おつかれさまです。
今日のヒロインは誰?!
もう5週目とか早いわねぇ。澤村ちゃん澤村ちゃん言ってるけどいつも加藤恵さんの話ししかしていないような気がいたします。やっぱりねぇそこがヒロインのヒロインたる所以というかニワカのあたくしでも語りたくなるのはめんどくさいヒロイン加藤恵さんになってしまうのよね。しかしながらあたくし澤村派、エリリストですから公開5週目にして澤村ちゃんについて語りたいと思うのよね。澤村ちゃんの第一印象。実はあたくしの中では、この人 凸守早苗さんと被りまくっていたのよね。
まぁそれビジュアルだけのことかと思いきや劇中でオマージュなのか安芸君が大阪から戻ってきて交渉の結果報告の際に澤村ちゃんが凸守さんと同じ攻撃方法、ツインテールを使用したミョルニルハンマー的なそれを見せてくれるので映画館の暗闇の中で苦笑してしまいました。映画冒頭での波島出海ちゃんの台詞「いまどき金髪ツインテールヒロイン」であるようにかなりベタなビジュアルイメージである澤村ちゃん。
それでもあたくしたちエリリストは澤村ちゃんについて行く
それでも澤村ちゃんでしょ?!って言いたくなるのはやっぱり安芸君と加藤さんがつきあっている件について星空の下、安芸君と対峙するシーンでの彼女の立ち振る舞いがやっぱりヒロインだから。まずね、一人、安芸宅の外で冬の星空を見上げ想いを馳せている自分を安芸君に見られて何事もなかったかのように「涼んでた」と語るクールさね。まぁそんな強がりの裏返しの芝居に澤村ちゃんの乙女としての意地らしさが滲みでているわよね。当然、安芸君も「なにいってやがる」って調子で「冬だぞ」って突っ込みをいれる。「波島出海が暑苦しくて」って一人外で涼んでいた真相に触れないような言葉を返す、やっぱり意地っぱりでカッコつけな澤村ちゃんなのよね、この場面。屋内に戻ろうとする澤村ちゃんに安芸君が「話しておかないといけないことがある」と切り出す。そこですでに安芸君と加藤さんがつきあっていることを逆に突きつける澤村ちゃん。ドラマや!アニメじゃない!アニメじゃない!これは恋愛ドラマや!とまたしても一人客席でニヤニヤ。
今、実写でやったら白々しすぎるけどねw
この全体にそこはかとなく漂うCX系トレンディドラマ感ってのがね、ライトノベル世界にはまだ残っているんだよね、良い意味で。まぁそれらに影響を受けた世代が今度は作り手に側になっているってのはあるんだろうけども。玄関ドアの前で振り返り動揺してる、安芸君に対し「あたしのこと好きだった?!十年前、あたしのこと好きだった?!」と叫ぶ澤村ちゃんに対し「知るか!!知るか~!!!」と返すしかできない安芸君。この二人の十年っていうのがね、大人の十年とまた密度違うじゃない?世界も狭いわけだし。そのなかで出会った二人。人生の多くの時間をともに過ごした二人はあらためて「好き」とか語れない関係なんだけど、あえてここでそれを訊かずにはいられない、前に進むためにはそれを訊くしかない、で、そしてそれは明け方の涙へとつながっていく。
もちろんオリジナル曲もいいんだけど
もうね、明け方の場面とかBGMは角松敏生の「この駅から・・・」でお願いしたい感じですよ。いや劇中ではもちろん冴えカノにマッチしたオリジナル曲なんですけどあたくしの心の中ではここはもうどう考えてもこの曲。
迷わないで 振り向かないで うつむかないで
終わった恋は まだ見ぬ時を教えてくれる
これからの 旅のはじまり
角松先生、最高です。でエリリストとしてはこの場面を用意してくれた「映画も冴えない製作委員会」に感謝なんだけどこの曲使ってくれたらさらに大感謝だったわねぇ。まぁ「ラブストーリーは突然に」を起用してくれただけども「やってくれるわね!」って感じでしたけど。それにしても5週目来場者特典、書き下ろし小説+複製原画15枚セットとか豪華すぎでしょw