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埼玉県立入間向陽高等学校第四十二回定期演奏会、雨の入間市市民会館、孤独でびしょ濡れの巻


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2019/06/22

 おつかれさまです。

ちょっと前の話だけれど。

「オネェの一人女子高文化祭とかやっぱりハードル高いわねぇ」なんてブツブツ言いながら東松山の地を後にしたあたくしが向かったのは土砂降りの入間市。今日は午後から埼玉県立入間向陽高等学校第四十二回定期演奏会にお邪魔したのよね。そういえばここ三年生を贈るセレモニーがなかったのよね。気のせいだったのかしら。最近鑑賞したところはそういうコーナーありだったからなんだか違和感があるわね。客席前方は中高生と保護者席に、一般客は後方席になんて分けていたのになぜか在校生の皆さんが後方席に着席。席をわけるならちゃんとやれやとw。

校長先生のありがたいお話。

自慢の部活だそうです。以前の演奏会を鑑賞したお客さんから大好評だった演出時のお便り紹介とか「え?!ラジオ深夜便?!」かよっていう。始まる前から校長わが校自画自賛ちょっとやりすぎ。まあでも部員も約90名の大所帯ってことだから、そら校長先生も語りたくなっちゃうのかな、まぁなんだかもうね、確かにけっこう席も埋まってるしね。後方席もかなりお客さんがいるので地元の方にも大人気って感じなのかしらん。

見どころは?

まぁ実は演奏より指揮をされてる顧問の先生がとても気持ちよさそうなのでそちらに気を奪われてしまったわけですが、大所帯だと当然ステージに上がれる人数は限られてくるわけでそういう意味でとっても圧の強いステージングっていうのかしらね。ちょっと息苦しいわ。まぁ実際ギスギスしているかどうかわからないけどもw「中国の不思議な役人」とかあたくしのようなトーシローにも『なんだかヤベーことやってるわね』ってのがギンギンに伝わってくる仕上がりでまいったわ。いやたまたまあたくしの近くに在校生の方が開演間際に大量になだれ込んできたもんだから、そのせいで圧を感じていたのだったかよくわからないけれど。もののけ姫だったかな。終いには部員全員ステージに登場して演奏とか先生やりすぎ的なね、チャレンジングだわねぇ。もうステージパンパンよパンパン。そういえば最後の部のポップスステージって選曲にお約束とかあるのかしらね。たまたまなのか定番曲なのか、おふざけが許される(失礼!)楽曲が限られているのかわりと他所と被るような感じあるわよねぇ。衣装も最初の『今日どっか葬式?』いやフォーマルな黒装束から吹奏楽部Tシャツに制服スカートスタイルでカジュアルにチェンジ。やっぱりみなさん若いわよね、こういうスタイルになると一気に若さ、人生のアーリーサマーってイキフンのオーラが迸っちゃって草臥れオネェとしたら思わず目を細めちゃう。

校長先生のトークは前振りだった!

そしてここで冒頭校長先生のトークであった大好評だったご自慢の演出再び。ダンスメンのみなさんが客席通路降臨、オーディエンスにサイリウム配布の展開。しかしここで何故かあたくしはサイリウムを貰い損ね、いや寝もちろん起きてたのよ、しかしながら会場のみなさんが一体感丸出しで演奏に合わせてサイリウムを振っている中、手ぶらよ手ぶら。あたくしだけ手ぶら。手ブラじゃないよ手ぶら。遠くからLONELY☆WILD聞こえてきちゃったわよ。なんだか肝心なところで空振りするあたくしの人生が凝縮された瞬間っていうかあたくしってどこまで行っても居場所がないのねってマジこれ、ちょっと居た堪れない気持ちにTシャツも涙でびしょ濡れwきっといつの日か~♪

わりと強気です。

こちらのアンケートは次回DMお届けのための住所氏名欄がなかったんだけど集客に自信アリアリなのか個人情報の扱いが面倒wなのかしらん。顧問の先生のお話だと前回の定期演奏会よりプログラムを増刷したのに残りわずかだそうでよりたくさんの方に演奏を聴いてもらえるようになってきて校長先生がまた喜んじゃいそうだわね。こちらの会場ははじめて来たのだけれど、客席への二か所ある出入口、退場時に女子トイレ側の出入口からでないとお見送りの生徒さんに会えないというかw男子トイレ側からだとお見送りの背後に出てしまうのでまぁ色々面倒な方は出入口の選択にご注意くださいませ。

いちばん感心したのは実は、

あたくし実は終演後ちょっぴり感動したのは実はスタッフで参加されているOGさんたちの対応。賑やかなお見送りから離れた出口でアンケートと筆記用具を回収されていたのだけれど、アンケート用紙回収ってほとんどが奏者でもある生徒さんがしていることが多くて馴れ合いついで(失礼!)みたいなまぁこれは生徒さんが悪いわけじゃなくてそこで話しかけちゃう大人が悪いんだけど。こちらの学校はそうならないようにOGさんが裏方としてきちんと会場出口で回収されているのよね。プログラムの配布をしているOGさんはよく見かけたけど終演後アンケート回収しているOGさんてあんまりいないじゃない?そういう校風なのかもしれないけれど来てくれたお客さんに本当の意味で最後に「ありがとうございました」って挨拶してお見送りしているのは顧問の先生でもなく奏者の生徒さんたちでもなく彼ら彼女らを本日の主役としてきちんと立てている彼女たちで。その凛とした姿に心の中で「おつかれさまでございます」と拍手を送りながら足を踏み出した入間の街は相変わらずの雨模様だったけれどあたくしの心には少しだけ晴れやかな空が訪れていたのでした。

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雨に打たれてやってまいりました。

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途中で見かけたヴァイオレットちゃん

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立て看板は書道部の方なのかしらん

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