おつかれさまです。
イオンさんナマ言ってすいませんでした
というわけで緊急事態宣言解除後、かねて発表のあったように全国のイオンシネマさんで劇場版「響け!ユーフォニアム」シリーズの上映が始まっております。最初発表があった時に「イオンさんちょっと間が悪いわw」なんて舐めたこと言ってしまい申し訳ございませんでした。そして上映ありがとうございます。
劇場版三作を一日で鑑賞できるよ
イオンシネマさんの粋な計らいで、朝から「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」「届けたいメロディ」「誓いのフィナーレ」とぶっ続けで鑑賞が可能なタイムスケジュールとなっております。
ただし映画館の営業時間が短縮されておりますので朝一で乗り込まないといけないのが玉に瑕というところかしらん。
本日はあたくしの一番好きな作品を
というわけで朝から全部観るわけにもいかんざきシステムというか世間の事情が許さないようですので劇場版三作のなかであたくしがいちばん好きな「届けたいメロディ」を観てまいりました。
ちなみに原作はいまだに未読でございます。あたくしにとって「響け!ユーフォニアム」世界線はアニメ作品での物語なのよね。まぁ本当のこというと少しだけ漫画版を読んだこともあるんですけども、作品のなかでの話し言葉が京都の言葉なのでやっぱりアニメシリーズとはちょっと違う世界線だわよね。
あたくし的には京都に親せきがおりますので言葉自体は違和感ないです、はい。ただアニメで方言って難しいわよね。先日鑑賞した「君の名は」で三葉ひとりだけが訛っているような場合には受け入れやすいけど、「響け!ユーフォニアム」のように登場人物ほぼ全員がその土地の言葉を話す場合はネイティブからすると相当な違和感あるんでしょうしねぇ。
声優さんはプロだからできないことはないだろうけどやっぱり関東の言葉とはニュアンスが違うしリアリティが必要なのはそこじゃないような気もするし。
リアリティが必要なところ?!
まぁ今作「届けたいメロディ」でリアリティが必要なところ、説得力が必要なところっていうのは久美子があすか先輩に対していう
「後悔するってわかっている選択肢を選ばないでください」
って話でね。抗うことのできない、どうしようもない流れってやっぱり人生にはあって、それは稲葉浩志先生おっしゃるところの「はずれていく自分のピッチをどうにかしたいんだろう」と思いながらもどうにもできず本音を殺し無理矢理自分を納得させているあすかに対し真正面から切り込んでいく久美子。この校舎裏ゴミ捨て場でのやりとりね。ここにどれだけリアリティを持たせられるか。
ゆうたら全編この瞬間のためにあったようなもんでしょっていう。橘いずみ先生おっしゃるところの
「自分までだまし首尾よく生きてなんになる」
そこから目を逸らしつづけることが大人であると自分自身に言い聞かせているあすかの目を覚まさせる、この瞬間がね。色々こじらせた身としてはたまらんわけですよw涙なしには観てられないのです。。。
この映画のクライマックスは
いやまぁこの映画の一番のみどころ、クライマックスはあすかのお父さんが作った曲、それが記されたノートを引き継いだ久美子がその曲のタイトル「響け!ユーフォニアム」であることを知った時。このタイトル回収の場面だろ!っていう方もいらっしゃると思うんだけどねぇ。
確かにあすかと久美子が最初に出会った場所での別れ、そしてタイトルの意味。確かに良い。アニメ史上屈指の名場面は言い過ぎだけど左腕と頭部を失ったガンダムがジオングを打ち落とすラストシューティングくらいのインパクトはある。
でもここのタイトル回収をいちばんのクライマックスに挙げる方はある意味、良識ある先輩諸兄というかあんまり人生こじらせてない方だと思うのよねw物語のオチとしてはきれいにまとまってるのは認めますけども。。。
まぁそれはそうと
校舎裏のごみ捨て場で修羅場になっていたあすか先輩と久美子。話が落ち着いたころに葵ちゃんが教室の窓から顔を覗かせてあすかに声をかけるわけだけど、ちょっと二人がもめていたから声かけそびれていたってのは考えすぎかしらねw
アニメ放送開始から5周年おめでとうございます!
このイラストの素敵なところは旧三年生と新一年生が同じ制服姿で一枚絵の中に存在するパラレル感だったりあす香織、中吉川、久美麗、さっちゃんみっちゃんとコンビが並んで一緒に駆け抜けていくところだったり。さすがわかってらっしゃるわね。
京アニショップで予約受付中!!
届けたいメロディはジャケ写も秀逸。
イオンシネマさんこちらも上映よろしくお願いいたします。
グッズ関連は
そういえば帰りに「何かグッズはあるのかしらん」とコンセを覗いてみましたけど「届けたいメロディ」と「誓いのフィナーレ」のパンフレットしかなかったわ(なぜかタイトル・価格表記なし)。「北宇治高校吹奏楽部へそうこそ」は再販しないのかしらね。
で、「届けたいメロディ」のパンフレットは持っている気がしたんだけどお布施って感じでまた買ってしまいました。劇場の方に『「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」のパンフレットありますか?』ってお伺いした時に『「届けたメロディ」バージョンですか?』と確認されたのがなんだか可笑しかったわねぇ。まぁ確かに知らない人がしたらバージョン違いwに思うかもしれないわね。
「Sound!Euphonium The Movie ver.2.0」って表記も悪くないかもw