スポンサードリンク

超平和バスターズ新作「空の青さを知る人よ」を観てきたわよ!(ネタバレありでございます)


スポンサードリンク

おつかれさまです。

秩父三部作完結編?!

超平和バスターズって「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」そして「心が叫びたがってるんだ。」を手掛けた監督・脚本・キャラクターデザインの御三方のチーム名。今回、秩父三部作の映画「空の青さを知る人よ」で再び終結ってことなんですけどTOHO×CX的なノリがいいのか悪いのかあたくしは前2作はあんまりピンとこなかったのよねぇ。肌にあわないといいいますか。まぁ「ながら」でしか観てなかったらってのもあるんですけど「タイトルは上手いわねぇ」ってところどまり。今作のタイトルは有名な「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」から。で、今回もまたタイトルは(ryって感じでした。そんなこというとちゃんとしたファンの方に怒られちゃいそうですけど腰を据えて観る感じではなかったのよね。

タイトルで惹かれるだけじゃない

でもね、今回は違いました。もう一回言っちゃいます。今回は違いました。申し訳ございませんでした。オネェいやオトナにちゃんと刺さるんです。空の青さが目に沁みるんです。若い子、観てわかるかなってくらい大人に刺さります。だいたいテーマ曲の「ガンダーラ」がグッとくるのって年齢層わりと高めじゃないのっていう。

台詞がいちいち胸に刺さります。。。

クライマックスで高校生のしんのと30歳を過ぎた慎之介、過去と現在の自分が向き合ってしまう場面があるんですけどもそのなかでね、高校生の自分から「うまくいかないこともあるかもしれないけど、将来おまえになってもいいと思わせてくれよ」的な台詞があるのよ。過去の自分からこれ突きつけられるとねぇ痛いです。ほんとうに痛いです。あの頃思い描いていた大人に、夢見ていた頃の自分が願っていた未来の自分に着地できたかどうか、それ考えると大なり小なりみなさま胸が苦しくなるところがあると思うんです。思い通りにならなかったこと、で、それ本人の力不足とか他人は簡単にいうけれど納得できる理由ばかりじゃないじゃない?だから大人になった慎之介がやさぐれているのもわかるのよね。川の流れと同じで泳ぎ切ることだけで精一杯の瞬間だってあるはずなのよ、人生。選べる道はいつだってひとつなんだからうまくいかないことはあっても、それでも少しくらいは「良かったな」って思える瞬間があったかどうか。そこなのよね。森雪之丞先生おっしゃるところの「どんなにあざといペテン師も自分に嘘はつけない」わけだから。

空を飛んでいく理由

まぁ劇中の結論としては「まだまだ着地してないんじゃねぇの?あたくしたち」っていうことなのよね、きっと。劇中クライマックスで空を飛んでいくシーン。あれやっぱりまだ着地してない、まだまだ飛んでいる最中なんだよってことだと思うんです。エンドロールであかねと慎之介の結婚式の描写があるけどでもまだ着地じゃないんだよね、飛んでるの。飛び続けてるの。ここがゴールじゃない、始まりじゃない。いつだって夢の途中なんですよ。いつからかどこからかあきらめない。そんな映画でございました、はい。

ガンダーラが見える人はいいわよね

鬱状態の時は、観ない方がいいかもね。「ダメだなぁあたくしは。。。」って余計に思っちゃうわよ、きっと。劇中に「そんなに急いでどこ行くんだよ?!」「ガンダーラだよ!!」ってやりとりがあるんだけど、そこね。色んな意味で泣きそうになります。あたくしのガンダーラどこにあるのよ。。。

f:id:siro_touch:20191110010958j:plain

あたくしのガンダーラです。。。(すいません、コラボ先のスイーツパラダイスです)

 


スポンサードリンク