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川越高校演劇部「いてふノ精蟲」2019年埼玉県高等学校演劇中央発表会


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おつかれさまです。

初めての体験

あたくし男子校演劇部の舞台というのを観たことがなかったのでちょっと新鮮でした。男子校演劇部というと勝手に一世風靡セピア仲村トオル×清水宏次朗ビーバップハイスクール的な硬派な方々を想像していたのだけれど全然違いましたね。

暑苦しいけどプライム会員の方は無料で観られるわよ 

もっとスマートな、誤解を恐れずにいってしまうとアニメに出てくる青年っぽいスマートさっていうのかしらね。ツルッとスルッと。そんな印象でした。

舞台の物語とメッセージ

タイトルからしたらちょっと和製ホラーなストーリーなのかしらと思ったらこれまた全然違いました。学問を探求する物語でした。

 

みなさんの台詞回しが文明開化にかぶれていたかつての日本人らしさ、浮ついた感じをうまく表現していた反面、言葉の勢いで進めているようにも見えたりして。今の若い子たちからするとあの頃はもう時代劇の範疇だから、なじみのない言葉では仕方ない部分もあるわね。

 

物語の根底にあるのは地道に愚直に物事を積み重ねていくことこそが最後に報われるというか自分自身の救いになるというメッセージ。ある意味それは「こうであってほしい」という生徒さんたちへの周りの大人の願望でもあったりするのかしらん。

 

だからもしかすると演じている生徒さんたちからすると押しつけがましいメッセージになっちゃっていたかもwまぁ「こうであってほしい」って彼らなりの思いはあるのだろうけどもこの年頃だと毎日は常に大人たちや自分自身との「七日間戦争」だったりするからねぇ。

ツルッとスルッとしています 

この手のメッセージは素直に受け取れないかもしれない。まぁちょっと歳とって「理想」だけが人の心をつなぎとめておく最後の想いなんだってことに気づいてからこの劇の真の重さみたいなものがわかるのかもしれないわね。

 

さらに歳とっちゃうと「理想」より「現実」みたいな方に傾いてしまう、わかったような顔をしてね。まぁそれが悪いわけじゃないんだけどw

 

いつでもどこにいても自分の気持ち次第でその志を貫いていく、それこそが道を究めるということ。始まりは自分の意志でなくても、そこから一つ拘ることを見つけることできたなら生きる道、人生とは己が納得できる場所に辿り着けるのではないか。

 

なんて会場の生徒さんたちに届け!この気持ち!みたいな勢いがあんまり暑苦しくない演技で繰り広げられるwところが受賞した理由なのかしらん。

説教臭くなくても汗臭くなくても暑苦しくなくてもいいじゃない

そう暑苦しくないっていうか説教臭くないようにうまくまとめているのよね。だからスッっと胸に入ってくる子もいると思うのだけれどあたくしみたいな年増にはもうちょっとくどい方が好みだわ。

 

なんというかこの舞台を観ていると汗臭くない説教臭さは文豪ストレイドッグス的な女子受けするような要素っていうのかしらね。根底に骨太なメッセージがあっても暑苦しくないのよ。

 

ちょっと中性的なところってのは敢えてなのかどうかわからないのだけれどオネェからするとそれが川越高校演劇部さんの魅力なのかもしれないわね。そうそう劇中の登場人物は男子校だからか男性しかいなかったのだけれど女装は教育上よろしくない判断だとしたらちょっと古風な校風だわよww

アクリルアートボード ツルッとスルッとしています

 

興味のある方は公式ガイドブックを見てみてね 

 

siro-touch.hatenablog.com

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