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2019年度 埼玉県高等学校演劇連盟 西部A地区 秋季地区発表会にお邪魔したわよ 埼玉県立朝霞西高等学校 「ラストチャンスは二度やってくる」 編


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おつかれさまです。

本日のトリはこちら

初日のトリは朝霞西高校さん。こちらの舞台は安心して観ていられるっていうのかな。高校生演じる高校生の物語だから観ている方からするとまず違和感がないのよね。そして笑いあり涙ありと。あ、でもこれ生徒さんたちからすると登場人物の負の感情はあんまりわからないかもしれないわね。タイムトラベルで高校時代に戻るって今がその高校生なんだからねw逆にあたくしたち年増からするとビビッと胸にきちゃうようなところはね、やっぱり過去に戻るっていうところはね、あると思うのよねぇ。やっぱり歳っとからじゃないとリアリティのある過去って存在しないじゃない?変な言い方だけどw

安心?!説得力?!

で、安心して観ていられる一番の理由は良くも悪くもアニメ的というかキャラがちゃんとしてること。もういきなりキャラが立ってるんですよ。もちろん舞台に立っている生徒さんや演出の方の技量もあるんだろうけど、ほんとうにキャラが立ってる。で、そのキャラの立ち方が「いるいる、こういう子いるよね」っていうベクトルじゃなくて「いないわ!絶対いないわ!」ていう方向ね。だからリアリティを追求していくような舞台ではなくて「これは演劇なんですよ!架空の世界なんですよ!何でもアリなんですよ!」っていうのをはじめからガンガン提示してくるっていう感じで。だから劇中でのタイムトラベルのインチキ臭い説明や装置も良い意味で納得できるというか違和感ないのよね。説得力のなさが却って観客を納得させる力になっているというw

そんなこんなで物語は

物語は大人になって集まった同窓生が高校時代に戻って云々って話なんだけれどもまぁ演じている生徒さんたちにとってはそのまさに高校生活真只中なのでうしろ髪ひかれ隊歌うところの「青春はいつだって一度きりだから」っていうほんとうの意味ってまだわからないじゃない?!そういう彼氏彼女たちの演じる「高校時代に戻りたい」っていう大人の心情ってのはとっても興味あったわねぇ。「あの頃に戻れたら」って基本的には後悔を抱えて生きている人間の気持ちでしょ。だから過去に戻ったらことの大小はあれ何かしらをやり直そうとするわよね。そして過去の改変は別の新しい未来を生み出すはずでその世界には後悔をしていない自分がいるはずっていう。でも後悔がなくなってたら過去に戻ろうとか改変しようって思わなくなるはずだからそれ違う未来に行っちゃってるんだよ、結局過去に後悔のある自分ってのはエンドレスなのよってのはあるわよね。

タイトルの意味

タイトルの「ラストチャンスは二度やってくる」ってのは、まぁ一度きりの青春をワンモワタイムってことで当然初めは一度きりって自覚はないじゃない?実は何から何まで人生すべてがラストチャンスなんだけどもそれじゃそのラストチャンス=青春の一場面をもう一度やり直すことができたら、ラストチャンスがもう一度あったら、うまいことできるわけ?!っていうことよね、きっと。で、それやり直しのできない生の舞台、演劇だからこその提示っていうのかしらね。そういうのも感じたりしたんだけれどもまぁちょっとあたくしの考え過ぎかしらねw

気になったところとか

気になったというか気を惹かれたところというかw受付は発表会に参加される高校の生徒さんが交代でされているようなんですけども二日目だったかな?こちらの高校の生徒さんが担当されていた時に退場するオーディエンスに深々とお辞儀をしていたのがちょっと印象的でした。なんでかしらね、ちょっとセンチな気分になっちゃったわwなかなかできないでしょ、そういうこと。オーディエンスは身内だけじゃないってのきちんと意識されているのか、丁寧なご対応で大変恐縮でございました、はい。

 

siro-touch.hatenablog.com

 

 

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朝霞市コミュニティーセンターの入口

 

青春はいつだって一度きりだから♪って曲よ、ナツいわねw


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