として汚れた世界を生きていく、その様を、そのドラマを見せてほしいわけ。
って一体何を期待しちゃってるのかしら、あたくし。
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