スポンサードリンク

第68回比企地区秋季高校演劇発表会にお邪魔したわよ 埼玉県立鳩山高校「シスターシスターシスター」 編


スポンサードリンク

第68回比企地区秋季高校演劇発表会 鳩山高校 編

おつかれさまです。

いやねぇほんとは朝から行こうかと思っていたんだけれどまたしても寝過ごしちゃって。ダメ人間ですいません。というわけで午後から久しぶりに東松山の地を訪問。市民活動センターで観劇をしてまいりました。鳩山高校さんは演劇部さんは現在2名しかもお二人とも1年生ということで演劇ユニット的な感じなのかしらね。舞台もセットらしきセットはなく丸椅子くらい。で演目は「シスターシスターシスター」。ちょっと懐かしめの作品だけれど令和の時代の解釈というか、いつの世の中にも通じるものってのはあると思うので楽しんでいただければ、とは顧問の先生の弁。ローカルなネタ、会場のある東松山市への高校のある鳩山町からの憧れとかね。土地勘のある人じゃないと笑えないように見えて実は普遍的なネタだったりするしネイティブじゃないあたくしでも充分仕込みはわかるようになっていたわね。

物語は

妹が自殺したいと姉に告げるところから始まる物語なのだけれど「本当の自分とは最後まで自分以外に知られることはない」というあくまで「他人から見た自分がこの世界の自分なのであって、他人から求められている自分像を演じていくしかない」っていうね、群衆の構成員としての人生っていうのかしらん。若いころそれに気づいてしまうとやっぱりねぇ息苦しくなるわけよね。そこに折り合いをつけていくのが「大人になる」というか「大人になりましょうよ」ってことなんだけど「大人にならない、なりきれない」人もいるわけで、今回そんな物語をフレッシュな高校一年生のお二人が演じておりました。二人でセットのない空間、間をもたせるってのはなかなか大変なんじゃないかなと思うのだけれどそのあたりはあたくしからするとうまくやっていたんじゃないかしらね。

ブランニュー鳩山高校演劇部のテーマ?!

求めすぎてしまう姉と応えすぎてしまう妹。どちらも本当の姿をさらせないままという寂しさっていうのは舞台に立つ生徒さんの同世代のオーディエンスには伝わりにくいものがあるかもしれないけれど、あえてそういった題材を経験値のまだ浅いフレッシュな二人組が演じていくっていうこと、そこが今後の演劇部の生徒さんたちにとって大切なことというか鳩山高校演劇部さんのテーマを探すっていうのかしらん。演じることってのは他人を演じることでありながら自分を演じることなんだっていうね。そこを掘り下げていくことが今回の舞台の裏テーマというか顧問の先生が演劇部の生徒さんに投げかけたことなんじゃないかしらんとかわかるようなわからないようなわけのわからんことを考えつつ鳩山高校演劇部さんの舞台を見届けた次第でございます。


スポンサードリンク